どうしても、これほど言及される、氏を、この目で生で見たかったのです。
(いや、見なくてはならなかった。)
そして、ついに、その日がやってきました。
10時半に秋葉原の書泉ブックマートの7階へ行き、単行本を買って整理券をもらい、
整理券にはメール送信用バーコードのついた質問券というのもついていました。
ただ、実際に答えてもらえるかどうかはわからないということ。
その後クリエターズカフェへ。
はじめて氏の単行本に触れました。自分は
祖父のFM7は触れる・・・という環境で育った自分にとって、
資料として手元において良い本と感じました。
ツイッターで、色々話して、マイミクのSHINOさんの分のサインも(もらえるかどうか不明でしたが)お願いしてみることに。
はやめにカフェを出て、途中ホットドッグの大きな呼び声に心惹かれましたが、
調理がややかかるとのことで、通過。8階には人がすでに集まっていました。
SHINOさんの分の単行本も購入した後、
そして番号順に9階へ。9階には氏の生原稿がボードに張られていました。
「まさか満席になるなんて・・・先ほど椅子を追加しました。みなさん、本当にありがとうございます」
着席して、司会の方が場をつないだ後
静かに落ち着いた拍手とともに、氏が登場しました。
「みなさん、今日はおこしいただき、本当にありがとうございます。」
「・・・・いや、本当にありがとうございます・・・」
「・・・本当に・・・」
それからはいろいろと単行本の中身についてのトークがはじまり、
レトロゲームや料理についての質疑応答が行われました。
そして、サイン会。一人一人マンツーマンで対面してのサイン会でした。
氏は参加者のリクエストにこまめに答えておられるようでした。
待ち時間中は自由に歩いて生原稿を鑑賞しました。
そして数十分過ぎた後、自分の番がやってきました。
自分は氏の単行本を初めて読むこと。
今日来ることができなかった知人の方の分のサインもお願いしたいこと。
知人のリクエストしたキャラクターを4体を描いてほしいこと。
氏は快く応じ、下書きなしで、どんどん書き込んでいきました。
氏と、ゲームサイド編集部の方々の心遣いは大変なものでした。
氏がサインの一部を間違えたので、新品の単行本と交換しようとしたほどでした。
さすがにそれはあまりにもと思ったので、大丈夫です、とお断りさせていただきました。
と、そうするうちにあっというまにリクエストしたキャラが。
そして、私の本にもサインとイラストを描き込んでくださいました。
最後に握手をした時、自然と笑顔になり「がんばってください!」と言葉を発していました。
驚くべきことに、サイン会の特典であるポスターとブックボックスも
二人分くださいました。
このサイン会は最高のサービスを提供したと私は思いました。
もっとはやく一般のみなさんと、氏が話せる機会が来ていればよかったのに、
いったい誰がそうしてはいけないといったのか、と強く思いました。
これからも氏が公式の場へ再び頻繁に顔を出すことを強く願ってやみません。