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リニューアルレッスン
     146話 □7(b9)から□7と□m7を導こう

2008.06.12

忘れた頃にやって来るコードレッスンだ。新たな事を書くのでなく、あくまでも今までのおさらい。

さぁ皆さん、5フレットから14フレットまでの間で、5フレット部分、7フレット部分、10フレット部分、14フレット部分で、1〜4弦を使って4つのA7コードを押さえてちょ!。押さえられない方は新103話を再読しよう。

掻い摘んで書けばディミニッシュコードからそれぞれ4パターンの□7コードを導く事が出来るのだ。厳密に言えばA7(b9)コードが何かを理解していれば4つのA7を簡単に導き出せる。これはほとんどの市販の教本には掲載されていないが、一番理解し易いセブンスコードの勉強法なのだ。何故これを市販の教本で教えないのか不思議なくらい。

要するに未だにギターの教本ってのはコードに関してはフォームで覚える事を強いているのだろう。勿論、フォームで覚える事が悪い訳じゃないし、間違いでもない。しかし、しっかりと自分が押さえているコードの構成音を理解して初めて、コードを押さえていると言えるのではなかろうか?。

「ジミヘンコードはこのフォームで押さえましょう!、ほぅら、ジャラーンと鳴らせばみんなジミヘンになれちゃう!」、70年代じゃあるまいし、そんな解説はもはや古いし、馬鹿馬鹿しい。

勿論初心者にいきなり、□7コードの構成音は・・・なんて説明をするとややこしくなるだろうから、最初はフォームで覚えるしかないだろう。しかし幾つかのコードを自在に操れるようになったら、構成音を理解し、どうしてこの指の形で押さえなくちゃならないのか、それを解明し、後はそれの応用、そうすればどんなコードでも押さえる事が出来るようになる。

と言う事でまずはA7(b9)コードを示そう。ちなみにA7(b9)と言うコードは言い換えるとBbdimと同じだ。そう、□7(b9)コードと言うのは半音上のディミニッシュコードと同じなのだ。B7(b9)とCdimは同じだし、D7(b9)はEbdimと同じなのである。

4つのA7(b9) ※A7(b9)=Bbdim

上を見て判る通り、A7(b9)と言うコードはどのポジションでも同じフォームで、3フレットずつずれているだけだ(勿論b2ndはb9thの事)。だから覚えやすい。b9thと言うオルタード系のテンションが付いているのに、初心者でも弾けちゃう。そしてこのb2nd(b9th)に注目すればすぐにA7をどう押さえるか判ってくるでしょう?。b2nd部分を半音下にずらせば良いだけだ。

b9thがどの弦なのか、これは5フレットポジションから1弦、4弦、2弦、3弦となっている。ちょっとわかり辛いかもしれない。オレはちょっとアホ臭いが、ハトヤのCF、「よんいちにーろく!、よんいちにーろく、はっきり決めた、ハトヤに決めた!」、これをパクって「いちよんにーさん!、いちよんにーさん!」ってな感じで覚えている。

4つのA7

ではAm7を同じく4つ押さえてみようと言われて、考え込んでいる人は、未だにコードをフォームとして覚えている事になる。上の指板表を見ればすぐにAm7を押さえられると思うのだが・・・。

しつこい程書くが、□7コードの構成音は1st, 3rd, 5th, b7thであり、□m7コードの構成音は1st, b3rd, 5th, b7thだ。要するに□7と□m7の違いは3rd音がナチュラルかフラットしているかに過ぎない。だからA7で3rd音を押さえている指を半音下にずらせばAm7が出来上がるのだ。

4つのAm7

新103話にも書いた通り、スタジオでセッションともなるとブルースの他にワンコードで延々と流す事が多い。そんな時、基本のコードしか押さえられないとバッキング中、本人は退屈でしょうがないし、周囲から見たら「こいつのバッキング、ワンパターンだなぁ」と思われちゃう。

でもテンションノートなんて付けていない、ただの□7と□m7であるが、上のようにそれぞれ4つのパターンを知っているだけで、そこそこのバッキングを弾けてしまうのだ。これは覚えて損は無いのでなく「覚えなくちゃならない」、コードの知識である。

あとは8ビート、16ビートのカッティング技術、つまり右手、右手をどう使うか、これを鍛錬すれば、見知らぬ人とのセッションでも恥を掻く事はないであろう。

って事で練習用カラオケmidiを用意した。

A6, A7の練習用midi

Am6, Am7の練習用midi

そうだ、ついでとしてA6とAm6も同時に覚えちゃおう。A7からA6にするにはb7th音を半音下げる、Am7からAm6にするのも同じくb7th音を半音下げるだけである。上のA7、Am7の指板表を見ながら各自検討しよう。

この時、A6を押さえてみると、F#m7と同じフォームになる事が判ると思う。そう、F#mとAは平行調の関係になり、F#m7とA6は構成音は同じなのだ。そういう事を考えながら、コードは覚えるものなのだ。

A6とA7、もしくはAm6とAm7の使い分けはどうするべきか?。厳密にはしっかりと使い分ける必要があるのらしいが、オレもさほど詳しくはなく、あくまでも感覚的に使い分けている。A6とA7、Am6とAm7を混在させて利用しても、少なくとも上のようなワンコード物では全く問題はない。特にAm6とAm7はリズムパターンはどうであれ、交互に弾いてやると、趣のあるバッキングになってくれる。



   



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