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リニューアルレッスン
     115話 メロディックマイナースケール

2007.12.13

タイトルはメロディックマイナースケールとなっているが、今回はそれとオルタードスケール、リディアンb7thスケールの関係を説明したい。

結論としては下の表の通りだ。

Bオルタード B C D D#(Eb) F G A B        
Cメロディックマイナー   C D D#(Eb) F G A B C      
Fリディアンb7th         F G A B C D D#(Eb) F

メロディックマイナーを基準とすると、、、

オルタードはメロディックマイナーの第7音から始まり、
リディアンb7thはメロディックマイナーの第4音から始まる。

オルタードを基準とすると、、、

メロディックマイナーはオルタードの第2音から始まる。
リディアンb7thはオルタードの第5音から始まる。

リディアンb7thを基準とすると、、、

メロディックマイナーはリディアンb7thの第5音から始まる。
オルタードはリディアンb7thの第4音から始まる。

まず注目するのはメロディックマイナーとリディアンb7thの関係だ。メロディックマイナーから見るとリディアンb7thは4度の関係であり、リディアンb7thからは5度の関係だ。判りやすくギターの指板表にしよう。

メロディックマイナーから見てリディアンb7thが4度の関係と言う事は、先日も解説した通り、ここでII-Vが成立するのがなんとなく判るでしょう?。キーがBbの時、IIm7はCm7となり、V7はF7だ。こんなコード進行があったとしよう。

Cm7 - F7 - Bbmaj7

これのキーをCmと考えても良いが、Bbと取るのが一般的だろう(IIm7 - V7 - Imaj7と言う流れ)。この3つのコードはどれもBbメジャーのダイアトニックコードなので、このコード進行が与えられた時はBbメジャースケールを使えば良い。でもジャズやフュージョンの場合、音をわざと外してオンリーワンなアドリブを試みる事も多々あり、その時にII-Vのワンコード化(一体化)と言うのを覚えておくと容易にアウトフレーズを作れるようになる。

Cm7でCメロディックマイナーを使い、次のF7でもメロディックマイナーを使い続け、Cm7 - F7と言うコード進行をCm7のワンコードにしちゃう。そして運良くF音と言うのはC音から見れば4度の関係にあるからCメロディックマイナーをそのまま使っていれば、イコール、F7でFリディアンb7thを使っているのと同じになるのだ。

ではメロディックマイナーとオルタードの関係はどうだろう。メロディックマイナーから見るとオルタードは半音下のスケールになっている。一見、無関係に見えるが、F7の裏コード(代理コード)を考えると納得出来ちゃうのだ。裏コードの関係を指板表で見てみよう。

そうなると上のコード進行はCm7 - B7 - Bbmaj7となる。ほらっ!、これでメロディックマイナーとオルタードの関係が判ったでしょう?。Cm7でCメロディックマイナーを使い、B7でもそのままCメロディックマイナーを使い続けても、それはイコール、Bオルタードになるのだ。

理論書やギター奏法ハウツー本ではこの辺の解説がされてないのもある。単に「メロディックマイナーとオルタードとリディアンb7thは同じ構成音ですよ」とか「ここはドミナントコードの裏コードを想定して半音フラットさせたオルタードを使うと良い」とか・・・。

結果だけ、つまり演奏に於いては、この辺の理論なんて必要ないかもしれない。「こうやって弾くと良いですよ」、この言葉だけ信じていれば良いのだから。でも少なくともオレは、何故そうなるのか、どうしてこの3つのスケールに共通点が多いのか、その辺を理解しないと、使っていても気持ちが悪い。

それに今回解説した事も結局は基本中の基本でしかない。この辺の説明がされていない書籍ってのは言わば「これくらい知っていて当たり前でしょう」、そう著者が語っているのと同じ事。基本中の基本を押さえないで、ギターを弾くってのはやっぱりかっこ悪い。

さて、この3つのスケール、「今後もロックしか演奏しません。ジャズやフュージョンなんて一生縁がありません」ってな人を除いては、全てを覚えておくべきスケールだろう。あとは覚え方だ。記憶力に勝っていると思ったら3つを独立して覚えても良いし、1つを覚えて展開していくパターンも良いだろう。

恐らく、メロディックマイナーを基準に、中心と考えた方が良いのかもしれない。IIm7 - V7だから、一般には先にマイナーコードが出てくるので、それをメロディックマイナーで弾けばそのまま次のV7に行けちゃうのだから。

でもオレ個人はこの3つのスケールはオルタードスケールとして考えている。2年くらい前はリディアンb7thに夢中だったので、これを中心に考えていたが、オルタードの方が指板上での音の配置が判り易いと感じている。第1音から第4音まではコンディミと同じ配列だし、第5音からは全音ずつ上がって行くから、非常に判り易い。だから、例えばコードでAm7が与えられたら、その瞬間にAbオルタードを意識しちゃう。

特に□m7でも□7でも平行調の関係になる短3度上のスケールを使う事がある。Am7ならそれをCm7と考えてCメロディックマイナーやCドリアンを使う(スコット・ヘンダーソンなんてこの短3度上のパターンが多いそうだ)。この時に短3度上のCメロディックマイナーを使うと考えるよりも、2度上のBオルタードを使うと考えた方が、フレーズが流暢に出てくるのだ。



   



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