桑名市民病院と民間の平田循環器病院(同市中央町)の統合(10月1日)に伴う協定書の調印式が18日、市役所で行われた。水谷元(げん)市長や平田和男理事長らが出席。調印後、統合とともに市へ寄付される平田循環器病院の建物や医療設備などの贈呈式も行われた。
平田循環器病院はベッド数79、常勤医師2人、看護師17人、技師13人、事務職員17人で、循環器全般を診療科目としている。協定書では、統合の際に平田循環器病院が分院となることや、建物や医療設備などの市民病院への無償譲渡、市民病院が医師や看護師、職員らを採用することなどが明記されている。
平田理事長は「私たちの経験を生かし、高度で質の良い医療を市民に提供できるよう、手を携えていきたい」とあいさつした。【沢木繁夫】
〔三重版〕
毎日新聞 2009年9月19日 地方版