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医師不起訴「相当」 麻酔手術患者死亡で仙台検審
仙台市泉区の本間記念東北整形外科で2005年、骨折手術で麻酔を受けた泉区の医師男性=当時(46)=が死亡した事件で、仙台検察審査会は18日、業務上過失致死容疑で書類送検された泉区の50代の開業医男性を不起訴とした仙台地検の処分について「相当」と議決したことを明らかにした。
検審は「不起訴裁定を覆す証拠がない」と判断した。地検は08年12月、開業医の麻酔ミスによる死亡と断定できないとして起訴を見送り、男性の遺族が検審に審査を申し立てていた。
開業医は05年2月、同病院の依頼で男性の全身麻酔を実施。手術後、病室に戻った男性は麻酔から覚めずに、3月に低酸素脳症で死亡した。宮城県警は06年3月、開業医に経過観察や病院への引き継ぎの注意義務を怠るなどの過失があったとして書類送検した。
事件をめぐっては、遺族が開業医や病院を経営する医療法人などに計約4億4000万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こし、係争中。
2009年09月19日土曜日
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