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リニューアルレッスン |
2006.11.10 |
前話で、平行調の関係にある□m7(9)コードと□maj7コード、例えばAm7(9)とCmaj7は同じ、Cmaj7の構成音はそのままAm7(9)の構成音になり、Am7(9)の1st音を除けばCmaj7になると書いた。 では同じく□7(9)も他のコードと押さえ方が同じになるのではなかろうか?。物事を深く学ぼうとしている人はそういう疑問に辿り着くと思う。こう言うと多くの読者に対して失礼に当たるかとは思うが、常にそういう疑問を抱かなければ、優れたギタリストには絶対になれないと断言しよう。
C7(9)なら6弦8フレットが1st音、5弦3フレットが1st音になる。これが面白い事に1st音、トニックが別の場所になると、上の押さえ方でなんと□m7-5、□7(b9, b13)、□m6になるのだ。 せっかくなのでそれぞれのコードを簡単に説明しよう。
□m7-5 -> 1st, b3rd, b5th, b7th □m7-5はマイナーセブンフラットフィフスと読み、□m7(b5)と書かれる事も多い。b5th音はテンションノートでなく、あくまでも5thの代わりに半音下げたb5thを使うのである。 □7(b9, b13)のb9thはb2ndと同じ、b13thはb6thと同じである(テンションノートは7を引き算すればいい)。ギターではこんな6音を押さえる事が出来ず、1stや5thが省略される事が多い。 □m6は見てお判りの通り、セブンスコードのb7th部分を6thに変えたコードだ。 ではそれが実際にどうなっているか、指板表を見てみよう。
つまり、□7(9)のトニック(1st音)を除いた他の構成音を用いれば、□m7-5にも□7(b9,b13)にも□m6にもなるのだ。 「こんな複雑なコード、ロックには使わないから、覚える必要はないさ!」、そう思っても仕方がないかもしれないが、□7(b9,b13)は確かにロックではあまり使われないだろうが、□m6と□m7-5はロックでもポップスでもJPOPでも頻繁に使われるコード。覚えて損はない。 いずれにせよ、□7(9)の代表的な2つのフォームを知っていれば、トニックの位置を変更すればこれらのコードになるのだから、せっかくだから覚えてしまおう!。
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