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スケールを考えよう |
2005.3.31 |
しつこいが下がAマイナーペンタトニックスケールの第1ポジションだ。
Aマイナーペンタトニックの基本ポジション(第1ポジション) この項を読んでいる読者はきっとこのポジションを練習し、進みの早い読者からその他のポジションをブロック単位でマスターしている最中だと思う。これはこれでしっかりとやって頂きたい。最終的には0フレット〜22フレットまで全てが使えるようにならないとならないのだから・・・。 その練習と平行して今回のネタも合わせて練習して頂きたい。題して「基本ポジションを少し広げて音域を増やそう計画」。つまり第1ポジションに隣接する第2ポジションと(オクターブ低い)第5ポジションの一部を使ってしまおうと言うお話だ(第6話の復習である)。
Aマイナーペンタトニックの基本ポジション(第1ポジション)+α 音域としては下に1音(6弦3フレットのG音)、上に1音(1弦10フレットのD音)増えただけなのだが、上のD音をチョーキングをすればE音まで出るので、これだけで第1ポジションだけのフレーズよりも表現力が大いに増す。これならまだ第1ポジションしか覚えていなくても使えるだろう。 ミソは5弦3フレットの4と3弦9フレットの8の音。これは万人にはお薦め出来ないかもしれないが、オレはまず6弦8フレットの4の音は使わない。その代わりに5弦3フレットの4の音を使う。6弦8フレットを小指で押さえるよりも、5弦5フレットの6の音を人差し指で弾き、そのままスライドダウンさせて5弦3フレットを弾いた方が楽なのだ。 そして2弦5フレットを使うと小指で次の2弦8フレットを押さえる事になるが、3弦5フレットを中指で弾き、そのままスライドアップさせて3弦9フレットを代わりに使う事で、2弦8フレットを人差し指で容易に押さえられる。またそれ以降、2弦8、10フレット、1弦8、10フレットを使ったトライアングルフレーズ、ボックスフレーズを弾ける。
ボックスフレーズ、トライアングルフレーズと言えば、下の指板表を良く見て欲しい。
楕円で囲んである音は11、1、4、6だから3つとも同じ、つまり3オクターブの音域がこの拡張第1ポジションにはあると言う事になる。フレーズに広がりが出てくるのは当たり前だろう。3オクターブの音域があり、しかも1弦10フレットをチョーキングすれば合計15の音がこの中に収まっている。たったのこれだけでの範囲で15もの音が使えるのだから、フレーズに困る事はないだろう。
下は3連符の上昇フレーズ。前話のフレーズとほぼ同じだが、スタートがキー音(ルート音)だから、より自然なフレーズに聴こえると思うし、上はチョーキングしてE音まで使っているので、よりドラマチックになる。
とにかく第1ポジションに指が慣れたら、この拡張された第1ポジションでフレーズ作りに励んで欲しい。勿論、練習はAmだけでなく色々なキーで弾けるようにしよう。
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