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スケールの覚え方

2004.9.10

人それぞれ覚え方があるので「こうしなさい!」なんて言えないのだが、ここではオレ個人がこうやって覚える、ってのを書いて行きたい。参考にして頂きたい。

まず初めに指板表を作る。昔は画用紙にマジックで縦5、横22の表を作って(これで6本の弦と22フレット)、そこにスケールの音を丸していったが、今は本サイトの指板表はエクセルで製作し、印刷している。

本サイトをご覧の方はエクセルでもワードでもその他ペイントツールでもなんでもいいが、画用紙と同じく縦5、横22の表を作って、そこにスケール音をドットして行けばいい。音符を入力したら勝手に指板表を作ってくれるフリーソフトとかありそうな気もするが、エクセルで力技で作ってもそんなに時間は掛からない。

スケール本を買えば済む問題ではあるが、スケール本は大概メジャースケールだったらC、マイナースケールだったらAmをルートとして書かれているので、DもEもFもキーとしたスケールを一目で判るようにしたいと思ったら自分で作るしかない。

そう、オレは常に1つのスケールに対して7音の指板表を作っている(流石に#は作っていない)。今、ハンガリアンマイナースケールを暗記中で、これはマイナースケールなのでAm、Bm、Cm、Dm、Em、Fm、Gmをキーとしたそれぞれの指板表が手元に印刷されて存在している。

1つ作ってしまえば、エクセルでもワードでも位置をずらすだけなので(大概はカット&ペーストで何とかなる)、7つ作ってもパソコンの操作に慣れてさえいれば30分くらいで済んでしまう。1オクターブ分(12フレット分)まで作り、それを切った貼ったすれば簡単に出来上がる。

出来上がったら最初に覚えるのがメジャースケールだったらCがキーのもの、マイナースケールだったらAmがキーのもの。特にコレと言った理由は無いが、どちらのキーもちょうどギター指板の中央部分を多く使うので最初に練習するには適しているのではないかと思っている。

さて、指板表が出来上がったら全体を暗記する事はしない。オレの場合、部分部分で暗記するようにしている。俗に言われる第1ポジションとか第2ポジションとか、それを1つずつ暗記していき、最後に22フレットを使えるようにしていくのだ。

例えばAハンガリアンマイナースケールの場合、第1ポジション近辺は下の図の通り。

それぞれ1オクターブ分を1、2、3の順に覚えていく。この時に単に覚えるのでなく、Amがキーの曲を見繕って再生し、曲に合わせながらのスケール、そしてフレーズ練習を始める。ハンガリアンマイナースケールの場合、ちょうどオジー・オズボーンの曲にぴったりと合うのでほとんど彼の曲で練習している。

オジーの曲で手持ちの物は全てパソコンにインストール済みで(勿論個人が楽しむ範囲でのコピーだから違法ではない)、その中からキーがAmの曲を幾つかピックアップし、音楽再生ソフトのリスト機能を使ってそれを延々とループさせているのだ。

オジーの曲をバックにまずは印刷された指板表を見ながら位置確認がてら上図の1を2を3を延々と上下する。次に指板表を見ないで同じく1、2、3を上下。ここで躓いたら再び指板表で確認。そして慣れてきたら単に音を上下だけでなく、チョーキングやスライド、ハンマリングオン、プリングオフ、トリル等を使ってちょっとした最小限のフレーズ(モチーフ)を作っていく。

この時、本レッスンで再三述べているが、ルートで始まり、ルートで終わるフレーズを作る。この場合AmがキーだからAで始まりA(オクターブ上のAも含め)で終わるようなフレーズを考えるのだ。

余談だが、とにかくフレーズの基本はルートで始まりルートで終わる事。これさえ守られていたら喩え途中でスケールにない間違った音を弾いてしまっていても違和感を感じない。極端な話を言えば、ある程度1音1音が短かったらルートで始まり、ひたすらクロマチック音階を弾いて(半音ずつ上がったり下がったり)ルートで終わってもおかしくはないのだ。

さて、これに慣れたら今度は1オクターブ上、例はAmだから17フレットを中心とした部分で全く同じ練習の繰り返し。続いて裏のポジションとも言える12フレットを中心とした部分の練習。後は0フレットから22フレットまで一通り弾けるように日々努力する。

Amをクリアーしたら今度はキーがBm、Cm、Dm〜と練習を重ねていく。ロックの場合、BmやFmの曲を見つけるのは難しいが、それは音楽再生ソフトの方でAmの曲を1音デジタル処理をして上げてやり、Gmの曲を1音下げて再生してやれば済む。最後に#をキーにした、A#m、B#m、C#m〜・・・の練習。

ここまで来ればほぼ暗記、マスターしたと言ってもいいだろうが、最後に、自分でMIDIを作ってそれに合わせて1分くらいのギターソロを録音する。録音して後で聴くと言うのがポイントで、弾いている最中は大概次のフレーズ、次の音をどうするを考えているので、弾いたフレーズが果たしてかっこいいのか判っていない場合が多い。だから録音して後に吟味する時間を与えてやらねばならない。

今回、10数年振りに新しいスケールを覚えている訳だが、1日30分(それ以上やると飽きてしまうし、一夜漬け風な覚え方はすぐに忘れてしまう)で、そうだなぁ、1ヶ月も上記の練習を励行すれば完璧にモノに出来るに違いない。

1つのスケールで1ヶ月!、なんて思う無かれ。いつもの言葉、人生80年、その中のたったの1ヶ月なのだ!。しかもスケールを覚えると言う事は左手の指練習も兼ねるので、初心者には当たり前だが重要な練習である。



   



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