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「八ツ場ダム中止なら負担金返還」 前原国交相が表明 1都4県の1460億円

2009.9.19 23:05
八ツ場ダム建設で川原畑代替地に並ぶ墓地。いずれも水没するエリアの墓地を移設した。その一角には新たに供養塔が建てられた。高さは10メートルの大きいものでクレーンを使い慎重に台座が取り付けられた。ここに先祖のお墓を移設した女性は民主党のダム建設中止を受け「お墓も家も代替地に移して完成するのを待つだけだったのに、何で今さら」と困惑していた=11日午後、群馬県長野原町川原畑地区(矢島康弘撮影)八ツ場ダム建設で川原畑代替地に並ぶ墓地。いずれも水没するエリアの墓地を移設した。その一角には新たに供養塔が建てられた。高さは10メートルの大きいものでクレーンを使い慎重に台座が取り付けられた。ここに先祖のお墓を移設した女性は民主党のダム建設中止を受け「お墓も家も代替地に移して完成するのを待つだけだったのに、何で今さら」と困惑していた=11日午後、群馬県長野原町川原畑地区(矢島康弘撮影)

 前原誠司国土交通相は19日、八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の建設を中止した場合、水道水の供給を受ける埼玉など1都4県が特定多目的ダム法に基づいて支払ってきた利水負担金1460億円について、返還する意向を表明した。

 東京都内で、前原国交相は記者団に「法に基づき出資してもらったものは返還するのが当たり前だ。中止した場合、お返しする」と指摘。利水負担金とは別に、治水で恩恵を受ける6都県が支払ってきた直轄事業負担金525億円などの返還についても「考えたい」と述べ、返還を視野に入れていることを明らかにした。

 八ツ場ダムの総工費は約4600億円。既に7割の事業が終了、今年10月に本体工事に着手し、平成27年度に完成予定だった。

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八ツ場ダム建設で川原畑代替地に並ぶ墓地。いずれも水没するエリアの墓地を移設した。その一角には新たに供養塔が建てられた。高さは10メートルの大きいものでクレーンを使い慎重に台座が取り付けられた。ここに先祖のお墓を移設した女性は民主党のダム建設中止を受け「お墓も家も代替地に移して完成するのを待つだけだったのに、何で今さら」と困惑していた=11日午後、群馬県長野原町川原畑地区(矢島康弘撮影)
完成されれば、薄い青の部分がダム湖に沈む。両側の代替地の造成や橋、JRの付け替え作業も進む(国土交通省提供)
八ツ場ダム建設で川原畑地区の代替地では建築中の家が建ち並んでいた。水没する川原畑地区に住む女性(72)の家も代替地に今年の11月に完成するという=11日午後、群馬県長野原町川原畑地区(矢島康弘撮影)
八ツ場ダム建設で長野原町林地区と川原湯地区を結ぶ「八ツ場ダム湖面2号橋」(仮称)は高さ100メートルほどの橋脚が建ち並ぶ。完成すると590メートルの長さの橋になり、満水になると橋脚の半分以上を覆う。横を走るJR線も別の場所に線路が移る=10日午後、群馬県長野原町(矢島康弘撮影)
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