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リニューアルレッスン
     126話 コードトーンを弾こう

2008.01.17

今回は雑誌ジャズライフの数年前の企画をもろにパクっている。とは言え、主旨のみを頂いただけなので、そうなると単なるギターテクニック論になるので盗作には当たらないと思う。

近頃はヘヴィメタルやハードロックでもコードトーンを重視した演奏を心掛けるギタリストが増えてきたようだ。そこで、初心者の皆さんにひたすらコードトーンだけで練習して貰おう。

それぞれのコードの1, 3, 5, 7を弾いてみてちょーだい。

そう言われて「はいよ!」と弾けますか?。

Am7の1, 3, 5, 7は1, b3, 5, b7
A7の1, 3, 5, 7は1, 3, 5, b7
Amaj7の1, 3, 5, 7はそのままの1, 3, 5, 7

これで理解出来たかな?。

本サイトではスケールの指版表は教本にありがちの●印でなく、それぞれの音を度数で表している。またマイナーコードとメジャーコードの違いは第3音がナチュラルかフラットかだけの違いである事は飽きる程書いている。だから、Am7, A7, Amaj7の1, 3, 5, 7を弾いてくれと言われたら即弾ける筈なのだが、如何だったろう?。

弾けなかった方を罵倒する気は無いが、この項を読んでいると言う事は、テクニック的に指が追いつかなくても、少なくとも理論的には過去のネタを理解している筈だ。なのに弾けないのであったら、すぐさま、過去のネタを復習するようにしよう。以前にも述べたと思う。「知った振り」、「理解したつもり」ってのがミュージシャンに取って最低の行為である。

Am7の1, 3, 5, 7は1, b3, 5, b7である訳だ。マイナーペンタトニックスケールを数字で表すと1, b3, 4, 5, b7なのだから、4番目の音を排除して弾けば良い。そしてA7はb3を半音上げてナチュラルの3に、Amaj7はb3とb7の2音を半音上げればそれぞれのコードトーンになる。つまり弾けなかった方はマイナーペンタトニックスケールすら理解していない事になる。指が覚えているから弾けたってのは勘違いである。今自分がどの音を弾いているか、それを理解して初めてそのスケールを理解した事になる。

では、まずはAm7、A7、Amaj7のコードトーンを指板表で全て見てみよう。

6弦にトニックのあるAm7のコードトーン1 6弦にトニックのあるAm7のコードトーン2

6弦にトニックのあるA7のコードトーン 6弦にトニックのあるAmaj7のコードトーン

5弦にトニックのあるAm7のコードトーン1 5弦にトニックのあるAm7のコードトーン2

5弦にトニックのあるA7のコードトーン 5弦にトニックのあるAmaj7のコードトーン

4弦にトニックのあるAm7のコードトーン1 4弦にトニックのあるAm7のコードトーン2

4弦にトニックのあるA7のコードトーン 4弦にトニックのあるAmaj7のコードトーン

4弦にトニックのあるAmaj7のコードトーン

3弦にトニックのあるAm7のコードトーン1 3弦にトニックのあるAm7のコードトーン2

3弦2フレットトニックでも可

3弦2フレットトニックでも可

3弦にトニックのあるA7のコードトーン1 3弦にトニックのあるA7のコードトーン2

3弦2フレットトニックでも可

3弦2フレットトニックでも可

3弦にトニックのあるAmaj7のコードトーン1 3弦にトニックのあるAmaj7のコードトーン2

3弦2フレットトニックでも可

3弦2フレットトニックでも可

うへぇ〜、これを全部覚えるのか・・・。とお嘆きのビギナーもいらっしゃるだろうが、もう1度言う。「覚えるのか・・・」ではなく、この項目を読んでいる方は流暢に運指出来なくても、理解はしている筈なのだ。そうでなかったら、やはりマイナーペンタトニックスケール、□m7、□7、□maj7の違いすら判っていない事になる。

音楽を学ぶに当たって「知った振り」、「理解したつもり」はただ損をするだけ。しっかりと復習をしよう。そうでないと「ではそれぞれのコードに9th, 11th, 13thのテンションをつけましょう!」となった時、どうにもならなくなる。

運指練習曲としてAutumn Leavesを推奨したい。これは冒頭で書いた雑誌ジャズライフでもコードトーンの練習曲としてギタリストのマイク・スターンがこのAutumn Leavesを題材にしている。

おっとその前に□m7-5と言うコードも学習しなくちゃならない。当然皆さんご理解していると思うが、これは□m7にb5thと言うテンションが付いたコードではない。□m7の5th音を半音下げてb5thにしたコードで、1, b3, b5, b7、つまりトニック以外が全てフラットするコードだ(上のAm7の指板表を頼りに5th音を半音下げて練習しよう)。これを踏まえ・・・

Autumn Leavesをコードトーンだけで弾く






これを前話の枯葉のmidiに乗せて弾いてみよう。最初はこのTAB譜を見ながら、一番遅いテンポで練習しても良いが、TAB譜を見るとコードを数字として理解しようとしないので、コード進行を暗記し、そのコードのそれぞれの1,3,5,7を考えながら弾く練習を是非やってみよう!。

指板表に示したAm7、A7, Amaj7の運指を型で覚えても良いが、1,3,5,7を意識しながら弾く事で、勝手に指が慣れてくるだろうから、特に型を意識する事はないだろう。とにかくTAB譜を見ながら弾いてもそれは「真似ている」だけであり、そういう人はキーが変わったらきっと弾けなくなってしまう。

1,3,5,7と言うコードトーンを意識する事は、コードを理解する上でも重要だし、そのコードトーンに様々なテンションノートを付けてスケールを導き出す事も可能だ。教本の中にはコードトーンを弾く練習をないがしろにしているのもあるが、これは初歩的な事、初心者だからこそ練習する事項だろう。慣れてきたらキーを変えたり、4弦、3弦をトニックとしたコードトーンも練習しよう。

こういう事を日頃練習しておくと、ディープ・パープルのSmoke On The Waterのギターソロの最後、メインリフに移行するまでのブリッジ部のC - Fと言うコード進行も、CとFのコードトーンを使って余韻を残しながらギターリフに入る事も出来てしまうし、もっと言えば、コードトーンを速弾きする事が出来ればHighway Starの後半部分のDm7 - Gm7 - C7 - A7の繰り返し部分もコードトーンソロをかましたって十分カッチョイイ。

と言う事で合わせて練習して欲しいのがBurnの後半部分のコードトーン奏法だ。




コード進行を良く見て欲しい。ほとんど枯葉と同じでしょう?。枯葉やBurnのコードトーン部分、この手のコード進行は定番物で一般に4度進行と呼ばれているのだ。枯葉を制するものはBurnやサンタナのEuropa(哀愁のヨーロッパ)も制するのである。

ちなみにEuropeはFm7から始まり、あとは枯葉のAメロのコード進行と100%同じである。つまり哀愁のヨーロッパは枯葉のパクリなのだ。

Fm7 - Bb7 - Ebmaj7 - Abmaj7 - Dm7b5 - G7 - Cm7

せっかくなのでこのFm7スタートの4度進行でも枯葉と同様にコードトーンで弾く練習をしよう!。そうすればすぐに理論的に哀愁のヨーロッパを解釈出来るようになり、サンタナのように弾くには年季が必要かもしれないが、及第のアドリブ程度ならすぐに弾けるようになるだろう。



   



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