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リニューアルレッスン
     148話 各フレットの音を知ろう

2008.06.26

ギターソロの上での速弾きが苦手、これはもうひたすら練習するしかない。だからギター歴が浅かったり、練習を怠っていれば弾けなくて当たり前。しかし、コードが押さえられない、これは練習不足だからではない。

勿論中には、人の指の構造上、非常に押さえ辛いコードがあり、これを瞬時に押さえるのには、練習に励むしかないが、そもそも□7とか□m7、これらにテンションを乗せる・・・、それを理解出来ない人ってのは練習不足でなく、単に音楽の知識が貧弱なだけである。これは本サイト、何十回となく語っている事であり、音楽知識が乏しいのに音楽をやろうとするから、ここに無理が生じちゃう。

ギターを始めて最初の1年は、がむしゃらに所持している教本通りに練習すれば良いだろう。でもそこから先は、音楽の知識を溜め込まないと上達しない。

「ロックなんてハートだぜ!、知識が無くたって・・・」

良くそう言う人がいる。インターネットを徘徊していても、そういうギタリストのサイトに巡り合う事が多い。でもこれは言い換えると「僕は馬鹿だから音楽の知識がありません」と言ってのと同意と思わない?。

音楽知識が無くてもHighway StarやBurnを流暢に弾けるギタリストもいるのは確かだ。でも彼らはミュージシャンでなく、単にHighway StarとBurnが弾けるギタリストでしかないのだ。かつてしくじったオレが(本気でプロになろうとしていたが挫折)、その経験を活かして皆さんに向けて、単にギタリストとしてでなく、ミュージシャンになりたいのだったら、これくらいは理解しましょう!、と言う内容をお届けしている。

「マイナーコードとメジャーコードの違いはなんですか?」

この問いに答えられないギタリストが本当に多いらしい。自分でAm7を、A7を押さえているのに、その違いhが判らない・・・、冷静になって考えてみよう、これっておかしいでしょう?。しかもこういう人は、ギターソロ、アドリブする上で、マイナースケールとメジャースケールの違いも、理解しないで弾いているのである。

C - Am - Dm - G

セッションで、このコード進行で演ろう、となった場合、意外に弾けない人がいちゃう。ロック系ギタリストの場合、マイナー系のスケールを使う事が多いから、Cメジャースケールで弾けと言われると戸惑っちゃうのだ。考えて欲しい。Cメジャースケールってのはドレミファソラシドである。それすらも弾けないギタリストがいる。

上の循環コードにセブンスを加えて・・・、

Cmaj7 - Am7 - Dm7 - G7

としたら、アドリブを弾けない上に、コードそのものを押さえられないギタリストも出てくる。もしこういう人がHighway Starを弾けても、てんでカッコ良くないでしょう?。キーがCの循環コードも押さえられず、ドラミファソラシドでアドリブも出来ないのである。

さて、ではどうやってコードを覚えるか?、初心者がまずやらねばならないのは6弦0フレットから1弦22フレットまで、1つ1つを「何の音」かを理解する事。

6弦11フレットはEb、5弦8フレットはF、4弦4フレットはGb、3弦17フレットはC、2弦15フレットはD、1弦6フレットはBb・・・、このように(すらすらでなくても良いので)言えなくちゃならない。

そしてこれを覚える第一歩は「ギターのレギュラーチューニングを理解する」である。6弦からE,A,D,G,B,E、これをまずは暗記。どう覚えたら・・・でなく、単に「暗記」する事。電車の中やトイレの中で、E,A,D,G,B,Eを何度も呟いていれば良い。

続いて初心者でもパワーコードくらいは理解しているだろう。パワーコードの大半は6弦をトニック、5弦をトニックとするものだから、6弦と5弦の11フレットまで、これを完璧に、これまた暗記。この時、ドレミファソラシドの1つ1つの音の関係を理解しておこう。

ミとファ(EとF)の間は半音、シとド(BとC)の間は半音、他は全音並びとなっている。中にはギターを弾いているのにこれすらも判っていない人がいるが、これは音楽の初歩と言うよりも小学校で習う事である。それすらも判らない、判りたくないのならギターを趣味とするなんてやめた方が良い。

ここで1つ問題がある。CとD、FとGのように全音飛びの場合、中間部はどう表現するか?。CとDの間はC#、もしくはDbであり、FとGの間はF#でありGbである。

ギタリストやベーシストの場合、ほとんどの人がシャープ表現をするようだが、これは楽器の中では異例ならしい。ピアニストや管楽器奏者の多くはフラット表現をするようだ。またギタリストの中でもジャズ系の人は、ピアノや管楽器との共演が多いので、自然とフラット表現を使う。

オレも最初のうちはシャープ表現の方が判りやすかったが、ここ数年、ジャズやフュージョンを弾くようになって、フラット表現をするようにしている。本当にその方がピアニスト、管楽器奏者に通じるのである。特にBb、Ebと言うのは管楽器の基本キーになっている事が多いので、ジャズやフュージョンでは良く使われる。これをA#、D#と言うと、管楽器奏者は一瞬ポカ〜ンとしちゃう。

とは言え、所詮我々は厳密な理論を必要とするクラシックでなく、ジャズも含めポピュラーソングを演奏しているのだから半音部分の表現は「どっちでもいい」と言う結論に落ち着く。但し、C#とDb、F#とGbのようにどちらも利用出来るようにしないと、セッション等で意思の疎通が出来なくなるので注意しよう。

半音と全音が判らないと、B#とかCbとか平気で言っちゃう人もいるかもしれない。でもこれだけは絶対に間違っても言っちゃ駄目。B#、Cb、E#、Fb、この4つは存在しない。B#はCであり、CbはB、E#はFだし、FbはEである。ここを間違ったら、途端にアホ扱いされるので注意しよう。

「この曲、キーはCだけど、ヴォーカルが高音辛いから半音下げようぜ!」
「オーケー、じゃぁCbだね」

この瞬間、メンバー全員が貴方を見つめ、首を傾げちゃい、お口があんぐりと開いちゃうだろう。

厳密に半音表記をしなくちゃならない時もある

例えばブルーノート音であるb3rd、b5th、b7thはトニックがCであった場合、それぞれEb、Gb、Bbと表現される。でもそれぞれ#2nd, #4th, #6thであるとも言えるからD#、F#、A#とも表現出来る。しかし、あくまでもブルーノートと言う音は3rd、5th、7thをフラットさせた音だから、Eb、Gb、Bbと表現するのが正しい。

反対にリディアンと言うモード(スケール)がある。これは1st, 2nd, 3rd, #4th, 5th, 6th, 7thと言う配列だ。ここの#4thは言い換えるとb5thになるが、リディアンはメジャースケールの4th音を半音上げたスケールと言う定義があるので、b5thと表現するのでなく、#4thが正しい。よってCリディアンスケールの4番目の音はGbでなくF#と表現する。

またコードに関してもテンションノートにb9th, #9thがある。これは9thが基本でフラットしシャープするので#8thとも言わないし、b10thとも書かない。b13thも13thと言うテンションがフラットしたものだからb13thと表現するのだ。

半音表記のルールはこれ以外にも幾つかあるが、それは追々覚えていこう。

全音と半音を理解したら、6弦は開放がEだから1フレットはF、2フレットはGb、3フレットはG、4フレットはAb、5フレットはA、6フレットはBb、7フレットはB、8フレットはC・・・と判るでしょう?。

同じく5弦は開放がAだから1フレットはBb、2フレットはB、3フレットはC、4フレットはDb、5フレットはD、6フレットはEb、7フレットはE・・・とすらすらと言えるようになる。

これも通学や通勤の電車の中で、心の中で唱えていると良いだろう。そして逆からもやってみる。6弦12フレットがEだから11フレットはEb、10フレットはD、9フレットはDb、8フレットはC、7フレットはB・・・。

恐らく初心者の方でも1週間もぶつぶつと唱えてれば6弦と5弦の0フレットから22フレットまで覚えられるだろう。当然12フレットから先は12を引き算すれば良い。6弦18フレットは12を差し引いて6フレットと同じだからBbだ。期末テスト用に英単語を覚えるより簡単だ。そして6弦を理解したら1弦も開放は6弦と同じE音なので6弦と1弦の指板の音は全て同じとなる。

続いて4弦をどう覚えるか。4弦の開放がG音だからそれから考えて言っても良いが、6弦と4弦の関係を知った方が、より判りやすいかもしれない。下図は6弦のG音と4弦のG音を示したものだ。

上のように6弦3フレットのG音のオクターブ上のG音が4弦5フレットにある。ここから4弦のそれぞれのフレットの音は2を引き算した6弦のフレットと同じ音になる事が判る。4弦の10フレットなら2を引いて8として、6弦の8フレットを思い出せばCであると理解出来る。

同じように3弦は5弦との関係を知る事。下は5弦のC音と3弦のC音を示したもの。

このように6弦と4弦の関係と5弦と3弦の関係は同じであるでしょう?。だから3弦の11フレットを考えた場合、2を引いて5弦の9フレットを考えれば良い。そうなればGbだと判る筈だ。

では2弦はどう考えるべきか?。一般の教本には2弦は4弦との関係を示したものが多い。下はF音を表示してみた。

しかし、これでは3フレットも離れる事になり、しかも4弦の音を暗記していないとすぐには答えが出て来ない。よって個人的にはこの関係から音を調べるのは面倒な気がしてならない。オレは2弦は5弦との関係を知った方が楽だと考える。

パッと見ると判り辛いかもしれないが、5弦から2フレット左にずれた2弦の音が5弦のオクターブ上の音になるのだ。だから2弦の音を知る場合に限り、2を加えた5弦のフレットが何であるかを考える。よって2弦8フレットは5弦10フレットと同じとなり、G音になる。

このように6弦と5弦の各フレットの音だけ把握していれば、1弦は6弦と同じ、4弦は6弦との関係を、3弦と2弦は5弦との関係を理解してれば、全ての弦の全てのフレットを知る事が出来る。

そしてこれがコード理解の第一歩である、トニック音を知る事になる。



   



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