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チャーチモードその3

2004.9.21

今までドリアンスケールとミクソリディアンスケールの2つのチャーチモードを紹介したが、今回はリディアンスケールについて書いていきたい。

実は当初はこのスケールを紹介するつもりはなかった。と言うのも使い勝手が良く判らなかったからだ。どう弾いても外れた音に聴こえてしまい、自分自身がピンと来なかったのだ。ところが、たまたま聴いたジョー・サトリアーニの曲でこのスケールが使われていて「なるほど、これだったら使えそうだ」と「ネタになりそうだ」と。

先ずはサンプル音源を聴いて頂こう。民族音楽風とはちょっと違うけだるいフレーズを作り出せる事が判って頂けると思う。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
MP3 DATA
リディアンスケールの例
MP3 DATA
リディアンスケールの例

このリディアンスケールはメジャースケールの第4音を#させたスケールとなっていて、言い換えると、例えばCリディアンスケールはGメジャースケール、もしくはEナチュラルマイナースケールと言葉を変える事が出来る。下に今回サンプル音源で使っているCリディアンスケールとG#リディアンスケールの指板表を示す。

Cリディアンスケール(=Gメジャースケール=Eナチュラルマイナースケール)

G#リディアンスケール(=D#メジャースケール=Cナチュラルマイナースケール)

このスケールの特徴は#4thの音にある。この音を効果的に使えるか、否かで耳に馴染むフレーズとそうでないフレーズとに分かれてしまう。冒頭で「使い勝手が判らなかった」と書いたが、まさにここ、今までずっと#4thをうまく絡めたフレーズを作り出せないでいたのだ。

そしてこの#4th音をより効果的にしてくれるのがバックのコードの響き。当たり前だがコードに#4thの音を加えてやるのである。#4thをコードの含ませる場合、の1オクターブ上の音を加えるのが定石のようで、これを「add#11th」と呼ぶらしい。

テンションコードが理解出来ないと言う人がいるが、難しく考える事はない。単にコードに1オクターブ上の「ある音」を加えるだけで誰でもテンションコードは弾ける。勿論ある一定のルールがあるが、耳で聴いて心地良ければ理論抜きでどんな曲にでも使える。

今回の音源はCとG#を使っているのでそれぞれCadd#11th、Gadd#11thと言うコードを使っている事になる。下のTAB譜の最初の小節が幾つかのCadd#11thの押さえ方の例で、2〜3小節目は実際に今回の音源で弾いている譜面とした。

ちなみにadd#11thと同じ響きを出す一番簡単な方法は#4th音をそのままパワーコードで使ってやり、例えばコードがCなら、6弦8フレット、5弦9フレット、4弦10フレットの3本だけで弾く(Cdimをパワーコードで弾く時と全く同じ指使いとなる)。

リディアンスケール練習用MIDIデータ

速弾きをするのであれば、リディアンスケールだとか、#4thを特に意識をしないで、それぞれCリディアンスケールをGメジャースケール(Eナチュラルマイナースケール)、G#リディアンスケールをD#メジャースケール(Cナチュラルマイナースケール)と考えて弾いてもさほど問題はないが、音を伸ばすようなもったりとしたフレーズはルート音(CとG#)にそれぞれの#4thの音をうまく使わないとリディアンスケールを使う意味がない。

最初はこのスケールの第3音と第6音をわざと使わないで練習すると雰囲気を掴めると思う。Cリディアンスケールで言うなら、まずはCDF#GBC(ドレファ#ソシ・1オクターブ上のド)と弾いてみて欲しい。民族音楽っぽいフレーズになる筈だ。

これに第3音と第6音であるE(ミ)とA(ラ)を加えるとメジャーっぽい響きになるので、自分がどんなフレーズを作りたいかで第3音と第6音をどう処理するか、引き算して捨ててしまうか、足し算で加えるかして行こう。

遅れ馳せながら最近オレも気付いた事なんだが、ペンタトニックスケールと言うのはナチュラルスケールから引き算して、沖縄独特のオキナワンスケールもナチュラルスケールから引き算して作られている訳で、この手のモードやその他の民族スケールでも自分のイメージによってはスケール内の全ての音を使う必要はないのである。



   



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