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リニューアルレッスン
     17話 マイナーペンタトニックスケール
            基本ポジションの拡張 その4

2006.3.20

いきなりフレーズを作れと言われても・・・。きっとそういう読者もいるだろう。そこで今回は今までを踏まえ、精神論を語って行きたい。便宜上、Aマイナーペンタトニックスケールで説明を行うが、当然、他のキーでも同じ練習をする事。

まずAマイナーペンタトニックの基本ポジションを再度理解しよう。


Aマイナーペンタトニックスケールの基本ポジション

さぁ、初心に返ろう。前話のカラオケ音源を鳴らし、上だけを使って、トライアングルフレーズ、ボックスフレーズ、スケール練習のような上昇、下降フレーズ、チョーキングフレーズ、これらを飽きるまで弾こう。そして全てを録音しよう。

何故録音するのか?。特に初心者の場合、指板の音の位置、各種基本ギターテクニックに脳味噌の大部分が忙しいので、本当に正しく弾いている否かを演奏中に判断するのは難しい。カッコイイフレーズを弾いたつもりで、録音した音源を聴いて唖然とする、こういう事は上級者でもあり得るのだ。

複雑なフレーズ、長いフレーズは考えなくて良い。フレーズはパーツ、2〜4小節程度のフレーズ作りを心掛ける事。ラン奏法をするのなら1〜2拍程度のフレーズを考えれば十分だ。1つの長いフレーズを作るよりも短いパーツを複数繋げたフレーズの方が全体的には必ず良い結果が生まれる。

また無理に速弾きする必要はない。速弾きの練習は2話3話でやっていればいい。だからここではバックのカラオケに音が外れていないか、リズムはきっちり合っているか、そういう確認をしながら、弾いては録音して再生の繰り返し。音が外れていたら記憶しているスケールの位置を間違っている証拠だし、リズムが合っていない時は(特に遅れている場合)記憶していても指が追いついていない場合。

いずれにせよ、そういう人は基本ポジションすらまだ完全に慣れていないので、その先(音を複数加える)に進んでも仕方が無い。人間しちゃならないのは「判った振り」、「出来た振り」である。そんな振りをして、おざなりにしてしまったら元も子もない。

オーディオ再生ソフトにmidi音源のキーを変更出来る機能があれば、それで他のキーでテストする事も必要。そういう機能がない場合は、仕方が無い、カラオケ音源無しで、Aマイナーペンタトニックスケール用に作ったフレーズを他のキーに当てはめて練習しよう。

Aマイナーペンタトニックスケールの基本ポジションを理解した=マイナーペンタトニックスケールの基本ポジションを理解した事にはならない。EmだろうがBmだろうがF#mだろうが、どんなキーでも同じ事が出来て初めてマイナーペンタトニックスケールの基本ポジションを理解したと言えるのだ。

こういうのは焦っても仕方が無い。急がば回れ、嗚呼、なんて的を射た言葉だろう、楽器は地道に反復練習するのが一番賢く、それが結果、早道に繋がっていく。しつこいようだが「判った振り」、「出来た振り」をしても自分の為には決してならない。

慣れてきたら、自分が作ったフレーズにどんな音が使われているか、ある程度把握、吟味しよう。何気なく弾いたフレーズが良かった、そんな場合、何故良かったか、どの音を使ったから良かったのか、そういうを判断するのだ。

反対に、せっかく作ったフレーズで、間違いなくスケールを外した音を使っていないのに、なんか微妙な違和感を持つ、そんな時も、その感覚を伴った音が何なのかを知るのは大事。何故こんな事をするのか、理解出来ない方もいらっしゃるだろうが、これをやる、やらないでは雲泥の差。1年後にきっとその回答が見える筈。いや、数ヵ月後にお送りする予定のコード理論を学んだ途端に見えてくるかな・・・。

とにかく自分が何の音を弾いているのか、それくらい理解するのが楽器弾きでしょう!。それがドだのファだの、そう理解せよと言っているのでないし、演奏中、速弾きフレーズを全て瞬時に判断せよとも言っている訳じゃない(そんなものオレだって無理)。とにかく相対的な数字で考えるのだから、さほど難しくはないと思う。

これが出来て初めて次に進もう。


Aマイナーペンタトニックスケールの拡張

これは低音側に1音、高音側に1音加えた基本ポジションの拡張スケール。また6弦8フレットのb3rdと同じ音を出す5弦3フレット、そして1弦5フレットと同じ音を出す2弦10フレットも加えている。

たったこれだけで今まで考えつかなかったフレーズを作る事が出来ると思う。せっかくなので5、6弦の3フレット近辺を、1、2弦の10フレットを中心としたフレーズ作りに励んでみよう。そして6弦8フレットのb3rdと同じ5弦3フレット、1弦5フレットと同じ2弦10フレット、フレーズによってどちらを使った方が自分にマッチしているか、確認しながら作業しよう。

さて、ここでチョーキングフレーズを色々と考えてみるのが良い。間抜けなギター教本を手にしてしまうとチョーキングは1、2、3弦でしか行わないギタリストになってしまう。そこで、、、

 1、6弦3フレットのb7th音から1音チョーキングし、1st音を出す(人差し指)
 2、6弦8フレットのb3rd音から1音チョーキングし、4th音を出す(薬指)
 3、5弦3フレットのb3rd音から1音チョーキングし、4th音を出す(人差し指)
 4、5弦5フレットの4th音から1音チョーキングし、5th音を出す(人差し指or中指or薬指)
 5、4弦5フレットのb7th音から1音チョーキングし、1st音を出す(薬指or中指)
 6、3弦5フレットのb3rd音から1音チョーキングし、4th音を出す(薬指or中指)
 7、2弦10フレットの1st音から1音半チョーキングし、b3rd音を出す(薬指)
 8、1弦10フレットの4th音から1音チョーキングし、5th音を出す(薬指or中指)

この辺を意識し、このチョーキングに前後するフレーズを考えよう。4などはフレーズによってチョーキングする指に変化が出てくるので、どの指でも出来るように練習しよう。また5、6は指の力が強い人は人差し指でも出来る筈で、このポジションだと人差し指の方がフレーズを作りやすい。

音をもっと増やしてみよう。


Aマイナーペンタトニックスケールの拡張その2

3弦9フレットの5th音、4弦10フレットのb3rd音を加えたのが上。それぞれ2弦5フレットと3弦5フレットと同じ音である。この2音は先ほど拡張した、1弦10フレットの4th音と2弦10フレットの1st音を利用する際に便利だからだ。この加えた音を使えば、わざわざ5フレットまで指をずらす必要がないのだ。

勿論フレーズによっては2弦5フレットと3弦5フレットを使った方が遥かに楽な事も多いのを忘れずに。そこに音があるからと言って無理に使う必要はない。

ここで注目して頂きたい部分がある。5弦の3、5、7フレットのb3rd,4th,5th、そして3弦の5、7、9フレットの同じくb3rd,4th,5th音。この2つはオクターブ上下の関係にある。そして1音飛びであるから、普通の手のサイズであれば、このスケール上で唯一1本の弦で3つの音を出せる部分なのだ。

下譜面を見て欲しい。


上のmidi
   ※一部のオーディオ再生ソフトではチョーキングが認識されない事もある

このようにディープ・パープルのHighway Starの最後の1本の弦を使った速弾きフレーズのようなニュアンスで使えるのだった。

最後ももう2音加えよう。


Aマイナーペンタトニックスケールの拡張その3

この1弦3フレットのb7th音と2弦3フレットの4th音は特に重要な音ではないが、これを加える事で、1、2弦だけで、3フレットから10フレットまでと、幅広い音域を持った速弾きが可能になる。それもトライアングルフレーズ、ボックスフレーズで作れ、それを平行移動するだけなのだから、初心者でも比較的弾きやすい指使いになってくれる。

さぁ皆さん、後はとにかく考えて、弾いて、再考し・・・。これを繰り返し、良いフレーズを作って頂きたい。



   



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