首都圏放送センター

2009年9月19日 23時45分更新

電気自動車の貸し出しスタート


電気自動車の普及に力を入れている神奈川県は、電気自動車をレンタカー会社から借りて公用車として使う一方、休日には、県民に貸し出して、乗り心地を体験してもらう、ユニークな取り組みを始めました。

神奈川県は、レンタカー会社から電気自動車2台を来年3月まで借りる契約を結び、平日は公用車として使う一方、土日や祝日には、県民に利用してもらう全国で初めての事業を19日から始めました。2台の車はいずれも5250円の料金で3時間乗ることができます。ガソリン車などのレンタカーに比べると割高ですが、すでに来月まで予約が入っているということです。
きょう県庁では電気自動車の出発式が行われ、さっそく神奈川県内の会社員2人に貸し出されました。車を借りた男性は「電気自動車に乗る機会はなかなかないので、楽しみにしていました。きょうは家族で食事にいきます」と話していました。
神奈川県の松沢知事は「1台の電気自動車を公用車とレンタカーとして使うこのモデル事業を、神奈川から全国に広めていきたい」と話していました。