世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」のだいご味を琵琶湖岸で体験しよう--。高島市立安曇川中学(同市安曇川町田中、安井秀治校長)2年生4学級の全約130人が18日朝、自転車で琵琶湖を一周する「ツール・ド・びわ湖」に出発し、1泊2日で152キロを走り抜くチャレンジが始まった。
生徒たちはこの日のためにデザインしたそろいのTシャツにヘルメット姿で午前7時20分、同町南船木の琵琶湖岸を班ごとにスタートし、一路北上。コースは、県などが選定した周遊ルートの「ぐるっとびわ湖サイクルライン」にほぼ沿った時計回りで、湖岸の景色を眺めながらひたすら自転車をこぐ。初日は湖北から長浜市、彦根市とたどる96キロを走破し、夕方、近江八幡市の休暇村に入り1泊。2日目は、琵琶湖大橋経由で湖西に渡り、夕方、母校にゴールする予定だ。
同中学の生徒は半数以上が自転車通学で足には自信があり、6年前から琵琶湖一周にチャレンジしている。支援態勢は地域ぐるみ。交通量の多い交差点などに保護者らが立つほか、地元の自転車店らが協力するパンク修理班が軽トラック5台に予備の自転車を積んで伴走する。【塚原和俊】
毎日新聞 2009年9月19日 地方版