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リニューアルレッスン
     22話 マイナーペンタトニックスケール
            まとめその2

2006.3.20


Aマイナーペンタトニックスケール

前話のまとめで基本ポジションに低音側である第5ポジションを拡張し、さらに高音部分をもっと使いたいので第2ポジションの1〜4弦までを拡張した。次に焦点を当てるのは第4ポジションだ。

Aマイナーペンタトニックスケールの第4ポジション Aマイナーペンタトニックスケールのオクターブ下の第4ポジション

これに第5ポジションとオクターブ上の基本ポジションと第2ポジションの一部を加えてみよう。今まで、第4ポジションは基本ポジションのオクターブ上のフレーズを担うポジションである、これを中心に学んできたが、オクターブ上の基本ポジションと同じ音を担う、そう考える事も出来る。


Aマイナーペンタトニックスケールの第4、第5ポジションにオクターブ上の基本ポジションと第2ポジションの一部を加えた

まぁどのように考えても基本ポジションと第4ポジションは非常に似ている、双子のような関係である、そう覚えて欲しい。つまり基本ポジションで弾けるようなフレーズの多くは第4ポジションでも難無くこなせるし、逆も然り。

だから基本ポジションで行ったような低音域の拡張もして行きたい。

基本ポジションを使うか、第4ポジションを使うか・・・、これはどちらのポジションを使っても構わない。各個人の好き好きだ。でも「基本ポジションで弾けるようなフレーズの多くは第4ポジションでも難無くこなせる」、この言葉が重要。あくまでも「多くは」である。中にはどちからでないと弾けない、もしくは弾きづらいフレーズもある。上級者ともなると、それを瞬時に判断するのだ。

初心者はそれを瞬時で判断出来ない。ではどうするか?。考えるのである!。先人達のフレーズをコピーし、彼らの指使いを研究し、さらには自分でフレーズを作ってみる。本レッスンを読むだけで上達なんてあり得ない。各人がこのレッスンを読み、頭を使ってこそ、上達するのだ。

人によって、弾きやすい、弾きづらいは必ずある。前話でこんなフレーズを紹介した。

これの1オクターブ上のフレーズはこうなる。

上のmidi
   ※一部のオーディオ再生ソフトではチョーキングが認識されない事もある

しかしオレは15フレットから先の6弦はまず使わない人間。だから同じフレーズを弾くのでも基本ポジション中心でんくあ、第4ポジション中心に弾いた方が楽。

でもオレ自身は上の譜面は現実的ではない。単なる指癖でしかないが、このフレーズを弾くのならほぼ下のようになる。

このように弾き手によって、第4ポジションを使うか、基本ポジションを使うかは異なってくる。だからしつこいが「考えよ!」なのである。例えば上の譜面の前のフレーズが5フレットの基本ポジションを中心に低い音で構成していたとしよう。だとするとオクターブ上の基本ポジションまで指を移動させるよりも第4ポジションにとどまる方が楽。

同じく17フレット近辺でキュイーンと高音チョーキングを行っていたら、わざわざ第4ポジションまで降りる必要性はなく、基本ポジション内でこのフレーズを収めても良いのである。「前後のフレーズを考慮せよ!」と言う事。

そしてここまで拡張していくと、冒頭の図、Aマイナーペンタトニックスケールが全て完成するのであった。第5話で音を数字で表現する事を学び、それ以降、ずっとマイナーペンタトニックスケールに関するレッスンをしてきた。途中ではトライアングルフレーズ、ボックスフレーズ、チョーキングフレーズを学んだ。

次の項目から、さらに音を加えていき、ブルーノートスケール、ナチュラルマイナースケールを完成させていくが、ここまでを完全に理解し、練習し、実践していなかったら、先に進んではいけない。何度も言うが「判った振り」だけするのはやめて頂きたい。

しかもほとんどがAマイナーペンタトニックスケールでの説明であったのだから、皆さんが練習していたのはマイナーペンタトニックスケールでなく、Aマイナーペンタトニックスケールでしかない。だからキーを色々と変えて、Aマイナーペンタトニックスケールで行った練習を何度もやらねばならない。

例えばDマイナーペンタトニックスケールの4フレット〜15フレットまでは下のようになる。


Eマイナーペンタトニックスケールの4〜15フレットまで

基本ポジションは12フレットの位置にある。そして第4ポジションは7フレットの位置にある。Aマイナーペンタトニックスケールと比較すると、基本ポジションと第4ポジションの使い勝手が逆転してくる。

低音域中心にギターソロを弾く場合は、第3、第4ポジションが中心になり、高音域を弾く場合は基本ポジションと第2ポジションが弾かれる。ここをおざなりにしてしまうとAマイナーペンタトニックスケールで弾けていたフレーズが他のキーで弾けなくなる現象に陥るのだ。だからこそ色々なキーで練習しないとならない。

実際にオレも含め、上級者でも突然キーを変えられると、同じフレーズを弾けなくなる事も多い。AからGやB程度の変更なら問題がないが、EやFと言った明らかに離れたキーを強いられると「ちょっと待った!」となってしまう。

だから皆さん、ここまでで半年、1年掛けたっていいと思う。むしろ1、2ヶ月で「判った振り」をして次に進んでしまうよりも、半年以上じっくりとマイナーペンタトニックスケールに取り組んだ人の方が、遥かに出来の良い生徒さんであり、将来性もある。

最後に、色々なキーで練習して頂くために、かつてエリック・クラプトンが率いたデレク&ザ・ドミノスの未発表音源を集めたアルバム「The Layla Sessions(The Jam)」の中からパクったmidiデータ、Dm、Am以外の幾つかを提供したい。

キーがDm
キーがAm
キーがEm
キーがGm
キーがCm

勿論これ以外でもF#m、Fm、Bmなんてのもロックでは使われるので、その辺のマイナーペンタトニックスケールもしっかりと理解しておくように願いたい。

1つ、こんな練習法はいかがか?。キーはAmなのでAm用のmidiでまずは下のフレーズを弾いて欲しい。



上のmidi
   ※一部のオーディオ再生ソフトではチョーキングが認識されない事もある

このように1つのフレーズを各ポジションで弾いていく。どんなフレーズでも構わない。もっと簡単に2拍〜1小節だけの短いフレーズでもいいだろう(最初はその方がいいかも)。ミスする事無く、指癖になるまで、飽きるまで弾き倒す。そしてキーを変えて同じフレーズを繰り返す。



   



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