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リニューアルレッスン |
2006.4.1 |
理論だけだとそれを頭に詰め込むだけでどうにも面白くないだろうし、実践しないとすぐに忘れてしまうだろう。そこでせっかくなので今までに学んだ7thコードを利用してブルースを弾いてみよう。 まずコードをローマ数字表記する事から始めたい。何故算用数字でなくローマ数字かは良く判らないが、慣例的にそうなっていると解釈して欲しい。これは算用数字と全く一緒。キーから数えて何番目か、これがローマ数字で表される。 例えばキーをCとするとCはI、DはII、EはIII、FはIV、GはV・・・となる。ではキーをAとするとどうだろう。「AはI、BはII、CはIII、DはIV、EはV・・・だろう?」と回答してしまうのは短絡的。下の表を見て頂こう。
スケールを算用数字で表すのと同じで、キーが変わっても各音の相対的な位置は変わらない。だからキーがAだとIIIはC#、VIはF#、VIIはG#になっていく。 基本的なブルースで使うのはIとIVとVの音。キーがCならIのCと、IVのFと、VのGを、キーがAならIのAとIVのDとVのEが使われる。これを7thコードにしてしまうとすると、I7,IV7,V7が使われ、それぞれキーがCならC7,F7,G7、キーがAならA7,D7,E7になる。 ギターの場合、6弦と5弦の音で相対的な位置が理解出来ると思う。
I7,IV7,V7だけ使っていればブルースになるって訳じゃない。ブルースには色々とルールがあるのだ。ブルースがこの世に現れてすでに半世紀以上が経過しているので、ローカルなルールも多いが、ここでは基本的な2つのルールで弾いていただこう。下の表は1つのセルを1小節にし、4小節毎に段落を組んだもの。
ブルースの基本構成その1
ブルースの基本構成その2
ご覧の通り、ブルースは12小節で構成されている(8小節ブルース、16小節ブルースも存在する)。そしてその1とその2の違いは、2小節目だけ。その1はI7を使い、その2はIV7になる。 キーがCなら次の通り。
Cブルースの基本
キーがAなら次の通り。
Aブルースの基本
下にベースとドラムだけの練習用midiを用意したので各自、前話までに学んだ7thコードを用い、バッキング、コード練習をして頂きたい。Aブルースの方は6弦5フレットをトニック(I)にした時、Dブルースでは5弦5フレットをトニック(I)にした方式で弾いてみよう。
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