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スケールを考えよう
  メジャーペンタトニックスケールその1

2005.4.21

マイナーペンタトニックスケールの説明では半音を基準にして数字を振り、都合1〜12までが1オクターブになるように書いたが、今回からコード理論で使ったように全音を基準にして1〜7までの数字で説明して行きたい(多分そう書く方が後々為になると思う)。

さて、メジャーペンタトニックスケール、これは25話で書いたようにマイナーペンタトニックスケールをそのまま3フレット分左にずらしたものがメジャーペンタトニックスケールとなる。

つまりAメジャーペンタトニックスケールの基本ポジション(第1ポジション)は5フレットなので3フレット左にずらし、2フレットからのポジションを取ればそれがAメジャーペンタトニックスケールとなる。そして使われる音はF#マイナーペンタトニックスケールと同じだ。

Aマイナーペンタトニックスケール   Aメジャーペンタトニックスケール
 

ここで間違って貰っては困るのが、使われている音は確かにF#マイナーペンタトニックスケールと同じなので、指板を押さえる場所を覚えるにはAメジャーペンタトニックスケール=F#マイナーペンタトニックスケールで構わない。しかし理論上はイコールではないと言う事。AメジャーペンタトニックスケールはAメジャーペンタトニックスケールでしかあり得ないのだ。

スタート音が違うだろう?。上右をF#マイナーペンタトニックスケールとするとルート音は6弦2フレットとなり、つまり数字では1と表す事になるが、Aメジャーペンタトニックスケールではここは6の音なのだ。

フレーズの基本はなんだったか?。それは「ルートに始まりルートに終わる」。ギターフレーズと考えずにメロディー、ボーカルラインを考えれば判ると思う。チューリップの歌はドで始まりドで終わるだろう?。

つまり、AメジャーペンタトニックスケールをF#マイナーペンタトニックスケールだと思って弾いてしまうと上図では6で始まり、6で終わるようなフレーズを作ってしまい、全くバックのコードに合わないフレーズを作り出してしまう。メジャーペンタトニックスケールはむしろ6弦2フレットを省いて下図のように覚えた方がいいかもしれない。

Aメジャーペンタトニックスケール

このスケールを指に馴染ませる時は、6弦の1の音から弾く、つまり小指からスタートする。そう覚えるべきだ。これをF#マイナーペンタトニックスケールと同等に考えて、6弦2フレットからスタートしてしまうと、とっさの時にしょーもないフレーズを生み出してしまう。

さて、このメジャーペンタトニックスケール。どんな時に使われるか?。こんなスケール、メジャーキーのブルースにしか使わないんじゃないか?、ハードロック、ヘヴィメタルを弾くのなら覚える必要はないのでは?・・・。

うーん、確かにディープ・パープルや80年代からのクラシカルな様式美ハードロックではこのスケールが使われる事は少ないが、レッド・ツェッペリンはメジャーキーの曲が多く、ジミー・ペイジはかなりの割合でメジャーペンタトニックスケールを使っているし、普通のロックでもローリングストーンズなんかは今でもメジャーキーのロック曲が多い。あの、マイナーキーしか使わないと言われるディープ・パープルも実はWoman From Tokyoはメジャーキーで、ギターソロを弾くならメジャーペンタトニックスケールが使えるのだ。

ではメジャーペンタトニックスケールで一番有名な曲は・・・。ふっ!、それは子供の頃から我々が歌っている曲。「雨、雨、降れ、降れ、母さんと、蛇ノ目でお遣い、嬉しいな、ピッチピッチチャップチャップランランラン!」

ちなみに「ポッポッポ、鳩ポッポ、豆が欲しいかそらやるぞ、皆で仲良く食べに来い」、これもメジャーペンタトニックスケールである。

どちらも実際に弾いてみて欲しい。6の音で始まらずに、ちゃんと1の音で始まり、1の音で終わっているのが判ると思う。童謡なんて馬鹿馬鹿しいと思うなかれ。スケールを覚えるには童謡がとっても判り易いのだ。



   



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