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リニューアルレッスン
     128話 コードトーンの実践

2008.01.19

実はオレもコードトーン中心にギターを演奏するのは苦手だ。でも近頃はジャズ系のギターテクニックに傾倒していて、それを学ぶするにはアウトフレーズをマスターする以前に大切なのが、アウトフレーズとは真逆であるコードトーンでアドリブをかます事。

また80年代以降のハードロック、ヘヴィメタルギタリストでもコードトーン中心の演奏を得意としてギタリストもいて、負けず嫌いだからして、これを習得せねばならぬと。

下の音源は今回のネタ用に録音したものではなく、再結成後のディープ・パープル、そしてリッチー・ブラックモア脱退寸前のライブ音源であるアルバム「Come Hell Or High Water」のHighway Starを半コピーしてものだが、気が付けばコードトーン・・・。

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Highway Starでさりげなくコードトーン
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Highway Starでさりげなくコードトーン

リッチー・ブラックモアと言うギタリストは、妙な言い方だが、手抜きが好きなギタリストだと思う。上記音源で言えば26秒から、本来スタジオ盤にある程度忠実にひたすらコードトーンで演奏する部分を、上のように「えっ?」と言うアドリブをかます。でも良く聴いてみると、コードトーン中心の演奏に変わりない。リッチーはこのように「さりげなく」コードトーンをソロにかますのが上手なギタリストだ。

上の音源はそのリッチーを真似た演奏をしているので、26秒から先はやはりコードトーンが中心となっているが、かっちりとしたフレーズで無いのですんなり耳に入ってくると思う。これがカッチョイイ!。

コード進行はDm7 - Gm7 - C7 - A7と言う典型的な4度進行(最後のCm7に対するA7はドミナントコード、さらに言えばその前のC7はEm7-5の代理コードとも言える)。だから当然それぞれのコードトーンを取る。リッチーの場合は無理にそれぞれの1,3,5,7の音をメカニカルに使うのでなく、5度とトニック、マイナーコードならこれにb3rdをさりげなく加えるだけのギターソロが多かったりする。

26秒からのDm7では1弦のC音をチョーキングしてD音にしているだけ。つまりDm7ではトニックのD音だけを弾いている。そしてGm7になったところで、1,3,5のコードトーンを弾き、次にC7ではチョーキングによってナチュラルな3rd音だけを弾き、A7でコードトーン・・・。このようにメリハリを付けつつ、さりげなくhmp5スケールを利用しつつのコードトーンを入れる練習も必要だろう。そして55秒からのA7、これはA7(b9)と解釈して、Aコンディミスケール内に入っているそれのコードトーンを速弾きしている。

Highway Starは速弾きの練習曲のように思われる事が多いが、後半のDm7 - Gm7 - C7 - A7部分は、コードトーンを意識して弾く練習に最適なのだ。C7は上述した通り、敢えてEm7-5と考えて、Em7-5のコードトーンを弾くと非常に面白い効果にもなり、こういう解釈は普通の人はしないので、確実にオンリーワンのギターソロを弾ける事になる。

創造力を増やす練習をするならば、オリジナルフレーズを如何に弾かずに、オリジナルの良さを損なわないで演奏するか、それを考えるのが良いと思う。

次に、さりげなさを意識しているが、実はきっちりとしたメカニカルなコードトーンフレーズを紹介しよう。


ご存知Burnの後半部分である。新126話で紹介しているオリジナルフレーズとは全く異なるものになっているのが判ると思う。これを実際に弾いてみたのが次の音源(二箇所でミストーンを出しているのはご愛嬌!)。

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Burnでさりげないメカニカルコードトーン
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Burnでさりげないメカニカルコードトーン

最後のD部分はHighway Starと同様にD7(b9)を弾いているので、これを除外して、それ以外の部分、実は全てGナチュラルマイナースケール(イコールBbメジャースケール)に含まれている音で構成されている(譜面を見ればD部分を除いて、おたまじゃくしにシャープ記号もフラット記号もないでしょう?)。つまり、見た目はGナチュラルマイナーを弾いているに過ぎないのだが、これはGナチュラルマイナーを意識しては弾いていない。あくまでもそれぞれのコードトーンを中心にこれに経過音を加えているに過ぎない。

Burn、これをリッチーのように弾く(つまり新126話のフレーズ)。ここは決めフレーズなのでそれで良い。でもこの決めフレーズは他の局に応用が利かないのが欠点。勿論、枯葉や哀愁のヨーロッパ等のBurnと同じ4度進行の曲に転用は出来るが、それをすると「なんだ、Burnのフレーズをパクっているだけじゃないか」と言われてしまうのが痛い。

これではどう足掻いてもオンリーワンにはなれない。ギターな日々286話のようにひたすらスウィープするのも1つの手だが、これはすでにイングウェイがやっているのをパクったに過ぎないし、スウィープは弾いていると飽きるのだ。つまりどんな曲でもスウィープを使うと、それはそれで「またスウィープかよ」と言われてしまう。

かと言ってトミー・ボーリンのような糞未満のフレーズを真似たら馬鹿にされるだけだ。だから、4度進行の曲はコードトーンを中心に演奏する、これを意識すると良いと思う。4度進行だからと言うのでなく、コード進行として非常に美しいものを持っているが4度進行だから、コードトーン練習に最適なのだ。

上のフレーズ、耳で聴く分には簡単そうだが、実際に上の譜面の通りに弾いてみると良いだろう。結構難儀である。主観であるが簡単そうで難しい、こういうのがかっこいいフレーズと言うのではなかろうか?。

それと今回のフレーズ、特徴としてポジション、ブロックを考えるとGナチュラルマイナーの第4ポジションが中心となっている。コード毎にポジションを変えて行くと、音程の高低が顕著に出てしまい、コードに沿ってはいても取ってつけたようなフレーズになる意外とカッチョ悪い(スウィープがまさにそう)。だから、同一ポジションで、音程差をあまり変えずにフレーズを作って行くのが良い。

作り方はまずはそれぞれのコードのトニック音がどこにあるかを把握する事から始めよう。

例えばBurnはギターソロの後、Cメロを経てオルガンソロに入り、その後半部のギターのバッキングとしてオレは下のように弾く。


これは各コードの1st, 2nd, 3rd(マイナーコードならb3rd)、もしくは1st, 3rd, 5thを弾いているに過ぎないが、グレン・ヒューズが弾く単調過ぎるベースラインよりも遥かにカッコイイものになっている。要するにこのオルガンソロでのギターバッキングパターン、これに音数を増やしていけば、ギターソロが完成するのだ。

加えるものはb7th(□maj7だったら7th)、2ndに6th(□m7ならb6th)、この程度を加えて、あとは組み合わせを考えれば良いだけだ。だから音そのものは全く難しくない。ただ、ギターの場合、コードトーンを弾くとなると、上述の音源のように弦を何本も跨る運指になる事が多いので、左手も右手も難しいフレーズになる事が多い。

下はGナチュラルマイナーの第1ポジションだけでトニック音に注目して、上のようなメカニカルな決めフレーズでなく各コードのトニックを中心としたアドリブ演奏だ。使用している音はコードがD7の部分を除いてGナチュラルマイナーの7音だけで、後はコード毎になるべくコードトーンになるように弾いている。

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Burnでさりげないコードトーン
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Burnでさりげないコードトーン

トニックを中心としたコードトーンでまとめているので耳心地は良いと思う。初めのうちは指板表のようにまずはそれぞれのコードのトニック音がどこかを把握し、小節の頭にそのトニック音を入れる。これだけに務めて、後はBurnの場合はキーがGmだからこのようにGナチュラルマイナースケールのほぼテキトー弾きでも良いだろう。慣れてきたら、他のコードトーンも意識して加えて行けば良いのだ。

最初の音源の譜面は自分で作ったフレーズだから手前味噌ではあるが、フレーズに欠点はないし、運指練習にも最適だ。右手のピッキングはオルタネイトピッキングを心掛けて同じスピードで弾けるようにしてみよう。鬼門は2小節のCmと5小節目のBbのコードトーンだろう。4本、5本の弦に跨るのでかなり難しいと思う。でもこれが弾けたら、以降、この手のクラシカルなフレーズも割と簡単に弾けるようになるので、頑張る事をお勧めする。

5小節目がどうしても弾けない(オレもこのフレーズ、長く弾いていないと結構な割合でポカする)そんな方は3拍目を白玉にしちゃうと言う手抜きもある。

2小節目もそうだし、このような弦を跨るフレーズを弾いていて、スタッカートにしているつもりがないのにパコッパコッとスタッカートのようになってしまう事が良くある。これは左手の右手がしっかりとシンクロしていない証拠。実は上の音源も若干パコッとしているのである。

原因の多くは左手が遅く右手が若干早まってピッキングをしてしまう事が原因。これを克服するには左手にしっかりと自分の意思を伝え、集中する事だ。左手にしっかりと意思(つまり力を入れて弦を押さえる、特に練習中は・・・)を伝えよう。おっと当たり前だが、練習中は普段の5〜7割程度のゲインに落とすように!。



   



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