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リニューアルレッスン
     140話 0円で宅録をしよう! その6

2008.04.26

0円宅録ネタの最後は、他の幾つかのフリーウェアの紹介と、補足事項を書こう。

SoundEngine Free
Jet Audio

前者はいわゆるwavエディターと呼ばれるもので、DAWソフトはwav等のオーディオ音源をトラック管理するが、wavエディターってのはwavそのものの波形、左右のチャンネルを加工するツールだ。どういう場合に使うかと言うと、オーディオレベルの上げ下げやフェイドイン、フェイドアウト、さらには一般的なディレイ、リバーブ、コーラス等のエフェクト処理も可能だ。

オレはいつもReaperでトラック毎に音源を作り、それをミックスダウンし、1つのwavファイルを作成する。そしてこのSoundEngineを利用し、そのwavファイルのレベルを全て-12.0DBに加工し、フェイドインとフェイドアウト加工を行っている。

続いてJet Audio。これは要するにWindows Media PlayerやWinAmpと同じく、オーディオ、映像再生ツールだ。でもこれの利点はCDからのリッピングやファイルのコンバートが出来てしまうのである。宅録で利用するのはこのファイルコンバート。インターネットや自分のiPodに音源を転送する場合、wavファイルだと駄目、mp3やwmaファイルにしないとならない。そんな時にJet Audioが利用できるのだ。

VstHost
MinHost

これはVSTプラグインを呼び出す為のホストアプリケーションだ。DAWソフトのReaperもホストアプリケーションになるが、この2つは単にVSTプラグインを呼び出す為だけのツール。パソコンをギターアンプ化するだけだったら、Reaperを使うよりもこの2つのソフトを使った方が便利かもしれない。

VstHostはReaperと同様に複数のプラグインを利用出来る。FreeAmpとClassicシリーズの単体エフェクターを複数使うと言った事が出来る。MinHostは非常に処理が軽いホストアプリケーションで、これはどうやら1度に呼び出せるVSTプラグインは1つだけのようだ。

Reaperを先に紹介してこの2つを最初に紹介しなかったのは、最終目的が宅録なので、DAWソフトのReaperをホストアプリケーションにした方が面倒でないし、この2つはやたらに初期設定が面倒なのだ。特にasioドライバーの設定、音が鳴らなかったり、音がコンマ数秒遅れて鳴ってしまったりと、訳判らない状態に陥ってしまった。

まぁメニューの内容を1つ1つチェックしていけば、おおよそ見当が付くだろうが、パソコンのオーディオ音源がどのような仕組みで鳴るのか、その辺を理解していないパソコン初心者のような方は、かなり苦労すると思う。特にVista搭載マシンではオレも四苦八苦した程。

補足事項としてはオレの使い方が悪いのかもしれないが、どうもFreeAmp3のノイズリダクションが扱い辛い。だからFreeAmp上ではノイズリダクションをオフにし、その代わりにReaperの標準で添付されているJS:Misc/nozegateを使っている。納得出来るノイズゲートではないが、FreeAmp3のよりましだと思う。これもVSTプラグインの一種だろう。

この時の注意点としては、ノイズゲートのプラグインを先頭に持っていく事。そうしないと満足の行く結果にはならない。もし間違ってアンプや他のエフェクタープラグインの後ろに追加してしまったら、マウスでドラッグすれば移動するので、必ずノイズゲートを先頭に置くようにしよう。

最後にVSTiプラグインについて補足しよう。新138話に書いた通り、midiデータに対して機能するものだ。聴いた方が早いだろう。

まずは純粋なピアノ音をフェンダーローズ風に、さらにレスリースピーカーで回したような音に加工してみた。オリジナル音もオーディオファイルにしているが、これはmidiファイルをそのままオーディオ化しただけで、マイクロソフト標準のmidiのピアノ音だ。勿論、これはこれで悪くない。今回は単にフェンダーローズの味付けを楽しんだ訳だ。

Reaperでピアノ音のmidiデータを読み込み、VSTiプラグインの4Front ClasscEPでフェンダーローズ風のサウンドにしている。この状態で、midiデータはオーディオデータに変化するので、後はVSTプラグインでフェイザーとコーラスを加えただけだ。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
オリジナル音
WMA DATA
オリジナル音

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
加工音
WMA DATA
加工音

次にジャズナンバー、ジョン・コルトレーンのImpressionsを聴いて頂こう。オリジナルの方は上音源と同様、マイクロソフトのmidi音源をそのままオーディオ化したものだ。そして加工音ではDVS Saxophoneと言うVSTiプラグインを使っている。ライヴハウスでサックスを聴いているようなサウンドになっていると思う。この他、ピアノ、ベース、ドラムも幾つかのエフェクトを掛けているのである。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
オリジナル音
WMA DATA
オリジナル音

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
加工音
WMA DATA
加工音

今度はハモンドオルガン、あのB-3がサンプリングされているフリーウェアのVSTi、DSK B3xの音色を紹介しよう。設定のツマミが多過ぎて、音作りがイマイチだが、下の音源の元はただのmidiデータである。これにDSK B3xでオーディオ化し、FreeAmp3でキャビネットを使い、さらにフェイザーを掛けている。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
DATA
ライヴっぽいLazyをどうぞ
WMA DATA
ライヴっぽいLazyをどうぞ

VSTiプラグインの凄さ、ちょっとは判って頂けたであろうか?。VSTプラグイン同様に、これも探せばフリーウェアが腐る程転がっているので、midiデータを色々と加工してみると、かなり人間的なオーディオ音源が出来上がる事だろう。

ちなみにmidiデータとオーディオデータの両方を扱えるMusic Stadio Producer、仕様としてはVSTプラグインもVSTiプラグインも利用出来るとあるが、オレの環境ではVSTiプラグインはほとんど動作しなかった。上の3つの音源は、Reaperでトラックを1つ1つ加工したものである。

最後に!。VSTプラグイン、VSTiプラグインは何度も書いている通り、無数に存在する。だから見つける度にダウンロードしていると、そこれそ時間の無駄と言うもの。日本ではどうもサンプラーとか、テクノっぽいのが流行しているようで、この手の解説サイトが複数存在する。

中には全世界のVST、VSTiプラグインをランキング化しているところもあったりする。まずはその手の日本語によるVST、VSTi解説サイトを覗き、内容を1つ1つ確認しよう。そして本当に自分が欲しいと思うものだけをダウンロードすると、時間を有効に使えると思う。

やはりキーボード、シンセサイザー関連が多く、上のハモンドオルガンB-3のサンプリング、開発者のDSK Musicは他に幾つかのオルガンサンプリングも存在し、まんまジョン・ロード、そんなのもあるらしい。また他を探すと、メロトロン系の音源、これで簡単にジョン・ポール・ジョーンズのサウンドを作れるし、ムーグ系のVSTiも多く、ヤン・ハマーごっこだって出来ちゃうのである。

実はこの話は、うちのバンドの(バンドと言っても各自多忙で休止状態)キーボーダーのKさんから教わったのだった。曰く、今後はユーザーインターフェースとしてのmidiキーボード(音源がないただの電気鍵盤だから小さく軽い)にノートパソコンでスタジオに通うのが楽かもしれないと・・・。確かにそうだよねぇ〜。



   



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