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リニューアルレッスン
     28話 2nd音を使う その1
            ドリアンスケール+b5th

2006.3.20

ちょっと復習しよう。マイナーペンタトニックスケールの音を数字で表すと1st,b3rd,4th,5th,b7thの5音。これにb5thと6thを加えた。今回は2nd音を加えたい。b5th,6th、そして2nd、これの3音をマイナーペンタトニックスケールに加えると最強のスケールになってくれるのだ。


Aマイナーペンタトニックスケール基本ポジションに2nd音を加える

2nd音の場所を確認するのはb5th、6th音よりも簡単だろう。1st音の2つ右、b3rd音の左隣。そう考えるだけで良い。

この音はメジャースケール、メジャーペンタトニックスケール、ナチュラルマイナースケールと言った他のスケールにも使われる音。今覚えても損はない。しかも運の良い事に、6th音も加えるとチャーチモード(後に詳しく説明する)の中のドリアンスケールになってしまうのだった。下図を見て判るようにほぼシンメトリー、非常に覚えやすいと思う。

「マイナーペンタトニックスケールに2ndと6th音を加えるとドリアンスケールになる」

そう覚えて欲しい。


Aドリアンスケール

このドリアンスケール、基本的にはマイナーキーの曲に使われるが、2nd音と言うのはメジャーコードのテンションでも利用され(9th系コード・・・、これの解釈も後に説明する)、同じく6th音も6th系コードや13th系コードと言うメジャーコードがあり、このドリアンスケール、実はメジャーキーでも使えてしまうのだ。

勿論メジャー曲とマイナー曲には大きな違いがあるので、マイナー曲にマッチするフレーズがメジャー曲ではマッチしない事もあり、曲によってフレーズを変えていく必要はあるが、これはマイナーペンタトニックスケールでも同じ事。

さて、この2nd音を利用する定番と言われるフレーズは特にない。前後する1st、b3rd音と絡めたり、2nd, b3rd, 4thの3音、もしくはb7th, 1st, 2ndの3音からなるフレーズが一般的だ。そしてドリアンモードにb5thを加えるとさらにブルージーになる。


Aドリアンスケール+b5th

ペンタトニックスケール(メジャー、マイナー両方とも)の欠点の1つに各種の音が全音以上離れているから、超の付く速弾きには不向きなスケール。だから2〜4音からなるチョーキングフレーズ、トライアングルフレーズ、ボックスフレーズが中心になってくる。

しかしb5th、6th、さらには2nd音も加わってくると隣り合った音がスケール音として使えるようになり、どんなフレーズも、そしてハンマリングオン、プリングオフを絡めた超速弾きに適したスケールになってくれるのだ。

こうなるとマイナーペンタトニックスケールを中心に2nd、b5th、6thを加えて、それらをどう使うべきか、悩んでしまう事があろう。まぁ自由、各自のお好きなようにと言うしかないのだが、無理して8音全部使う必要もない。

まず6th音は非常に目立つ音を奏でる特徴的な存在。経過音に入れただけでも6th音としてのイメージが際立ってしまうから多用しないギタリストも多い。またb5th音はブルーノート音の1つで、この音はブルージーを約束する。だから泥臭く弾く際にはいいのだが、そうでない、モダンな演奏をしたい時には使わない方がいい。

最も性格、キャラクター性が薄いのが2nd。1stとb3rdとの掛け橋程度の意味合いしかない音。だからマイナーペンタトニックスケール+2nd、これを基準とし、用途によってb5thと6th音を加える、そう考えた方がいいかもしれない。

慣れてくれば曲調やコード進行などでほぼ無意識にこの3音を使い分けをするが、初心者の皆さんは意図的に3音を使い分けるような練習をした方が良いと思う。速弾きの際は音数が多ければ多い程、速く聴こえるのだから、3音全てを使うのは最良の作、でもそうでない時は、3音をどう使うか、または使わないか、工夫が大切だ。

   



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