ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 神奈川> 記事 自民総裁選 河野氏に期待集まる2009年09月19日 18日告示された自民党総裁選。県内から河野太郎衆院議員(神奈川15区)が名乗りを上げた。党内から「再生への最後のチャンス」との声も出ている。リーダーには誰がふさわしいのか――。8月の衆院選を戦った自民党の県内関係者に聞いた。 河野氏のほか西村康稔・前外務政務官、谷垣禎一・元財務相が立候補したが、県内では「改革派」として知られる河野氏を推す声が目立つ。 県連会長の菅義偉・党選対副委員長(2区)は18日、河野氏の出陣式に姿を見せた。菅氏は3日前、所属する古賀派を離脱。菅氏は「改革意欲があり、論戦に強い。世代交代の象徴として徹底して応援しようと思う」と話す。 推薦人になった田中和徳衆院議員(比例)は「党再生のために優れた候補者だ」と強調した。若手では小泉進次郎氏(11区)が「河野氏には危機感があり、言葉の向こうに党の新しいビジョン、姿がある」といい、河野氏の父・洋平前衆院議長の後継として17区から立候補した牧島かれん氏も「若い力を結集させていただきたい」と支持を鮮明にする。 ほかにも前衆院議員からは「突破力に期待」(福田峰之氏)、「しっかりと党を変えていくことが期待できる」(鈴木馨祐氏)、「危機に対応できる人材」(赤間二郎氏)と期待が集まる。 一方、谷垣氏支持を明らかにしているのは、甘利明・元行革相(比例)だ。甘利氏は「ディベート能力が高い。党が反省して出直すという真摯(しんし)な姿勢が、人柄としてよく伝わる」としている。 前衆院議員の林潤、桜井郁三両氏や9区で立候補した中山展宏氏は未定という。 ◇ 総裁選で、県連は全国一律の基礎票3票に加え、党員・党友数に応じて配分される6票の計9票が割り当てられることが決まった。郵送による投票が実施され、候補者の得票数に応じて9票を割り振る「ドント式」が採用される。
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