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リニューアルレッスン
     139話 0円で宅録をしよう! その5

2008.04.26

今回はオーディオでなくmidiについて書いていこう。我々の多くはマルチミュージシャンじゃない。ギターしか弾けなかったり、なんとかベースも弾ける、そんな人だらけだろう。オレもピアノを昔弾けたと豪語しているが、今じゃ全く、真剣に練習すれば素人さんよりも早いペースで習得出来るだろうが、そんな暇もない。結果、オレだってギターとベースしか弾けない。

となると、宅録で必要になってくるのは、ギター以外の楽器の音源だ。そう、それがmidiなのである。日本では既存の曲をmidiデータにすると著作権に引っかかってしまうが、海外ではフリーのmidi音源が多数存在する。そして本サイトの読者の多くは上手い具合にJPOP嫌いの方が多数占めているので、洋楽ロック、ポップス、この辺のmidiを暇さえあればどんどん仕入れて頂きたい。

問題はWindows Vistaと言うOS、Windows2000やWindows XPを使っているのなら、問題なくmidiは扱えるのだが、Vistaの場合、市販のVistaに対応したmidiシーケンサーを利用するのなら、さほど問題はないが、フリーウェアのmidiシーケンサーを利用すると・・・。

恐らく日本で多くのユーザーがいるmidiシーケンサーはMusic Studio Producerだろう(シェアウェアはMusic Studio Independenceと言う)。このmidiシーケンサーの大きな特徴はmidiだけでなくオーディオにも対応し、asioドライバ、そしてVSTプラグインにも対応、機能的には市販品と変わらないのだ。

しかし、Music Studio ProducerもIndependence(以下MSP、MSI)もVistaで利用するとフリーズする事が多いようだ。実際にオレも2つのVista搭載パソコンで試したところ、MSPに関してはオーディオ操作をした途端にフリーズしてしまう。現時点での話として、VistaマシンでMSP、MSIは使えない、そう思っていた方が良いかと。

そのMSP。XPでは問題なく動くかと言うと実際はそうではない。オレの環境では最新のVer1.24ではフリーズしてしまうので、以前の1.22と言うヴァージョンを使っているし、XPでも動作しないと言う声が多くのユーザーから上がっているようだ。

実はこのMSP、Windows98時代からやたらに問題のあったソフトなのだ。普通に使う分には問題はないが、何かちょっと特殊な事をやろうとするとフリーズしたり妙な動きをしてしまう。主にオーディオ操作を行うと不具合が出てしまい、100%安心して使えるソフトではない事は確かである。

midi、オーディオの両方を扱えると豪語している癖にオーディオを扱うとおかしくなる・・・、MSPはmidiシーケンサーとして使うのが最適のようだ。オーディオを操作したい時は面倒でもReaperを起動しよう。

MSPの作者に文句を言いたいところだが、不具合があってそれが長く修正されない、イコール、作者に実力が備わっていないって事なのだから、こういう事に文句を言ってもしょーがないのだろう。フリーウェアってのは利用者が全ての責任を持ち、作者は好意で提供、公開しているだけ。作者の頭が悪かろうが、性格が悪かろうが、文句があるのだったら自分で作れ、それがフリーウェアの世界なのだ。

だからまずはMSPをお使いのパソコンにインストールし、既存のmidiデータを海外のサイトから拾い、それを読み込んでみよう。そこで音色を変えたり、データそのものを加工したりしてテストしてみよう。普通はmidiデータだけを扱うのなら問題ない筈である。オーディを扱ったり、midiデータをオーディオに変換し音を加工するソフトウェアシンセのプラグインを利用すると、不具合が起こるってだけ。

VistaユーザーもXPユーザーもどうしてもMSPが動かない、途中でフリーズする、そんな人はオレのように古いバージョンをインストールし直したり、オーディオは扱えないが、Dominoと言うフリーのmidiシーケンサーがあるので、それを利用しよう。オレがテストした限り、DominoはVistaでも動作している。

ただDominoは今、書いた通り、オーディオは扱えないのでソフトウェアシンセをプラグインする事は出来ない。純粋にパソコン内臓のmidi音源を使うようになる。まぁMSPでもソフトウェアシンセが使える仕様になっているが、不具合が多いのだから、フリーウェアにあまり多くを求めちゃならないって事だろう。

MSPにせよ、Dominoにせよ、行う処理はmidiデータのみ。本格的に音の加工をする際は面倒でも、Reaperにて行う、これが安全だろう。

さて、問題はmidiそのものをどう扱うか。オレはmidiの知識がゼロの状態からスタートしたので、自在にmidiデータを加工出来るようになるのに三ヶ月くらい掛かってしまった。またMSPとDominoでは同じmidiデータを扱えると言っても使い方が丸で異なるので、midi規格に精通すると同時に、複雑なアプリケーションの操作方法もマスターしなくちゃならない。恐らく皆さんもそれくらいの期間を費やす事になるだろう。でもこれは誰もが通る道、我慢してmidiと言う規格に精通するしかない。理解したら、その先、ばら色の宅録人生が待っているのだから・・・。

MSP、Dominoの他にも日本人製のフリーウェアが幾つかあるし、海外に目を向ければ、10や20探せる筈だ。自分のパソコンにマッチしたものを探してみよう。midiシーケンサー、DAW、フリーソフト、この辺のキーワードで見つけられると思う。

midiではないが、midiシーケンサーとほぼ同等な事が出来るアプリケーションがある。それは最近プロの間でも大流行をしているオーディオループシーケンサーなるもの。要するにmidi音源の代わりにオーディオ音源を使って色々な曲を作っちゃいましょう!、ってなソフト。音作りの素材そのものがオーディオ音源なので、midiよりも遥かに音質は優れている。

フリーソフトを探すのは大変だったが、ソニーがACID XPressと言うソフトをタダで提供している。ちなみに正式にはVistaには対応していないようで(問題なく動くらしいが)、フリーズなどしちゃったら、製品版を購入するしかない(確か2、3万くらいだった気がする)。30日限定でフル機能が使える市販品のお試し版ってのもあるので、試されてみては?。

この他、KRISTAL Audio Engineとか、trakAxPCなる名称のフリーウェアのオーディオループシーケンサーを見つける事が出来た。これらは存在を確認しただけで、ダウンロードすらしていないので、ACID XPress含め、後日、紹介したいと思う。



   



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