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ブルース進行

2004.9.13

おっとどっこい、ブルースで遊ぼうなんて言っておきながらブルース進行を全く説明していなかったではないか!。

ブルースとは主にトニックコード(キーコード)とサブドミナントコード、そしてドミナントコードの3つから成り立つ12小節の、1種のコード進行の事である。サブドミナント、ドミナントが理解出来ない方も多いと思うが、いずれコードに関する理論も本レッスンで行う予定なので、それまではそういうコードがあると言う認識で十分。今は単純にそれぞれのキーに対して下表のコードを使うと覚えて頂こう。

ブルースで基本的に使うコード(マイナーキーではそれぞれがマイナーコードになる)

キー トニックコード サブドミナントコード ドミナントコード
C C7 F7 G7
D D7 G7 A7
E E7 A7 B7
F F7 B♭7 C7
G G7 C7 D7
A A7 D7 E7
B B7 E7 F#7

今回はAブルースのコード進行を示す。1セルが1小節と考えて欲しい。

Aブルースの基本

A7 D7 A7 A7
D7 D7 A7 A7
E7 D7 A7 E7

曲によっては7th部分が6th、9th、13thになったり、サブドミナント、ドミナントコードだけでなく色々と代理コードが使われたり、ジャズっぽくするのにディミニッシュコードを使ったりもするが、基本は上表の通り。前ネタのMIDIデータは主に6th、7th、9th(A6、A7、A9と言ったコード)を使っている。

このような12小節のブルース進行が延々と繰り返し演奏されて1つの曲になって行く。これはブルース特有のものでなく、ロックンロールやロカビリー、はたまたブリティッシュロックにも良く使われるコード進行で、有名どころではLed ZeppelinのRock And Roll、微妙に端折られているがれっきとしたブルース進行である。

とりあえずブルースを全くご存知ない方、上の表の通りに、シャッフルのリズム(タッタ、タッタ、タッタ、タッタで1小節)で弾いてみれば勝手にブルースのニュアンスになってくれるのでお試しあれ!。

ブルースをもっと知りたいと言う方は、是非、B.B.キング、アルバート・キング、フレディ・キングの3大キングさん達を聴いてみるといい。こんな単純なブルース進行なのに奥が深く、学びがいがあるぞと思わせてくれる筈だ。ちなみに本レッスンでも紹介している同じフレーズを繰り返し演奏するラン奏法、これはフレディー・キングが確立したとされている。

いずれのギタリストもベスト盤やライブ盤(ブルースの醍醐味はジャズと同様にライブにある)が存在するのでそれをまずは1枚、買うか、借りるかしてみよう。特にB.B.キングは日本でも人気があり、町のレンタルショップでも図書館にも大概何枚かは置いてある。

そして、よりロックしているブルースを聴きたかったらLed Zeppelinのジミー・ペイジ、John Mayall & Blues BreakersやCreamでのエリック・クラプトン、Jeff Beck Groupでのジェフ・ベック。そう、ブリティッシュ御三家ギタリスト達の音楽を聴かれるといいだろう。1990年以降のゲイリー・ムーア、アルバムタイトルに「Blues〜」と付いたアルバムや彼が参加したBBM(ブルース、ベーカー&ムーア)はさらにハードロックしているから十分に楽しめるに違いない。

美しいコード進行、美しいメロディ、胸がドキドキしてしまう超速弾き、そんなネオクラヘヴィメタル、LAメタルなんかが大好きな人にはきっとアンニュイなナツメロ程度にしか聴こえないだろうが(特に3大キングのアルバムは)、ロックギターの耳で聴く参考書として是非何枚かは所持したいものだ。



   



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