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リニューアルレッスン
     41話 優しいコード理論
            ブルースの実践 その2

2006.4.1

本レッスンは「如何にアドリブするか」、「自分の弾いている音を知る」、これに重点を置いているのでリズムギター、つまりバッキングレッスンをする主旨ではない。しかし1曲の中でギターソロの割合はせいぜい20%に過ぎず、ギタリストは残りの80%をバッキングに費やす。

リズムギターさえ出来れば、スケールに熟知していなくても、ギターソロが満足に弾けなくてもセッションに参加出来てしまう。ロックギターは1人で自室に篭って弾いているよりも、みんなで爆音を出して楽しむものである。そこでもう少しリズムギターについて書いていこうと思う。

前話で披露したブルースバッキングは下のような型、フォームで弾いている。

ただ、音源を良く聴いて頂ければ判るが、上のフォームで弾いてはいるが、それぞれ4音、5音、4音と全ての音を鳴らしている訳ではない。A7では4、5、6弦を中心に5弦はあまり響かせないようにしているし、D7では2〜5弦が中心で1弦はあまり鳴っていない。E7でも1弦は気持ち響いているだけだ。

このようにコードブックや38話に示したようなフォームの音を全て鳴らす必要はないのだ。「2音以上の音が同時に鳴っている」、これがコードであるのだから、そのコードの特徴が判れば別に6音、5音、4音も鳴らす必要はないのだ。

例えばオレはこの手のブルースを弾く時、よく次のフォームを使う。

これは下のフォームの省略形である。

だから「えっ?」と思われるかもしれないが、以下もA7、D7、E7なのだ。

これは次のフォームの省略形となる。つまりA7はb7と3rdの構成、D7とE7は逆にルートノートに3rdを、トップノートにb7thを配置した構成だ。

試しに演奏してみよう。最初の12小節が普通に弾いた状態、2コーラス目が2音だけでバッキングをした例だ。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
WMA DATA
バッキングの例
WMA DATA
バッキングの例

どちらが良い、悪いではない。演奏する本人の好き嫌いだけでしかない。オレはロックでもブルースでもベーシストが低い音、トニック音を中心に賄うのだから、ギターは敢えてトニック音を鳴らす必要はないと考えているギタリストで、特にチャカポコとファンキーにカッティングするようなリズムギターでは2音ないしは3音構成のコードを良く弾く。

コードはA7だったらA7の構成音を弾くと言うルールに従う、また定番のフォーム、定番の音使いってのも存在する。それでも自由度、幅は広いから厄介だ。初心者のうちは、全てを覚えようとせずに、自分が弾きやすい、もしくは自分が好きな響き、それをまず探し出し、どんなテンポの曲にでも合うように弾けるように努力する事が肝心だろう。

1、2年も7thコードを弾いていれば、知らないうちに何パターンものコードを弾けるようになるし、9th、11th、13thと言うテンションノートだって怖くなくなる。ヘヴィメタルしか弾かないからテンションノートなんて必要ない、そういうギタリストもいるだろうが、これは難しいテクニックでなく、音楽の基本である、そんなギタリストでも覚えておいて損はない。

   



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