富士アドベンチャー/朝焼け




 俺の心が疲れ、限界寸前になると自分のフィールドに連れ出してくれるenzz君。

 深夜の五合目、気温は真冬の東京くらい。
 空を見上げれば一面に散りばめられた星々。
 夜明けと共に徐々に気温も上がり始め、沈む夕陽は撮り慣れてるが
 浮かび昇る朝日に感動とこの場所ならではの体感を知った。

 東京では絶対見ることの出来ないプラネタリウムみたいな満天の星々。
 斬れる空気感。 
 走り回る野鹿たち。 
 命を感じる針葉樹林や高山植物。
 雲海に浮かぶ山々とその陰影。
 解けた雪が作った小川の残骸とこの場所ならではの植物の発色。
 漫画のような台形ではない富士山の本当の勇姿。

 何から手をつけていいか分からないほどの枚数に、まずこの朝日の写真を選んだ。
 若干のコントラスト調整以外はほぼノーレタッチの天然色。

 こういう写真はキチンとした撮影術さえ身につけてれば、下手にイジる必要性を感じない。


続・ときどき湘南 # 172




 ある方々から出されてた宿題。
 今やっとその枚数の選出が終わった。
 これからプリントを前提とした再現像とポートフォーリオ作成。

 4年近く通い撮り溜めた30/数千枚。
 この30枚ってのが撮ってきた枚数からすれば簡単そうだが
 これが実に難しく至難の "30" だった。
 まあ簡単に言えばコース料理、最初から最後までメインディッシュ食えますか?
 ってなことだ。
 

 思い起こせば一年目は夢中で撮りながらも、結果的にはロケハン。
 二年目はそのデータに少し頭を使いながらの復習と予習。
 そしてそんな意味では本気で作品創りを意識した本番的三年目だった気がする。

 まあ今後も湘南撮影は続けるつもりだが、ある意味のひと区切りになると思う。


 ちなみにこの2枚は選出外。






猫 ism # 35




 嫌いな猫でも不得意な花でも、撮る以上は表情や空気をキチンと残したい。


お花様 ism # コスモス




 秋桜と書いてコスモスと読ませるのは唄の世界だけの話。


続・ときどき湘南 # 171




 fotologueに定点含めて未公開数枚。
 しっかしサーバー重過ぎる。


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猫 ism # 34




 夜中に路地裏で野良相手にストロボ振り回し、はたから見れば "変な人" 丸出しだが
 なんつーか、挑んでる感がエクスタシー!

 短パンにビーサンなんてことしないのは、すっかり涼しくなったからじゃない。
 万が一に備えて。

 ざけんなよ! 猫!
 腹の中で叫んでる。

 もっとエロく撮りたいなあ。


Mr.ロングシャッター




 米津光氏。

 旨い酒とオフレコ談義に夢中になり、すっかり写真撮るの忘れた俺!
 バッテリーも3個あったのになあ、フォトグラファー失格。
 なのでこの写真は以前撮らせていただいたカット。


2009/09/10 || DIGITAL DATA || ---------------- || ---------------- ||
続・ときどき湘南 # 170
猫 ism # 33




 サンマの後に猫かい! ってな話もありながら・・・。


 相原さんは写真を写心と言う。
 目で見て心で感じ、そして見る者の心に響くものと俺は勝手に解釈してる。
 
 先日ある処で見かけたフレーズ 「写真を読む」
 見るだけじゃない、読める目をもっともっと鍛えないといけないと改めて悟った。
 それが写心を届けるための第一歩でもあると改めて考えさせられた。


 はるちゃんがシビレる工場写真を撮った。
 ちょっと前に流行った萌え系や単なる記録系とは別次元の
 うるさいはずの工場に、はるちゃんらしい "静" のあるショット。
 なんつーか、俺にはいろんなストーリーが浮かび脳を揺さぶられた。
 はるちゃんの意図と俺のそれが合致したかどうかは別にして
 俺にはそう見えた "イイ写真" だった。

 どう見えたのかはその写真とコメント欄見てね!


さんま秋刀魚サンマのまんま




 猫の次に明石家さんまと石田純一は大嫌い!


 食べたければ行列2時間待ち?
 ならフォトグラファーとしては撮ってるほうがいいでしょー!
 バッテリーも充分あるし!
 そんなサンマ祭り。

 お年寄りや子供達の美味しそうに笑う顔を見てると心が洗われる。
 小さい子にはお腹が苦いのか、シカメッ面がフォトジェニック。
 しっかし脂の乗ったサンマってのは、あんなにもカメラやレンズが汚れるんだね。
 シャツも魚臭いってか凄い煙臭いし。

 南半球のマナブッチにボボちゃん見てるかな?
 日本は涼しかった夏も終わり、早速秋の便りが届き始めてるよ。
 どお?
 焼き立てをビールで一尾、熱々ご飯で一尾、二尾はいけるでしょ?
 それからね、たまにはタスマニア美人やブラジルボンッキュッボンも届けてほしいよ!


 枚数多いので他は例によってスライドで。






軽〜く現実逃避




 ホウキにまたがる魔法使いのお婆さんも飛ばしたいなあ。
 銀河鉄道999とメーテルでもいい。

 なにかアイディアある・・・?


続・ときどき湘南 # 169








 片瀬や鵠沼とは違うカントリーな雰囲気が充満する湘南・葉山。
 岩場や小さな漁港ってイメージも強いが小さなビーチも存在する。

 片瀬や鵠沼で嗅ぐ人の匂いには、どこか余所者臭が漂うが
 葉山には地元の人達の愛や意識を感じることが多い。

 夕方の斜光がすっかり夏の気配を消し始めた。
 ひたすら三味線を練習する彼の背中の皮には夏の名残。
 ポップスやロックじゃないところも葉山っぽい。

 サブタイトルをつけるなら 「夏の忘れ物」 とした組写真。
 どこかにノスタルジックを隠すオレンジな世界。






猫 ism # 32




 野良が屋根のある自転車置き場で台風をしのいでた。
 猫が大嫌いな俺は、別に可哀想だとは思わない。
 が、そんな状況でも写真撮らせてくれたから、心の中で少しだけ
 ほんの少しだけありがとうと思った。
 俺としたことが・・・。


 「早くスライド見せろー! 見せなきゃ絶交だー!」 と、とぼけた友人が言い出した。
 俺が 「現像ばっかで目がチカチカするから少し休ませろ、鬼!」 って言うと
 「鬼じゃないもん。 ただのドSだもん!」 とも。
 ありがたいよ、ん。

 そんな阿波踊り写真、スライド用の半分が明日には出来上がる、と思う。
 もうちょい待っててねー!


2009/09/01 || DIGITAL DATA || ---------------- || ---------------- ||