木々のそよびにも涼気が感じられるこのごろ、いかがお過ごしでしょうか?
日ごとに秋の色が深まっております。
夏の疲れはいかがですか。
最近お見受けしませんので、昨晩思わず電子手紙を出した私です。
これまで私はあなたと一心同体だと思っておりました。
錦糸町で明け方まで、お狂いになりながら、お酒をご一緒させていただいた夜は、私は忘れる事はありません。
大西社長のお店で、ポップコーンを撒き散らかしていらっしゃった夜や、ヘベレケになりながら、新宿を徘徊した夜も私の大事な思い出です。
そんなあなた様が、私に何も教えてくれず、事を進めたと聞きまして、居ても立っても居られず、電子手紙を出してしまいました。
あなた様から頂いたお返事は、
『お前、乙女か?』
『そんな悪顔して、何を自分は繊細だ!みたいな能書きぬかしてんだ?』
『体ばっかり鍛えてっから、内面がウジウジしてくんだよ、糞ぼけ!』
『ただお前みたいなイカれが、体ばっかり強くしていくとロクな事にはならねぇから、生理学的に心を繊細にして帳尻合わせてんだろ。平和的産物だと有り難く、神様に土下座して床でも舐めてろ』
等の、温かい文章でした。
私は愛情たっぷりのあなた様のお顔が浮かんできて、涙で前が全く見えませんでした。
私のあなたに対する愛情が、独り占めにしたいなどという、ストーカーのような、狂った心情に変化していると知った次第です。
あなた様からの、お言葉で何とか踏み止まる事が出来そうです。
ご厚恩に背くような真似をして、お詫びのしようがございません。
どうかお許しください。
お体を大切に、ご自愛のほどお祈りいたします。
たまには私の事を思い出していただけたら、幸いと思います。