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リニューアルレッスン |
2006.11.10 |
□m7(9)コード。本サイトをしっかり読み、常に復習をしている方なら、ここで説明する事無く、簡単にこのコードを押さえられる事が出来る筈だ。何故か?。□7(9)と□m7(9)は3rd音かナチュラルかフラットするかだけって事を知っているからだ。これが判らない方は、この先読み進んでも意味がない。32話から、もしくは旧49話からをもう1度読み直そう。 本サイトはただ「これはこうですよ」と教えるだけではない。いっぱしのギタリストになる為の精神論も語っている。要するにここまで読んでいて、□7(9)と□m7(9)の違いも判らないような方は勉強した振り、理論を判った振りをしているだけに過ぎず、そういう人はどんなに親切に物を教えても無駄。どんなに判りやすい理論書を読んでも無理。そう断言しよう。 とは言え、ビギナーズレッスンと題しているのだから、じゃぁ□m7(9)はもう判ったよね、じゃぁ講義終了!、って訳にも行かず・・・。
よって、□m7(9)の代表的な2つのコードは、
となる。単にナチュラル3rdを押さえている指を半音落としただけで□m7(9)を押さえる事が出来る。他にもこんな押さえ方がある。
Cm7(9)コード この4つのフォームはどれも頻繁に使われるので完全に暗記するように。 ここで、「おやっ?」、これは何かのコードと似ているぞ?、と思った方、貴方は鋭い!、と言うよりも本レッスンをしっかりと学ばれている。36話を再読して頂きたい。そして□maj7コードを押さえて貰いたい。 そう、「フォームとしては」□maj7コードと□m7(9)コードはほぼ同じなのだ。ここで「フォームとしては」とカッコで強調しているのは意味がある。□maj7コードと□m7(9)コードは同じではない。あくまでもフォームが同じと言うだけだ。だってそうだろう?、Cmaj7とCm7(9)が同じである筈がない。 正しくは「Ebmaj7とCm7(9)は同類」となる。これはスケールを考えると良く判る。まずは旧5話と、旧9話を読んでみよう。ここで平行調に関して述べている。CメジャースケールはC,D,E,F,G,A,Bとなり、AナチュラルマイナースケールはA,B,C,D,E,F,Gとなり、CとAmの関係は平行調と言われる。 つまりCメジャースケールの第6音から始まるのがAナチュラルマイナー(もしくはAナチュラルマイナーの第3音から始まるのがCメジャースケール)となり、同じくEbメジャースケールとCナチュラルマイナーの平行調となる。同じ音が使われているのだから、コードだって類似する、なんとなくお判りになるだろう?。 音に#だのbだの付くと判りづらいので、Am7(9)とCmaj7を考えてみよう。□m7(9)の構成音は1st,b3rd,5th,b7th,9thで、□maj7の構成音は1st,3rd,5th,7thだ。
Am7(9) - 1st=A, b3rd=C, 5th=E, b7th=G, 9th=B となり、この2つのコードはCとEとGとBの4つが重なり合う事が判る。よってCmaj7はまんまAm7(9)になり、逆を考えるとAm7(9)の1st音であるAを押さえなければそれはCmaj7にもなるのだ。上の1、3、4のフォームは、指板上の数値は無視すればEbmaj7でもあるしCm7(9)でもあるのだ。 2のフォームに限っては1st音を押さえているので、Ebmaj7にはならない。Ebmaj7を押さえるのであれば、下のようになる。フォームは同じでも数字が異なるのを知ろう。
Cm7(9)コードとEbmaj7コード 他にも下のような押さえ方もあるが、Cm7(9)として押さえると、テンションノートである9thがルート(最下位音)になり、響きとしてはあまり良くなく、□maj7としてはこのフォームは使うが、□m7(9)としてはあまり使われない。
Cm7(9)コードとEbmaj7コード 勿論理論的には間違っていないので、使ってはならぬと言う事ではないし、人と異なる響きを使ってみたいなんて方はこの押さえ方で□m7(9)を弾いたって間違いではない。
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