イラン大統領:「ユダヤ人大虐殺は作り話」と主張

2009年9月19日 19時19分 更新:9月19日 22時46分

 【テヘラン春日孝之、欧州総局】イランのアフマディネジャド大統領は18日、テヘラン大で演説し、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)について「シオニスト政権(イスラエル)を作るための口実だった」と改めて主張した。

 イラン国営のプレス・テレビによると、大統領は「ホロコーストが事実なら、どうして(米欧は)事実かどうか証明することを許さないのか」と述べた。

 その上で「シオニスト政権はうそと偽りの象徴」とした。

 アフマディネジャド大統領は05年にも「ホロコースト否定」発言をして、米欧などの強い反発を買っている。

 ロイター通信によると、米ホワイトハウスのギブス報道官は18日、今回の発言について「無知で根拠がなく忌まわしい」と批判。またシュタインマイヤー独外相は「反ユダヤ主義は非難されるべきだ」との声明を出した。

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