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リニューアルレッスン
     9話 マイナーペンタトニックスケール
          基本ポジション その4

2006.3.20

midi data - 練習用カラオケ

いきなりのmidi音源だ。かつてエリック・クラプトンが率いたデレク&ザ・ドミノスの未発表音源を集めたアルバム「The Layla Sessions(The Jam)」の中からパクったもの。これはキーがDmの楽曲で、DmとGと言う2つのコード(厳密にはGの部分ではDmも響いているからDm - Dm/Gとなるのかな)が使われている。これにDマイナーペンタトニックスケールを当てはめてアドリブしちゃおうと言う魂胆だ。

Dマイナーペンタトニックスケールの基準音(tonic)は勿論D。ただ曲そのものがマイナー(短調)曲なのでそれを明確化する為にキーはDmと表現したい(一般的にもそう表現する)。キーはDm、基準音(tonic)がDとなる。そしてそれの基本ポジションは次の通り。


Dマイナーペンタトニックスケールの基本ポジション

それではやってみそ!・・・。

と、これでは辛いだろう。そこでこのカラオケ音源に乗せて、下のフレーズを弾いてみて欲しい。


Fullマークは1音チョーキング、波線はビブラート

midi data - 上記フレーズ
   ※Jet Auido Ver6と言った一部のオーディオ再生ソフトではチョーキングが認識されない事もある

なんて事は無い。そのままDマイナーペンタトニックスケールを上昇し、下降しているだけ。でも当たり前だがカラオケにぴったり合ってくれる。つまりスケール練習用のフレーズはそのまま実践でも使えてしまうのだった。

同じく、高音弦だけで構成したこんな定番フレーズもある。

midi data - 上記フレーズ

ギタリストの弾くフレーズにはこのようにスケール音を1つずつ上昇し、下降する物が半数以上を占める。つまりスケールをしっかりと指に覚え込ませていれば、あとはそれに従って上に行ったり下に行ったり、上がったら下がる、下がったら上がる、たったそれだけ。これがアドリブ、インプロヴァイズの基本となる。

上の2つの譜面のフレーズを流暢に弾ける事が先決ではあるが、その後は再びセンスの話になってくる。本サイトの読者全員がこのフレーズを練習するだろう。だからこの2つで満足してしまうと、その他大勢のギタリストにしかなれない。

そこでこのDマイナーペンタトニックスケールの基本ポジションを使って、色々な音から初めて色々な音で終わる上昇下降フレーズを考え、練習して頂きたい。この時、感覚的に合う音、合わない音ってのが必ず出てくる筈だ。

キーがDmでDマイナーペンタトニックスケールを使っているのだから理論上はどの音を使っても全く問題はない。しかし個人の感性、この音から始めるのは、この音で終了するのはどうも気持ち悪い、反対にこの音から始めたら、この音で終わったらとっても気分がいい、そういう音を是非知って欲しい。そしてその音が数字に表したら何の音なのか確認する事を忘れずに。

それがいつしか癖になって、無意識のうちに多用したり、使わないようになってくる。これが個性になってくる。勿論、どんな音から始めようが、終わろうが気持ち良いなんて人もいるだろう。それはそれでその人の感性、センスなのだ。

オレ個人は前半のDmのコードだけが鳴っている時、4thの音は気持ち悪いから、経過音としては使うが、2分音符以上の伸ばすような時にはまず使わない音。後半のGコードが聴こえている部分では逆に4thの音は多用する。これは後に詳しく説明するが、GコードのTonic音、勿論Gであるが、このG音がDマイナーペンタトニック音の4thに相当する。だからGコードが鳴っている時、Dマイナーペンタトニックスケールの4th音は最も落ち着いた音色になるのだった。

中級者〜上級者へとなってくると、このように単にスケールを弾くだけでなく、バックで鳴っているコードも考慮して理論的にフレーズ作りをしていく事も多い。これを読んでいる皆さんはまだ初心者、だから理論的にどうこうする必要は今はない。ただ、感覚的に好きな音、嫌いな音、これを知っても損はない。



   



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