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「日本の医療変えたい」 フジ・黒岩祐治キャスター 退社、大学院教授に (1/2ページ)
このニュースのトピックス:TV・ラジオ番組
フジテレビのキャスターで解説委員の黒岩祐治さん(54)が今月末に同局を退社し、来月から国際医療福祉大学大学院の教授に転身する。医療はキャスターとして何年にもわたって追い続けてきたテーマ。産経新聞のインタビューに「日本の医療に対して具体的にアクションを起こしたい」と、60歳の定年を待たずに決断した理由を語った。
大学院で担当するのは、「医療福祉ジャーナリズム分野」。これまでも同大学で客員教授を務め、医療問題にかかわってきたが、「サラリーマンとして29年半、恵まれた環境でキャスターをやらせていただいたが、今月26日で55歳になる。それを人生の区切りとして、フリーの立場で自由にやってみたいと思った」という。
転身の動機は、自ら企画した救急医療キャンペーンの経験だ。欧米では可能な救急車内の医療行為を日本ではできないことを知った黒岩さんが、計約15年キャスターを務めた報道番組「報道2001」(現「新報道2001」)で、平成元年から2年間にわたって追及。放送回数は100回を超え、3年に救急救命士法が生まれる機運を醸成した。「このキャンペーンが自分のジャーナリストとしての原点。制度の枠組みを変えたりプロデュースしたり、日本の医療を変えていく具体的なアクションを起こしたい。伝えることが主体のメディアの中にいては制限があるし、サラリーマンでは自由に動けない」
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