リニューアルレッスン
　　　　　３６話　優しいコード理論
　　　　　　　　　　　　7thコードとmaj7thコード

2006.4.1

7thコードの作り方はトライアドコードと同じだ。まず基準となる1st音を探す。上はCがキー、つまりCを1st音として3rd,5th,b7thを表示したもの。

どんなコードでもそうだが、各弦の1st音を探していく。６弦８フレット、５弦３フレット、４弦１０フレット、３弦５フレット、２弦１フレット、１弦８フレット。６つのC音があるのだからC7も最低でも６つのパターンを作れる事になる。

一般的なC7コード

最初の２つは６弦を中心に考えたC7、３番目は最初のコードの上４弦を利用したもので１弦を中心としたC7と考えて良い。４、５番目は５弦を中心に考えたC7、６、７番目は４弦を中心に考えたC7、８番目は３弦を中心としたC7、９番目は５弦を中心としたC7と考えても良いが、１０〜１２番目の変形とし、２弦中心のC7とする。

ここで９番目のC7に注目。下から1st,3rd,b7th,1stの４音構成になっていて5th音がない。つまり理論上は完全なC7ではないのだ。しかし我々の耳は理論で聴くものではない。響きがC7だったらそれはC7であり、このように構成音が省略される事も多い。

１音省略しているC7コード

だから上も全てC7になる。どの音を省略するかは各自の自由だ。勿論b7th音を鳴らさないと7thコードにはならないのでそれ以外の音を削っていく。1st,3rd,5th、どれを削ってもいいし、例えば3rdとb7thの２音だけ鳴らしてもそれはC7コードになる。

続いてmaj7thコードを考えていこう。7thコードとmaj7thコードの違いはお判りか？。7thコードの構成音は1st,3rd,5th,b7th、maj7thコードの構成音は1st,3rd,5th,7thだ。よって7thがフラットしているのが7thコード、ナチュラルの7thがmaj7thコードになる。イコール、今までb7thを押さえていた部分を半音高くすればmaj7thコードになってくれる。勿論、人間の関節の限界によって押さえていたC7を全てCmaj7にする事は不可能ではあるが・・・。

Cをキーにした1st,3rd,5th,7th音

一般的なCmaj7コード