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リニューアルレッスン |
2007.11.11 |
前話からの続きだ。 ドリアンだけでなくマイナーペンタトニックスケールでもそうだが、第2ポジションってのがある。
Gドリアンの第2ポジション ポジション別でブロックとして覚えるのが最終目標であるが、ここでも注目するのは1オクターブ内。黒数字の部分だ。ブルースでもロックでもジャズでもここが良く使われるのだ。マイナー系のスケールで第2ポジションを単なる第3、第4への経過ブロックとして重要視しない人もいるが、それでは駄目だ。 Eマイナーペンタトニックスケール、Eドリアンだったら、第1ポジションは開放弦、もしくは12フレットとなり、楽をしようとしているのか、常に1オクターブ上の12フレットのブロックから弾き始める人がいる。間違いではないが、ではキーがEmならいつも12フレットから始めるのかって事だ。 まっ、当たり前だが、第2ポジションだけじゃなく、第3ポジションだって、第4ポジションだって、第5ポジションだって弾けて当たり前なのである。だから前話で述べたようにまずはトニック(1st音)の位置を把握しなさいって事なのだ。トニックの位置さえ、頭に入っていれば、第2だろうが第3だろうが第4だろうが、気にせず演奏出来る。 ではフレーズの実践と行こう。
Gドリアンの第1、第2ポジション 速弾きのポイントは楕円で囲ってある3つの部分。ここを延々とラン奏法すれば良い。ハンマリングオン、プリングオフを駆使すれば下のようなジェフ・ベックが良く弾くようなフレーズを作れる。
そしてこの手のフレーズをコードが変わる時にコード毎に行うとコード感も出るし、コードからコードへ、今回は短3度離れているドリアンに飛ぶだけなのでスムーズなフレージングに繋がる。
もっと簡単に速弾きするには4度のフレーズを作る事。
前話のサンプル音源で3連符や16分音符の部分はほとんどこの4度のフレーズで構成されていると言って良いだろう。開始10秒から20秒くらいまでは全て4度フレーズであり、中程のフレーズでも音が飛んでいるななぁと思う部分は短3度、4度、増4度と言ったスケールの幾つかの音を飛ばしているフレーズが多い。最後の2分からの6連符による速弾きも4度フレーズだけで構成されている。 4度でフレージングはコード感が希薄なウネウネフレーズを簡単に作れる。ギターの場合、隣り合わせの弦を交互に弾く事になるので慣れないと厄介だろうが、ロックギタリストはこの4度フレーズをあまり使わないので、かなり目新しいフレーズになると思う。
練習用としてAm7 - Cm7と言う進行を持つモードのmidiカラオケも用意しておく。利用するのはAマイナーペンタトニックスケール、Cマイナーペンタトニックスケール、そしてAドリアン、Cドリアンである。
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