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現金輸送車乗り逃げ容疑者 競艇VIP席で逮捕

 福岡県大刀洗町で約7200万円を積んだ筑邦銀行の現金輸送車が乗り逃げされた事件で、大阪府警が18日、窃盗容疑で指名手配されていた同行子会社の筑銀ビジネスサービス社員上野高義容疑者(65)を大阪市北区の競艇場外発売場「ボートピア梅田」で拘束、逮捕した。福岡県警に身柄を移送、県警が逃走経路や動機などを調べている。

 身柄を拘束されたのは場外舟券売り場のVIP席。事件当時とは異なる服装で、顔を見られないようにするためか、マスクを着用。「上野容疑者は競艇好き」との同県警からの情報を受け、府警の捜査員が警戒していたという。

 上野容疑者は容疑を認め「現金は7000万円くらい残っている。大阪市内に隠している」という供述に基づき、福岡県警は19日未明、コインロッカーから現金を発見した。

 県警によると、大阪府警の捜査員が18日午前11時50分ごろ、大阪市北区のJR大阪駅付近の路上でマスクとサングラス姿の上野容疑者を見つけた。財布や封筒に計約80万円の現金を所持、ほかにコインロッカーの鍵2個と、ホテルのものとみられる歯ブラシなどを持っていた。

 逮捕容疑は2日午前10時45分ごろ、自分が運転していた現金輸送車を路上で止め、助手席の同僚男性に「車を接触させたらしいので見てほしい」と指示。同僚が降りた直後に走り去り、現金約7200万円などを盗んだ疑い。輸送車は現場から約2キロ離れたパチンコ店駐車場で発見。県警はタクシーに乗り換え、JR博多駅まで逃げたとみて行方を追っていた。事件後の2日午後1時ごろ、福岡市の消費者金融の現金自動預払機で70数万円の借金を返済する姿が防犯カメラに写っていた。

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