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リニューアルレッスン
     106話 基礎に戻ってアウトする その1

2007.11.27

もしアウトフレーズに興味を持ち、前々話前話で、鳴っているコードとは異なるスケールを使って自分なりにアウトフレーズを組み立てていたとしよう。うち、何人かは上手く行かない、やっぱりただのミストーンにしか聴こえないぞ、と首を傾げているだろう。

そんな時は基本に戻ろう。本来Gm7に合わないスケールを使うのでなく、Gm7にマッチするスケールを使い、これにテンションノートを加えて行く。Gm7にマッチするスケール、それはGマイナーペンタトニックスケールだ。ブルース系のギタリストはこれにb5th音を加える。

これは今ではブルーノートと言う立場でマイナーペンタトニックスケールを演奏する上で重要でかつ当たり前の音になったが、これもテンションノートの1つと考えて良い。だったらまずはb5thを絡めたフレーズを自分なりに作ってみるのだ。

上はGマイナーペンタトニックスケールにb5thを加えた第5、第1、第2ポジション、そして第3ポジションの一部だ。まず一番簡単なクロマチック展開でアウトフレーズを作れば良い。

1小節の中でひたすらクロマチックするフレーズもありだ。

上に慣れたら4thや5thの代わりにb5thを使ったり、さらには自分が運指し易いフレーズをこれでもかと考えてみよう。

そして最後に4小節のフレーズを組み立てて行く。下のフレーズはこのままGm7で十分に使えるフレーズなので、気になるのなら完コピーしてみよう。全てをオルタネイトピッキングしても良いし、どこでハンマリングオン、プリングオフを使ってどうレガートフレーズにして行くかが鍵だ。


そして最後に「こんなんありかよ?」と言う、普通ではありえない運指をするフレーズをb5thを絡めて作ってみよう。

ミソは斜めのライン。下のような矢印に注目してフレーズを作っていけば、たかがマイナーペンタトニックスケール+b5thと言う定番スケールでさえ、アウトした感覚になって行く。斜めラインが弾き辛い場合は1本の弦でb3rdとb5th、b5thとb7th、ちょっとストレッチするだけで届く筈だ。また新86話で解説した4度の積み重ねフレーズを加えれば、さらにフレーズにアウト感が増して行く。

本来、マイナーペンタトニックスケールにb5th音を加えるのは、よりフレーズをブルージーにする為である。つまり叙情的、感情に訴えるフレーズ作りに適した音だ。しかしそれだけでなく、b5thを効果的に使う事で無視質なメカニカルなアウトフレーズも作る事が出来てしまう。

これがアウトフレーズの基本である。



   



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