[PR]性別・生年月日で運勢を診断:無料でお試し付!「占い真実の鍵」

   


リニューアルレッスン
     138話 0円で宅録をしよう! その4

2008.04.26

前話でのasioドライバー、VSTプラグインの設定、ホストプログラムReaperのVSTプラグインフォルダの設定を行ってもギター音が鳴らない、そうなった場合、asio4all.dllを利用し、VSTプラグインを使えない同志達によるサイトが色々とあるので、それを参考にしながら、自分のパソコンを設定するしかない。

ただ、オレ個人はXP搭載マシンで2台とVista搭載マシンの3台でasio4all.dllを利用したところ、2台のXPマシンは初期設定のままで問題なく動作した。Vistaマシンに関しては、色々と錯綜はしたが、最終的にはなんとか音を出す事が出来た。

色々試して、どうしても上手く行かない場合は、0円構想は崩れてしまうが、asioドライバーを市販のもの、つまり、オーディオインターフェースカードを購入するしか術はないかと思う。Guitar Rig 3、Zoom、Line6、Edirol、StealthPlug等、各社からVSTプラグインが付属して発売されているので、インターネットで検索すると良いだろう。

コストパフォーマンスに優れ、学生さんでもお年玉で十分に買えてしまうのが、StealthPlugとZoomのZFXの2種。あくまでもカタログスペックであるが、ZFXはエフェクターボード型のオーディオインターフェースが付属し、多くのアンプ、エフェクターをモデリングしているVSTプラグインも付いてくるので、お買い得感がある。

StealthPulgも普段我々が使うようなサウンドを問題なく作れるが、専用のシールドをギターに挿さなくちゃならないのと((専用シールドなので、もしこれが断線したら・・・)、いちいちインターネットに接続し、ユーザー登録をしないと動いてくれないのはちょっと不愉快。それとノイズリダクションがちょっと好きになれなかった。

確かべリンガーも類似するアプリケーションを発売していた気がする・・・。

さて、FreeAmp3を堪能出来た方は、他の様々なVSTプラグインを利用してみたいと思うだろう。まずは新136話で紹介した様々なアンプ、エフェクターをインストールして行こう。勿論、インストールフォルダはFreeAmp3を入れたフォルダと同じ場所にする事。

VSTプラグインを認識するホストプログラムは(Reaper等)、設定したVSTプラグインフォルダ以下の全てのdllをチェックするので、大量のVSTプラグインを放り込むと管理に面倒なので、それぞれフォルダの下にさらに任意のフォルダを作り、整理していくと良いだろうし、物によっては、インストール条件にフォルダを作ってくれってのもある。

さて、ここで間違ってはならないのは、VSTプラグインにはVSTiプラグインと言う小文字の「i」が付くものがある。これはソフトウェアシンセと呼ばれるもので、これはmidiデータに機能するオーディオプラグインだ。

本来midiデータは外部midi音源、もしくはパソコン内蔵のmidi音源(Windowsの場合はマイクロソフトのmidi)のサンプリングされた音を利用する。でも外部midi音源と言うのはハードウェアを購入する事になるし、パソコン内臓のmidi音源には納得が行かない事が多い。

そんな時に、ソフトウェアシンセと言うプラグインを利用する事で、midiをオーディオとして出力し、その際に音を加工する為のツールがソフトウェアシンセなのだ。もっと判りやすく解説すると、単なるデータの集まりでしかないmidiデータを波形で構成されるオーディオデータに変換し、それにエフェクトを掛けると言う代物。

今、我々が行おうとしているのは、midiデータではなく、オーディオデータのギター音を加工したいので、VSTiというカテゴリのプラグインは使わない(使えない)。これを覚えておこう。

勿論、間違ってインストールしても(VSTプラグインフォルダにdllファイルをコピーしても)、単にギター音が鳴らなかったり、ホストプログラムがフリーズするくらいの影響しかないので、OSを破壊すると言ったような危険プログラムではない。パソコンを再起動しないとならないが、再起動後、原因となったVSTiプラグインのdllファイルを削除しちゃえば済む問題。

ではせっかくなので実際にフリーウェアのプラグインでどれだけの音が出せるか、検証してみようではないか。利用したギターはフェンダーのドノーマルの54年コピーのストラトキャスターだ。勿論、ギターとパソコンの間には何のエフェクターも通していない。

最初はFreeAmp3だけをプラグインしてみた。このプラグインの欠点はアンプだけの音が、ギラついたり、篭ったりしてしまう点。だからエフェクターとしてオーバードライブの他にイコライザーで高音部をプッシュして篭った音を解消し、ギラつかないようにアンプキャビネットに小型の2x12を利用している。

FreeAmpはノイズリダクション機能がしょぼいので、ノイズが出てしまっているが、使い勝手のあるノイズリダクションのVSTプラグインを見つければどうにでもなるだろう。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
フリーウェアで作ったギター音その1
WMA DATA
フリーウェアで作ったギター音その1

次に、TubeBabyをアンプに使い、Classic EQを使って高音部と低音部をちょっとプッシュして、ヘヴィメタルっぽいベタついた音にしてみたのが下の音源。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
フリーウェアで作ったギター音その2
WMA DATA
フリーウェアで作ったギター音その2

VSTプラグインの良いところは1度ギター音を録音してしまえば、録音時に使っていたVSTプラグインと異なるプラグインを加えても問題のないところ。つまりあくまでも録音時にプラグインで幾らギター音を加工しても、実際に録音される音はダイレクト音、要するにナチュラルのペナンペナンな音だけが録音されるのだ。だから、演奏中、ギター音が気に食わない、例えば「リバーブとディレイを掛けたかった」と感じても、その手のものは録音後に加工すれば良いのである。

続いて、フェンダーを模倣したTwin、それにSD-1でオーバードライブを作り、Classic EQで音を整え、Clasic Chorusでステレオコーラスを加えてみた。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
フリーウェアで作ったギター音その3
WMA DATA
フリーウェアで作ったギター音その3

最後の音源はずっと昔に本サイトで公開したファンキーブルース音源だ。左スピーカーのバッキングはアンプにJCM900(マーシャルサンプリング)、これのAチャンネルを使ってほんの軽く歪ませ、エフェクターSD-1でクランチの歪みを作っている。右スピーカーのリードはアンプにTwin(フェンダーサンプリング)を使い、Tube Screamerでストラトのリア&センターミックスの軽快なサウンドを壊さない極々軽いクランチサウンドを再現してみた。

そして左右両方のギターにはClassic Chorusを使って軽くコーラスも掛けている。Classicシリーズはコーラス、ディレイ、フランジャー、フェイザーと空間系のエフェクターが多種用意されているので、ロックだけでなく、ブルースやフュージョン、ジャズギターでも十分に音を作れるのである。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
フリーウェアで作ったギター音その4
WMA DATA
フリーウェアで作ったギター音その4

フリーウェアのVSTプラグインでギター音がどうしても鳴らない、そんな人は冒頭で書いた通り、市販のものを使うしかないが、そうでない人は、無理に市販のものを買う必要はないと思う。数万もする市販品と比較してもクオリティは勝るとも劣らない。これで十分だろう。

再度もう1度確認しよう。今回作ったギター音は全てタダ、0円で仕入れたものである。これから宅録をしよう、市販のパソコン用モデリングソフトを買ってみようか、そう思っている方は、ちょっと待った!。フリーでも十分である。無駄に銭を使う事はない!。

またすでに市販のその手のモデリングソフトを所有されている方、その音に満足していようが、いまいが、フリーソフトの世界は広い。VSTプラグインの長所は、パソコンの性能が許す限り、複数のプラグインを同時に扱える点。市販のプラグインにフリーのフラグインを加えていけばさらに優れた音質を作れる可能性もある。実際、市販のGuitar Rig2のコーラスエフェクターよりも上記のClassic Chorusの方が良い音がしたりするのだった。



   



感想等のメールをくださいませ 感想等のメールをくださいませ


[PR]
横浜で超魅力低価格の神前挙式:衣装、美容、お写真付挙式が49800円