覚せい剤逮捕の弁護士　テレビの情報番組出演も

　覚せい剤取締法違反（所持）容疑で北海道警に逮捕された弁護士の加藤恭嗣容疑者（５１）は、多重債務問題など主に民事訴訟を扱う一方、４月からは札幌弁護士会の副会長を務め、周囲に「まじめな中堅弁護士」として知られていた。

　事務所のホームページなどによると、東京の私立大を卒業後、１９９０年に司法試験に合格。札幌で弁護士登録し、９６年に事務所を構えた。

　同会の弁護士によると、大手損害保険会社の代理人を務めているほか、債務整理や離婚訴訟などで手広く活動。「ざっくばらんなタイプ」で、損害保険をテーマにした地元民放テレビ局の情報番組に、コメンテーターとして出演したこともあったという。

　加藤容疑者が相手方の代理人となった訴訟に携わったという別の弁護士は「まじめに一生懸命やる弁護士だと思っていた。すぐには信じられない」と話した。

[ 2009年09月18日 20:37 ]