2007.03.16 ( Fri )
大容量のファイルを人に送りたい場合、いくつかの方法があります。まずは、大容量のファイルを無料で転送してくれるサービスを利用する方法です。
しかし、このような無料サービスは大容量といってもせいぜい数百MBのファイルまでという縛りがあり、またダウンロード回数や期間に制限があります。
他には上記サービスと変わりませんが、大容量アップローダーにファイルをアップして、そのダウンロードURLを相手に教えるという方法もありますが、アップロードに時間がかかったり、なかなかダウンロードできなかったりします。
特定のグループ内でのファイルの共有を可能にするP2Pソフトもありますが、このソフトを使う場合には、相手にも同じソフトをインストールさせて設定しなくてはいけないので少し面倒です。
個人的に一番簡単だと思う方法は、自分のパソコンをサーバ(HTTPやFTP)にしてしまう方法です。
この方法だと、いちいちファイルをアップロードする必要は無いですし、容量もHDDの容量が大きければ数GB、数TBだろうがOKです。
相手にURLを教えれば、ブラウザから普通にダウンロードすることが出来ます。
サーバというとめんどくさそうですが簡易的なサーバはツールを使用すれば簡単に出来ます。
今回は、インストールの必要が無く簡単に使用することが出来るフリーのHTTPサーバソフト
「Http File Server」の紹介です。
ダウンロードは以下から
Http File Server
使い方は続きを読んでください。
Http File Serverの使い方
ダウンロードした「hfs.exe」を実行するだけです。
初回起動時のみ右クリックにメニューを加えるか質問されます。後から追加できるので、とりあえず「No」で良いと思います。
起動したHFSの右上がONになっていればHTTPサーバが起動していますので、HFSのウインドウに表示されているアドレス
http://IPアドレス/
をブラウザで開いて確認してください。
HTTPサーバが立ち上がっていれば上記画像のようなページが開かれます。
なお、表示されているIPアドレスが"192.168"で始まっている場合はプライベートIPアドレス(LAN内部でしか使えないIPアドレス。このアドレスだと外部からアクセスできない)なので、その場合は
[Menu]→[IP address]→[Find external address]を選んでください。
すると自分のグローバルIPアドレス(診断くんのREMOTE_ADDRと同じ値)に変更されます。
ファイルの追加は起動しているHttp File Serverのウインドウ内にファイルをドラッグ&ドロップすればOKです。
ファイルを追加した後、ブラウザで開くとファイル名やサイズ、ファイルの作成日時、ダウンロード数を見ることが出来ます。
相手にアドレスを教えれば、相手はブラウザからファイルをダウンロードすることが出来ます。
ツールなどを使われて高速にダウンロードされると、自分のパソコンのハードディスクがカリカリ音を立てるので、それがいやな場合は
[Menu]→[Limits]→[Speed limit]
で速度制限をすることができます。
Http File Serverを使わなくなって削除する場合は
[Menu]→[Uninstall HFS]
でアンインストールできます。
その他にもいろいろ設定できるのですが記事が長くなったので省略。
「http://IPアドレス/」という形は違和感があるかもしれませんが…
http://203.216.227.176/
http://72.14.235.104/
上記アドレスを見てもらえば分かりますが、yahoo.co.jpやgoogle.co.jpは単なる別名で、実はどのサーバも「http://IPアドレス/」という形をしています。
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