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リニューアルレッスン
     30話 3rd音を使う

2006.3.20

マイナーペンタトニックスケールはキーがメジャー(長調)でもマイナー(短調)でも使えるフレーズである事は述べた。

一般にメジャーキーでマイナーペンタトニックスケールを使う際は言葉を変えて、「ブルースペンタトニックスケール」と呼ばれる。メジャーキーでマイナー〜スケールと表現するのは無理があるので、このように呼ぶようになったと思われる。

そろそろ今までのデレク&ザ・ドミノスからパクったカラオケ音源だけで弾くのも飽きた頃ではなかろうか?。そこでせっかくなのでメジャーキーの12小節ブルースのカラオケを用意した。この曲もシャッフルリズムなのでシャッフル、もしくは3連のノリで弾くとマッチする。

Aメジャーブルースのカラオケ

今までに学んだマイナーペンタトニックスケール、いや、メジャーキー曲をバックに弾くのでブルースペンタトニックスケールと言おう、そして2nd, b5th、6th音も含めて、色々と演奏して頂きたい。

特にこのブルースはトニックコードにA6と言うコードが使われている。A6のコードトーンを数字で表すと1st, 3rd, 5th, 6thだ。だからこのコードが鳴っている時、6th音はコードトーンそのものであり、頻繁に使っても構わない音になる。

弾いていると、どこか違和感があるように聴こえてくる事はないか?。試しにこのブルース曲でマイナーペンタトニックスケールのb3rd音をロングノートで何度か弾いてみて欲しい。合っているような合っていないような・・・、そんな感覚を持つ筈だ。

コード理論に関しては後に詳細に渡って述べるが、ここで基本中の基本を学んでおこう。それは「メジャー系コードとマイナー系コードの違いは何か?」である。コードを日本語にすると和音だ。複数の音が一定の規則に基づき同時に鳴る、これがコードであり、和音だ。

1st, 3rd, 5th音、それに場合によって5thより上の音、テンション音を加わったのをコードと言う。そしてメジャーコードとマイナーコードの違いは3rd音にある。これがナチュラルであればメジャーコード、フラットしていればマイナーコードになる。たったこれだけの違いである。

つまり1st, M3rd, 5th(1st, 3rd, 5th)が構成音にあるコードがメジャーコード。1st, m3rd, 5th(1st, b3rd, 5th)が構成音に含まれているコードをマイナーコードと言う。具体例を挙げればCコードはド、ミ、ソ、Cmコードはド、ミb、ソになるのだ。

だから本来、メジャー系曲(メジャーコードがキーになっている曲)でb3rd音を使うのはおかしいのである。だから今回のブルース曲でマイナーペンタトニックスケールのb3rd音を使うと微妙な違和感を持ってしまう。

厳密にはメジャーブルースではb3rd音は使わない方がいいのだが、ここでブルーノートと言う概念が出てくる。これは文字通り「雰囲気がブルーになる音」。これはb3rd, b5th, b7thの3音を指す。だからb3rd音を弾いても全く問題はない。これがブルースっぽさを醸し出してもくれる。

ではコードでは1st, 3rd, 5thが鳴っているのに、3rdを使わなくてb3rdばかりを使っていていいのか?、ナチュラルな3rd音を弾いてもいいのでは?、なる疑問も出てくる。そう感じるのは間違いではない。

そこでマイナーペンタトニックスケールに3rd音を加えるスケール、もしくはb3rdの代わりに3rd音を加える、そんなスケールを考える事が出来てしまう。

Infoseekサイト
http://np-music.hp.infoseek.co.jp/の方は下
それ以外のサイトでは下
WMA DATA
マイナーペンタトニックスケールに3rdを加える
WMA DATA
マイナーペンタトニックスケールに3rdを加える

ブルースギタリストの多くはb3rdと3rd音を色々と効果的に使うし、ジェフ・ベックも右のスケールで弾いている曲を良く見つける事が出来る。文章だけは判り辛いかもしれないので、3rd音の実際を聴いて頂こう(よりブルースらしくする為にb5th、6th音や7th音(M7th)も要所要所で加えている)。

Aマイナーペンタトニックスケール基本ポジション+3rd Aマイナーペンタトニックスケール基本ポジションのb3rdを3rdに置き換える

3rd音をどう使うか?、どの音と結び付けるか、案ずる事はない。今まで使っていたb3rd音の代わりに3rd音を弾くだけで音源のようなフレーズを作れてしまう。基本は1stや5th音と結べば良い。両方と結べばコードトーンそのものとなり、合わない訳がない。

本音源のキーはAmでなくAである。冒頭で述べた通り、だから利用するスケールは中身は一緒だが、便宜上、Aマイナーペンタトニックスケールでなく、Aブルースペンタトニックスケールとなる。ただ音本源はブルースなのでコードとしてはA6(もしくはA7)、D7(9)、E7(9)が使われていて、D7(9)の時に限って、Aブルースペンタトニックスケールの3rd音を鳴らすとアウトスケールになるので注意が必要だ。

b3rdと3rd音を混在で利用する時、基本ルールとしてb3rdから3rdに半音上がるフレーズは良いが、反対に3rdからb3rdに下がるのは良くないとされている。しかしそれは各個人の自由、オレ個人は平気で3rdからb3rdに下がるフレーズも使っている。

今回の音源の場合は、あくまでもAと言うコード(ここではA6、もしくはA7)の時に3rd音を利用するのが適している。D7(9)、E7(9)が鳴っている時はb3rd音をそのまま使った方が聴こえはいい(勿論これも各個人自由)。

   



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