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リニューアルレッスン
     112話 敢えて運指練習フレーズを弾かない

2007.12.11

本サイトをごらんになっている初心者の皆さんは、1日30分前後は運指トレーニングをしているだろう。左手をただ強化するだけの練習の他にスケール練習に重点を置いているだろう。

でもここには大きな落とし穴がある。スケール練習の多くは1音ずつ上昇し、そして下降する。マイナーペンタトニックスケールだったらこんな感じだ。

Aマイナーペンタトニックスケールの運指練習

これに慣れちゃうと、実践でも上昇するフレーズは、常に人差し指から薬指(もしくは小指)へ、下降する時は薬指(もしくは小指)から人差し指へ、そう言ったフレーズしか弾かなくなってしまう。無意識にそうなってしまうのだ。

皆さんはこう言ったフレーズを実践で弾いた事がおありか?。

上昇する際は薬指から人差し指へ、下降する際は人差し指から薬指へ。さらに2小節目では1音飛ばして4度でフレーズを組み立てている。

マイナーペンタトニックスケールを学んだはいいが、フレーズがマンネリ化し、しょうがないから新しいスケールに移行する。そういうギタリスト、多いと思う。でも考えられるありとあらゆるフレーズを皆さんは作り出したか?。きっとそうでない人の方が多数を占めるに違いない。上の譜面を見て「なるほど!」と思ったら、もう1度、マイナーペンタトニックスケールで、自分が運指した事の無いフレーズを考えてみよう。

次の譜面は4度フレーズだ。1、2小節目は、ブルースリックとして定番であるが、3、4小節目のパターンで弾く人、あまりいないと思う。



さらに4度フレーズではこのようなのがある。1、2小節目は(実はオレもこういうフレーズは弾いた事がない)意外に運指が難しいし、3、4小節目は上の譜面を単に3連符にしたもの過ぎないが、3連符中の2音で1フレーズ、よって区切りは2拍3フレーズ、ここでポリリズムが発生して慣れないとリズム取りが非常に厄介だ。これらはたかがマイナーペンタトニックスケールである。



またオレが頻繁に使うのがペダルトーン奏法とb5htを利用しながらもブルージーに聴こえずにアウトフレーズに聴こえる手法だ。1小節目がペダルトーン奏法で、3連符や16分音符で弾くと短いタイミングで音が飛びまくるのでウネウネした感じになってくれる。2小節目がb5thを利用したアウトフレーズもどきだ。これらはドリアンやミクソリディアンだとさらに使える音は2音増えるし、クロマチックを使えば12音、使い勝手のあるフレーズになってくれる。

ペダルトーン奏法はピックだけ弾くのは困難だろう。多くのギタリストは右手の中指を併用して使っている。慣れないと難儀だろう。オレは中指も使うし、ギター音が歪んでいる時は左手のタッピングだけで済ます事も多い。b5thを利用したフレーズは、ここずっと言い続けている斜めラインで弾いて行く事になり、これもエコノミーピッキング、スウィープ、タッピングのいずれかを利用しないと速弾きは出来ず初心者には辛いとは思うが、これは練習するしかない。



ブルージーに弾かなくちゃならない、弾きたい、そんな場合は、自分で考えるよりも先人達のフレーズをパクった方が手っ取り早い。本レッスンを熟読するよりもブルースリック、ブルース定番フレーズ集と言ったハウツー本を購入するのが最適だろう。でもブルージーにせずとも、マイナーペンタだけで様々なフレーズを弾きたい、そう言った場合は、ハウツー本でTAB譜を読んだり、CDから耳コピーするよりも、自分で考えた方が遥かに早い期間でそれは実現する。

運指練習用のフレーズは上がって上がって上がり切って初めて下る事になる。そして下がって下がって下がりまくる訳だ。これを弾いちゃいけないと言っているのではないが、ちょっと上がってちょっと下がる、リズムを変えてみる、音を1音以上飛ばしてみる、そう言った事をマイナーペンタトニックだけでなく、あらゆるスケールで常に考えている事が大切だろう。



   



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