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薬物汚染法曹界まで!弁護士会副会長を逮捕

逮捕された弁護士の加藤恭嗣容疑者の自宅
逮捕された弁護士の加藤恭嗣容疑者の自宅
Photo By 共同

 北海道警は18日、札幌市の自宅で覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで札幌弁護士会副会長の弁護士、加藤恭嗣容疑者(51)=同市中央区=を現行犯逮捕した。覚せい剤取締法違反(所持、使用)で起訴された女優酒井法子被告が保釈され、10月26日の初公判に注目が集まる中、有力弁護士の薬物汚染は法曹界に衝撃を走らせた。

 逮捕容疑は18日午前9時ごろ、自宅の自室内でセカンドバッグの中にビニール袋に入った覚せい剤7袋を隠し持っていた疑い。押収量は計1グラムほどで、1袋が1回分の使用量になっていた。

 道警は、別の覚せい剤事件で逮捕した女の供述から加藤容疑者の情報を入手。加藤容疑者宅と同市中央区にある事務所を家宅捜索して覚せい剤を発見、押収した。

 ストローなどの吸引用具は見つからなかったが、道警によると、加藤容疑者は「自分で使うつもりで持っていた」と容疑を認めている。過去に使用していたことも認めているといい、道警は尿検査を行うなど、覚せい剤使用容疑でも捜査している。

 加藤容疑者は早稲田大学法学部卒業後、東京で家庭教師をしながら9年間浪人ののち、32歳で司法試験に合格。96年、札幌市内に「加藤恭嗣法律事務所」を開設した。多重債務、先物取引被害などのほか、離婚訴訟も手掛けてきた。損害保険をテーマにした地元テレビ局の情報番組にコメンテーターとして出演した。地元大手百貨店の顧問弁護士を務めたこともあり、やり手で知られ、自宅はエレベーターを備えているという。今年4月から札幌弁護士会の副会長に就任し、広報を担当していた。

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