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リニューアルレッスン
     70話 マイナーペンタトニックスケールの応用
       コードによって音を使い分ける その3

2007.09.04

「コードによって音を使い分ける」は今回が最後、メカニカルフレーズを中心にご紹介しよう。前話より遥かに運指が難しいので、気張って反復練習しよう。尚、今回紹介する譜面の多くは3連符になっているが、音使いやリズムによっては8分音符や16分音符としてでも使われるので、色々なリズムで弾く事をお勧めする。

まずは上の指板表。4弦7フレットから1弦7フレット、もしくは1弦10フレットまで順番に弾いて見よう。これはAm7、もしくはCmaj7のコード分散音で、A7の時に使うと効果的だ。Aマイナーペンタトニックスケール以外の音として2ndがあるが、これはテンションで言えば9thだ。ブルースの場合、A7コードはA7(9)を使う事も多々あり、Aマイナーペンタトニックスケールに2nd音(9th音)を使うのは常套手段である。

次にD7用の指板表を示そう。お判りと思うが、b7thの部分を半音下げて6thにすれば良い。

これらを使った例が下の1小節目だ。

下のように6弦から1弦まで一気に使い切って上昇下降フレーズを弾くと超〜カッチョイイ。こうなるとテンポの速い曲ならば、オルタネイトピッキングよりも、エコノミーピッキング、もしくはスウィープでないと運指もピッキングも間に合わないだろう。

次にE7に対する指板表である。これはかなり運指が厳しい。実はオレもあまりこの通りには弾かなかったりするが(4弦7フレットを端折り、スタートを4弦10フレットのb3rdにしちゃったり・・・)、皆さんは根性を据えて頑張って頂きたい。

上の指板表通りに運指するとかなり厳しいフレーズになるが、第2ポジションでなく、第3ポジションを使うと1〜2小節目のようになる。これならちょっと練習すればを流暢に弾けると思う。3小節目はターンアラウンド、ブルースの最後の小節、12小節目のE7コードで頻繁に使われるフレーズだ。4小節目も同様である。3小節目と4小節目の音使いの違いに注目しよう。

尚、4小節目から1オクターブ低く、Aマイナーペンタトニックスケールの第1ポジションで5弦5フレット、4弦4フレット、3弦3フレット、2弦2フレットをEaug(Eオーギュメント)と言うコードとして押さえ、アルペジオで使われる事が多い。単音のフレーズとして利用する場合は、最後の2弦2フレットを3弦5フレットのチョーキングに置き換えよう。勿論、3小節目をそのままコードとして押さえれば、それもEaugである。

B.B.キングが使って超〜定番フレーズになっているのが下の3〜4小節目のフレーズで非常にブルージーで勝手が良い(最後の2弦10フレットは1オクターブ高い1弦17フレットを使うのが普通)。主にサブドミナントコードであるD7で使われるが、A7でも使えない事はない。1、2小節目はそれを第2ポジションで弾くように1オクターブ低いフレーズになっている。

最後にトニックコード、A7で利用するブルージーな超定番フレーズを紹介しよう。基本は1〜2小節まで。これにハーフチョーキングやクォーターチョーキングを利用して、よりブルージーにしたのが3〜4小節目だ。4小節目のクォーターチョーキングはハーフチョーキングでも問題はない。これも誰もが使うフレーズなので、上のB.Bのフレーズ同様に完璧に指癖にしてしまおう。

今まで踏まえた、サンプル譜面の幾つかを取り上げた音源を聴いて頂こう。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
WMA DATA
Aのブルース
WMA DATA
Aのブルース

オクターブ上の音が欲しかったのと、Dコードそのものを弾きたかったので第3ポジションを、そして一箇所だけ、定番的な音色である1弦17フレットを使っているが、ほとんどを第2ポジションでまかなっている。

上はAマイナーペンタトニックスケールの第3ポジションにb5thを加えたもので、赤い部分がDコード、もしくはD7コードになる部分で、D7コードの時にこれをコードトーンとして弾いちゃう手法がブルースでは有効だ。勿論、ハードロックやヘヴィメタルのように単にDコードのスウィープをかますのでなく、b5thを多用したり、2ndや5thの1音チョーキングb3rdをハーフチョーキングして、3rd、6th音のメジャー音とし、泥臭さを演出しよう。

つまりブルースを含めて、調性音楽でサブドミナントコードが鳴っている時に(キーがAならD7である)第3ポジションは非常に有効なのだ。音源では判り辛いが(要するにちょっとミスっているのだった)開始30秒のところで、Dコードを弾いている。

2コーラス目のターンアラウンドだえる41秒のところ、ここではA7部分では普通にCコードを弾き、E7となったところでCコードのG音を半音上げてAbにし、オルタードスケール内のEaugのコードトーンを使っている。どっぷりしたブルースではないが、この手のメカニカルなフレーズも、21世紀の今、有効であろう。

マイナーペンタトニックの応用と題して、3回に分けて書いてみたが如何であったろうか?。マイナーペンタトニックだけで演奏するよりも、コードによってたった1音変化させるだけで、フレーズが豊かになるのをわかって頂けたろうか?。

マイナーペンタトニックスケールを数字で表すと1st、b3rd、4th、5th、b7thの5つ。これにもう1つのブルーノート音のb5thを加える。ここまでは当たり前。入門書レベルのお話。ここから、サブドミナントコードでは(キーがAならD7)、b7thの代わりに6thを使い、ドミナントコードなら1stの代わりにナチュラルの7thを使う。これだけで一気に初心者から中級者の仲間入り。

無論、これらはあくまでも1つの例であり、サブドミナントコードで絶対に6th音を、ドミナントコードでは7th音を使わなくちゃいけないって訳でもなく、またジャズやフュージョンとなると、さらに複雑化したフレーズや、b5th音を多く絡めて、ウネウネしたフレーズを作ったりもする。皆さんも紹介したフレーズをクリアしたら、ご自分でコードにマッチしたフレーズを考えられてはみては?。

ギターな日々413話の音源でも類似するアクションで弾いている。こちらは純粋に第2ポジションだけで弾いているので、参考にされたし。

   



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