広島DPボランティア基金返還等請求訴訟第18回
平成19年(ワ)第1904・4279号 2009年8月28日(金)13時30分より 808号法廷 証言内容8 この日一人目の証人である元広島支部長のY氏証言です。 Y氏はときに早口になりがちで、また、被告代理人は笑いながら 話すこともたびたびあり、書き取れなかった箇所や、聞き取れなかった 箇所が多くなっています。 必然的にメモが雑になり、まとめることが難しくて 一気にというわけにいかなかったので、いくつかに分割してUPします。 ●元広島支部長のY氏 反対尋問(被告代理人→証人)前半部分 証人Y氏(以下、Y):シェルターという言葉を、11月ごろに聞き出した ということを先ほど述べたと思うんですけれども、実際に広島の (聞取り不能)資料のようなFaxだとか物件の話っていうものが、 届いてるのを目撃しました。それで現実味を帯びてるんだな ということを自分は感じましたので、団体統括の方にお話を聞き ましたら、そうだと、シェルターの土地なんだということを おっしゃいました。 被告弁護人(以下、被弁):まずね、あなた自身先ほど おっしゃってたんですけど、仕事しながらDPの方に入ってた ということでしたので、で、入る時間帯何時ころ。 Y:私は、初期のころはできるだけ早く(聞取り不能)おりましたので、 8時くらいにできるだけ行くようにしてましたけれど、すぐに、その、 これはおかしいと、自分自身のテンションが下がっていきだしてから というものは大体ん、10時11時、ときには午後からっていう時も ありました。 被弁:8時って言うのは朝ですか。 Y;朝です。 被弁:これ、お仕事終わられてからとか行ったというのはないんですか。 Y:はい、あります。 被弁:たとえば昼間(実際のYの職業)をして、夕方6時7時かな? Y:はい、そう。あります。 被弁:だいたい週に何べん(筆者注・何回)くらい、顔、手伝いに 行かれました。 Y:初めのころは、初期のころ2週間程度ですけれども、それは 最大限、もう正味7日、5日という日数言ってましたけど、それ以降 というものは、その(聞取り不能)ありますので、2日、3日… 週に2日3日ということもありました。 被弁:たとえばね、朝の8時とかまぁ、昼くらいに出てこられて そのあとは何時くらいに(聞取り不能)。 Y:それからは、大体もう個々、終りまでの間なので8時、7時8時? という時間帯までいました。 被弁:そうするとまぁ、毎日毎日、ま、最初のころは来てたんで しょうけども、それからは週に3回で、常に通ってるわけではないと。 Y:はい。それは。 被弁:常駐さんのスタッフさんっておられるんですか。 Y:はい。 被弁:ま、あの…代表氏と、統括と、あとはどなたが大体専従なんですか。 Y:えと、すべて途中からなんですけれど、同じ、同じ(聞取り不能) なんですけれども、えー、F副代表さん、入られて、で、 被弁:Sさん? Y:Sさんが入られて、で、YBさん入られて、ていうようにして、 はい。 被弁:で、あなたのね?先ほどのお話でもあったんだけど、多い時 ボランティアさん数100人からま、1000人くらい?まー大体数100人、 数100人で聞いときますけど、それのね?動かすというか、どうやって 指揮系統とかなっとったんですか。 Y:あの、各犬舎にリーダーさんというものが配置しておった 配置せざるを得ないというか、必然的に毎日はその方たちがよく 来てらっしゃいますので、そういった方たちというのが、あの、 メインで?その、犬舎犬舎ごとにある程度その、1日の流れって言うのを 決められてそして、新しく入ってこられるボランティアさん達にはその リーダーさんが注意事項を伝えられたり、そうこうしてるうちにその、 そのリーダーさん達の(聞取り不能)で、その、あの、(聞取り不能) できたりだとか、申し送り表ができたりだとか、その流れを説明するのが ある程度(聞取り不能)というふうに(聞取り不能)そういう形で ボランティアさんの中でのルールを構築していただいて、 頑張っておりました。 被弁:じゃ、今あなたのお話だと、えーと常駐のスタッフさん当初から じゃなくてま、最終的に5名。で、えーと、代表氏はまぁ事務室にいて 作業してるのが多かったと、言うことだと、実質4名ですよね? Y:はい。 被弁:で、ボランティアさんの毎日入られることができる方もいれば むしろ多分みんなできる範囲でやってるわけですから、ちょっと入って また抜けてとか、でもう、全然来れなくなるとか、ま、日(聞取り不能) 来られなくなるとかですよね?そうすると、ぐるぐるぐるぐる入れ替わり ですよね?そういうのは混乱とかしなかったんですか。 Y:そこにあの、その、ための、(聞取り不能)っていうものをボランティア さん達も(聞取り不能)おりましたし、あの、医療担当としてYBが (聞取り不能)とってやってたんですけど、そのYBのほうに、 相談をしてで、改善を考えてて、でそのYBの口から、統括や代表の方に 相談をされたと思います。 被弁:あなた、分かんないのね。思いますってね。 Y:わかりません。 被弁:はい。 で、あなたあの、広島支部長という、よう、言われるようになった って言う先ほどおっしゃったと思うんだけども、あなた自身広島支部長の 肩書で、ブログをやってはりましたよね? Y:肩書は、はじめのころはそうでした。 被弁:そうですね、はい。甲44号証を示します。1枚目。 これは(聞取り不能)文章なんですけどね? Y:はい。 被弁:1番目に赤字で書かれてる文字。えーこれは、広島支部長さんと いう方のブログのアドレスで(聞取り不能)。この内容はあなたが 書かれたんですかね? 広島支部長のブログにはっていう文字で始まって赤字でまぁこれ、 記載されてた内容だと思うんですけど。 Y:はい。私です。 被弁:でね?あなた陳述書にも出てたと思うんですけど、あの、 最初ね?当初に獣医師さんが(笑)太った犬を見てね?妊娠してると 間違って診断したと。 Y:はい。 被弁:ということはわかるんですけど、ま、それ、ジャックラッセルが 妊娠してるという(笑)書き込んだのはわかるんですけど、毎日新しい 命が生まれ死んでいますってあなた書いてるしまってるんですよ。 これ何か見られたんですか。 Y:死んでる犬って言うのは見ました。毎日生まれているって言う言葉を いま私、思い出そうと思っても、なぜそれを書いたのかはわかりません。 被弁:これをみるとね、なんか、生まれては死に、みたいな感じに 見えてしまうんですが、何かあなた自身が経験して書かれたわけ ではないんですか。 Y:あの、(10秒ほど沈黙)まずその、 被弁:たとえばあなた自身そういう経験したと。毎日新しい命が生れ というところ。 Y:ないです。 被弁:はい。でね?あの…これ、レスキューに入る前から、ま、かなりの 頭数がいるって言う話は聞いてましたよね? Y:聞いてました。 被弁:うん。大体何頭くらいという予測をつけてたんですか。 Y:1年前そのDPがはじまる2006年の9月の26日それよりもジャスト 1年前の2005年9月の26日に私は別の…別の立場でDPの相談を受けて おります。その時に犬の数を数えたわけではないんですけれど、その土地の 所有者から約460頭いるというふうに聞いておりました。 被弁:え…ちょ、と Y:あの、当時。 被弁:あ、当時。うんうん。 Y:当時、当時の所有者から。約460頭いるんだということを聞いて おりました。 被弁:ええっ Y:ですので、そこからの予測にしかなりません。 被弁:ふーん。す…くなくとも、数100頭はいるという認識あったん です。 Y:はいありました。 被弁:そうするとね?えーレスキューに…ま、入る前、入った直後 くらいでもいいんですけど、大体いくらくらい費用かかると見てたん 考えたことありますか? Y:… 被弁:じゃあね、あなたの陳述書4Pの4項に、えー犬の頭数も頭数でした しその悲惨な状況からも、えー莫大なお金が必要になると覚悟してると (聞取り不能)ましたと。ここに書いてあって、じゃ、いくらくらいって いうふうに考えてたん Y:えっと、具体的な数字は頭に(聞取り不能)。 被弁:ふうん。たとえばね?避妊去勢でいくらくらいって頭 あるじゃないですか。 Y:はい。 被弁:たとえば避妊去勢で行くといくらぐらいのつもりですか。 Y:えー…オス…まぁ体重にもよりますので、それで…小型犬で 言うならば男の子であれば15,000円、女の子であればそのプラス 10,000円くらい。25,000円くらい。 被弁:じゃあ平均して20,000円くらいですかね? Y:はい。です。 被弁:ふうん。 Y:っていうふうにま、(聞取り不能)です。 被弁:そうするとやっぱりかなり、うん百万から(筆者注・数百万) から、1,000万超えるような金額がかかるだろうとうというのはまぁ、 ざくっとした(聞取り不能)ありましたですか。 Y:はい。 被弁:ふうん。 そいでま、あなたの陳述書にも出てくるんですけど、その…代表氏ね? ここにいるあの…代表氏が自分の車、愛車を売ったということを聞いた というのが出てくるんですけども、何台売ったか聞いてますか。 Y:聞いた、あの話ですので、その、具体的なことはわかりません。 被弁:そ、売ったというだけで、1台とか2台とか3台とかそこまでは きいてないですか。 Y:はい。 被弁:ふうん。2台売ったって言うのは聞いてない。 Y:は…。 被弁:それでいくらくらいお金集めたか聞いてますか。 Y:… 被弁:で、売ったお金の一部、これ、全額じゃないですけど、 一部をま、原資にして、DPに持って来てるんですけど、それは 聞いてますか。 Y:…資金のことは一切聞いてません。 被弁:300万くらい。聞いたことない。 Y:ないです。 被弁:次にね?あの、犬の治療なんですけど、ちょっと先ほどから、の、 話を聞いてても、陳述書に書いてるかわからないのが、獣医師会の 受け入れの問題がるというのをおっしゃるんですけど、具体的に何が 問題かというのがよくわからんのですけど、どういう問題なのですか。 Y:獣医師からみて、感染症を持っている犬たちって言うのは、どういう 病気を持っているかわからないですけど、そういうのをやっぱり 受け入れる、自分ところの入院してる犬たちに感染症が広まってしまう もしくは(聞取り不能)もそうです。って言うことを懸念した獣医師さんは いらっしゃったと思います。で、ですので、あの、その、嫌がる 患者さんはあ、いや、嫌がる獣医師さんは嫌がってらっしゃったし、 そんなことお構いなしのそのあの、受け入れてくださる獣医師さんも いらっしゃいましたし、っていうので、獣医師によってのばらつきが ありまして、(聞取り不能)つれてったら必ず治療してくれたと いうわけではなかった。という現状はありました。 被弁:だから…たとえば50頭とかをえっと、どっか分散して病院 連れて行こうと思っても、ある犬はまぁ受け入れてくれるけれども、 ある犬はまぁ(聞取り不能)と言われてしまって、ていうことで、 治療させたくても受けさせれなかった状況があったということで よろしいですか。 Y:はい、それは。事実です。 被弁:ふうん。で、それは改善したって言うのは聞いてますか。 Y:獣医師会の介入によってその、協力をしなさいというように獣医師の ほうに伝達されたというのは聞いております。 被弁:あの、その件ね?代表氏が、動物愛護センターとかけあったりとか、 獣医師会とかけあったりとかそういうことはしってますか。 Y:はい。 被弁:ふうん。だから、代表氏もその点でね?積極的に動いて 獣医師会側を、言うたらまぁ、突き上げるっていうたら(笑)言い方 悪いかも知らんけど、動かしてえー、動物愛護センターとも交渉して だから事態が改善したと。それはわかってらっしゃいますね? Y;はい。 被弁:でね?ここからえっと…様子見の犬が、要するに病院に連れて 行きたいと言ったのに、ま、様子見のほうがいいんじゃない?という 話が出たっていうことをおっしゃったんですけど、そもそもね? ちょっとのね、たとえば体調が悪いから、病院に連れて行くっていうのと、 経過観察した方がいいんじゃないっていうのは、意見分かれませんか。 Y:分かれますけど、見る人には緊急性って言うのがわかる疾患と いうのもあるんです。命を落とした子は胃捻転です。 被弁:ふうん。でね?その犬ってドーベルマンじゃないですか。 Y:ドーベルです。 被弁:ふうん。これ、経過観察の問題じゃなかったでしょ。 散歩の後にご飯食べて、散歩から帰って来て急に痛み 胃捻転になって、そのまま亡くなったんじゃないんですか。 Y:時間の経過があります。 被弁:どれくらいですか。 Y:具体的な時間というものはあれですけど、もちろんそれは私はその 時に、亡くなった後に現場に行きました。(聞取り不能)でしたので。 被弁:あ、そ、じゃ、ごめんなさい。具体的に聞くとじゃ、あなた自身は その場にいなかった。 Y:そのときはその、一番初めの初回のドーベルのときには居ません でした。でも、二頭目がいますので、二頭目の胃捻転がありますので、 その時は現場にいましたので、 被弁:二頭目の、胃捻転は、何の、犬種ですか。 Y:ええっと…ええ…(10秒ほど沈黙) 被弁:大型犬でしょ? Y:えと、イングリッシュスパニエル…?あの…スパンキーと 呼ばれていた子なんですけれども、 被弁:ま、それはま、あなた、その場にいた? Y:その時はいました。 被弁:で? それは何時くらい。 Y:それは、午前中、午前中です。一緒にあの…トリマーさんが、 トリミングをしてくださってた時にあの、こんなに胸(聞取り不能)って (聞取り不能)もんかいね?っていう話を、YBと私の方に相談が ありました。で、いや、これはおかしいって言うことで、統括の方にすぐに 報告をして、その時にやはり、夕方まで様子見れば?と。言う返答でした。 で、あの、じゃ、ま、ちょっと様子見ようかって言ってたんですけど、もう どんどん、おなかの膨らみも増していくし、体温もどんどん下がって いくのが、冷たくなっていってる姿もあって、で、その時もう、これは 病院に出そうと、言うふうにYBと話しをしまして、で、それで、 スパンキーちょっと様子がおかしいから、病院連れて行きますというふうに 決定した段階でもう(聞取り不能)で、もう、車を出してくれる人も 自分が走るからって言ってくださってる状況になってま、 被弁:要は?犬の様態が、急に、悪くなって、その時に病院に連れて 行った方がいいと言ったところ、ま、様子見たらいいんじゃない?という 答えっていうことですね。もともと病気持ってる子がそんな、こんな(笑) (聞取り不能)病気持ってる犬に対してこれ別に連れて行かなくてもいい んじゃないとかそういう話ではないんですね。 Y:ちょっと意味がわかりません。 被弁:いや、僕はね?ちょっと、あなたの陳述書読んでると、あの、 病気になってるのにね?あの、それを、なんか、連れて行かないほうが いいっていうようなニュアンスにちょっと受け取ってしまったんで、 そういうわけではなくて、急にね?急に、容体が悪化したときに 様子見た方がいいのか、病院に連れて行って、方がいいのか、そこで 意見が分かれて、で、結果的にはあなたとしては連れて行って、ほうが よかったのに連れて行かなくて死んだ犬がいると。そういうことですね。 Y:はい。それもあります。で、一度だけ、統括、(団体統括氏名)から 聞いた話で、YBは、病院出しすぎじゃという言葉を聞いております。 被弁:うん、それはだから、先ほど言ったね?考え方の違いでもある んです。 Y:私個人としては、気になったから連れて行くわけですから、なぜそこ (聞取り不能)というのは疑問でした。 被弁:ふうん。だからまぁ、(笑)それは(聞取り不能)見解の相違だから 僕もあんまり言わないけど(笑)ま、あの、犬飼ってる人の中で、ね? いろいろそこは、別れるところじゃないかなぁと。 Y:医療費を集めているので、それは優先的に行われることだというふうに 認識はまずありますので、そのように(聞取り不能)。 被弁:ふうん。 ま、その医療費の話でね?えっと、最終的に獣医師会の方から 60万ですかね?50万?の請求があって払ったと。 Y:というふうに聞いているというだけであってそれははっきりと こんだけの請求があったよというふうには伝えられてはいません。 被弁:それをあなたが聞いたのはいつごろですか。 Y:請求があったころ…なので、ちょっとはっきりした日付は 被弁:たとえば、えー、この2006年の、10月なのか、11月なのか、 12月なのか、1月なのか2007年の。 Y:… 被弁:思い出せない。 あのー例えばね?2006年の10月ころ。譲渡会の前。って、まだかなり犬 残ってましたよね? Y:はい。 被弁:その時に、治療費いくらくらいかかるやろうって言うのは わかってました? Y:… 被弁:頭数からすると、かなりの医療費がいるだろうと。で、先ほど 言ったように避妊去勢でも、かなりお金がかかるだろうと。そういう (聞取り不能)10月7日段階ですよね? Y:はい… 被弁:ですよね? で、避妊去勢なんですけど、これ、避妊去勢代は、どうなったかって 言うのは聞いてますか。 Y:はい。 被弁:あの…譲渡先の方から、えと、資料とかいただいて、で、団体Aの 口座の方から振り込んでると、これあなたご存じですか。 Y:はい知ってます。 被弁:ふうん。 Y:それに関してはネット上での批判が強まった後のことでしたので、 それでひとつの対策になったなというふうに思います。 被弁:あの、譲渡の段階でね?たとえば10月の21・22か、譲渡の段階で 避妊去勢できるほど体力ありました? Y:いや、それないです。
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広島DPボランティア基金返還等請求訴訟第18回
平成19年(ワ)第1904・4279号 2009年8月28日(金)13時30分より 808号法廷 証言内容7 この日一人目の証人である元広島支部長のY氏証言です。 全体に小声で、ときに早口になりがちだったので、 書き取れなかった箇所や、聞き取れなかった箇所が多くなっています。 必然的にメモが雑になり、まとめることが難しくて 一気にというわけにいかなかったので、いくつかに分割してUPします。 ●元広島支部長のY氏 主尋問(原告代理人→証人)終わり部分 原告弁護人(以下、原弁):それで…あの…シェルターという話は 聞いたことありますか。 証人Y氏(以下、Y):(聞取り不能)続いていたら、シェルターを望む、 んで、いらっしゃるというのは聞いたことがあります。 原弁:んー。具体的にシェルター(聞取り不能)聞いたり目にしたり というのはどういう…どういうとき。 Y:私自身はシェルターというのは素晴らしいものだと思うし、必要な ものだというふうに思っておりましたが、現実的にはどうなのか(聞取り 不能)というふうな気持でいたのですけれど、それが、その言葉が頻繁に 聞かれだしたのは11月の 原弁:何年の? Y:えーと、2006年の11月中旬頃だったと思います。 原弁:ふん…それはどういうことで聞いたんですか。 Y:まず、あの、その、頃からシェルター基金という言葉が耳に入りだし それと同時にその、 原弁:物色はしてたんですか?土地なんかの。物色というのは探してる Y:はい。(聞取り不能) 原弁:そういう話も聞いたことあるんですか。 Y:はい。 原弁:それはいつごろですか Y:同時期です。 原弁:同時期ですか、ふん。じゃ、11月ごろにシェルター基金とか、 シェルターを開くという話を聞いたと。誰から聞いた。誰から聞きました。 Y:(団体統括氏の氏名)。 原弁:でー、そうすっとあなたとしてはね、えー、そのお金なんかに ついてはどのようになる、するだろう、おー、するだろうと思いました? Y:シェルター基金という言葉がその当時に出しましたので、あの、 それもその、あったのかもしれませんが、自分の中では、場の状況… すべての状況を加味して考えたところ、DPの犬たちにはそんなにお金は かかっていない。で、出費の方、お金がかかっていないであろうという ふうに思ったのですけれど、ずっと募り続けている、そして電話はしばらく 鳴りやまない状況が続いておりましたので、もしかすると…そして、あの、 犬たちを病院に積極的出すというわけではなかったので、そのお金が DPに入ってきたお金というものがシェルターの方に回るんではないか というふうな、その、憶測…(聞取り不能)。 原弁:DPで、の、犬の件でえー、支援された金が、シェルターの方に 回されるんではないかと思ったということですね。 Y:はい。 原弁:あなたはその辺、自分で、えー、回ってもいいと思ってたのか 回ってるのは問題だと思ってたのかどうですか。 Y:問題になるんじゃないかというふうな気持… 原弁:気持だったと。はい。それで、結局あなたはまぁあー2008年の5月に 辞めたということですが、えー、先ほどの話だと、おー、譲渡会の 時のですね、時と、時からいぶかっていたということでしょ? 不安があったいうことですね。それまでどうして、今までおられたんですか。 辞めなかった理由ですね。 Y:(20秒ほど沈黙) 原弁:辞めづらかった。 Y:(うなづく) 原弁:辞めづらかったと。そうすると何もそういう制約とかなかったら いろいろな問題がなかったら早く辞めていたと、こういうことですか。 Y:(15秒ほど沈黙)自分には…(以降やや涙交じり)多くの犬たちが (聞取り不能)のが事実だと思っております。それに対する(聞取り不能) ところ、DPの子が来ております。その子のことを考えまして、やっぱり 今この子が生きているのはどういうことがあったのだろうか考えるように なりました。そしたら、やっぱりそれはレスキューがあったからだと、 いう感謝の気持ちもありました。でそれを…それと同時に私、は、多くの 人たちに……。裏切られたという意見のほうがありました。広島DPの 事件が結集を迎えるころ、怖くて… 原弁:え? Y:怖くてたまらなくなりました。一人になるのが怖かったんです。 (傍聴席からもすすり泣き) 原弁:それは?世間からいろいろ言われる中で、一人になるのが 怖かったということですか? Y:はい。それと自分も…自分も悪かったという気持ちもやはり ありましたので、そんなの関係ないという気持ちではなくて、それで、 辞める機会を失った、それと同時にDPの犬たちが最終的には、と、 一時預かりさんのところに行く予定だった犬たちが、K氏の、に、ま、 あの…K氏のところで足止めを食らった状態でいるのが…で、先が 見えなくなってしまって、DPの犬たちの先が見えなくなってしまった、 という事、がありまして、途中でやめることになっ…広島DPに 入った時に、最後の1頭まで…が、幸せをつかむまで私は 関わり続ける、逃げないというふうに決めておりましたので、 その状況でやめるという判断もできませんでした。 原弁:ふうん。 あなたが辞めた時には、他のスタッフはですね、えー、今残ってる人、 誰なんで。あなた辞める前に多くのスタッフの人も辞めてるわけですか? Y:広島ド…当時、の方たち以外大阪でスタッフをされていた方たちが (聞取り不能)ました。 原弁:ふうん。で、あなたはまぁ、辞めなかったと。 Y;はい。 原弁:えー、それでどういうわけで最終的には辞められたと。 Y:3年間、苦しかったです。自分にも、自分の優柔不断が招いた 結果でもあり、簡単にそんなの関係ないとか…それに守れんかった 多くの人たちの善意を裏切った形になった。それを自分を責めていました。 原弁:ま、それが、(聞取り不能)にあって、辞める機会がなくなった。 こういうことですか。 Y:その時に自分の中で、DPのことに団体Aに対して思っていたこと だとか、そういったことがよぎりまして、蓄積していたものだと いうことで、うん…ちょうどその時期にその、辞める決断をしたのは、 その、理事の、選任の際に、任期満了に伴い(聞取り不能)選任という 言葉がありましたので、これを機会にという気持ちでおりました。あと、 DPの、に(聞取り不能)状態で(聞取り不能)ました。迷惑をかけた (聞取り不能)に、今から先、迷惑かけた分を取り戻さなければという 思いもありまして、団体をやめ、保護活動からも身を引き、生きていこうと いうふうに決めて(聞取り不能)ました。 原弁:ふうん。 最後に何か言いたいことあれば(聞取り不能)。 Y:(ほとんど涙声)多くの人たちが、私の、ほんとに、何も知る立場 ではなく、(聞取り不能)した。思っていることが正しいかどうかっていう ことも、確認もしない(聞取り不能)でした。そして自分は保身に走り、 (聞取り不能)生きていきたいと思います。でも、どれだけ多くの人たちが 傷ついたか、っていうことを考えますと、もし本当に、そのような事実が あるのであれば、その事実を認めて、傷つけた方たちに傷つけたことを ちゃんとしていただきたいなという気持ち…。 原弁:はい、良いですか? 私の方、結構です。
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広島DPボランティア基金返還等請求訴訟第18回
平成19年(ワ)第1904・4279号 2009年8月28日(金)13時30分より 808号法廷 証言内容6 この日一人目の証人である元広島支部長のY氏証言です。 全体に小声で、ときに早口になりがちだったので、 書き取れなかった箇所や、聞き取れなかった箇所が多くなっています。 必然的にメモが雑になり、まとめることが難しくて 一気にというわけにいかなかったので、いくつかに分割してUPします。 ●元広島支部長のY氏 主尋問(原告代理人→証人)途中部分 原告弁護人(以下、原弁):ということであなたの(聞取り不能)は、 進まなかったと、こういうことですね。 証人Y氏(以下、Y):はい。 原弁:それでは、えー。(聞取り不能)ですね、えー。広島で 寝泊まりは、したことが、ボランティアあるいはスタッフの方は 泊ってたんですか。 Y:はい。 原弁:泊っていたんですか。(聞取り不能) Y:大阪から(聞取り不能)団体Aのスタッフの方々、私以外の 5名、の方々、が、パークの敷地内に(聞取り不能)した。それと 遠方からお越しになられていた(聞取り不能)ボランティアさん達、 (聞取り不能)。多い時で10人くらいは(聞取り不能)してるん ですけれども 原弁:ボラン…ボランティア以外でスタッフの…で、あの、そこの (聞取り不能)どなたですか。 Y:団体代表氏、団体統括、副代表のFさん、広報のSさん と、あの…YBさん。 原弁:はい…。それでえーそういう人がですね、食事とかそういうのは えー、どっから取って… Y:DP内にレストランの跡地のような(聞取り不能)施設がありまして そちらの方でF副代表が主に買い出しに行かれまして、そちらで自炊を するような形で 原弁:あなたもそこの夕食会には参加してたんですか。 Y:初期のころには参加しておりました。 原弁:途中でやめた。 Y:はい。 原弁:それはどう理由で? Y:……疑問に思うことがあったからです。 原弁:どういう点でですか? Y:資金、基金が………(聞取り不能)使われているということに (聞取り不能)思うところがありましたので、そのお食事(聞取り 不能)ことがどこから出てきてるのかという(聞取り不能) 原弁:(聞取り不能)資金がどこから出てるか(聞取り不能)あなた としてはえー、基金(聞取り不能)があるかもしれないので、遠慮したと。 こういうことですか。 Y:はい。 原弁:(聞取り不能) Y:はい。 原弁:ふーん。(聞取り不能) かなりのですね、寄付金があったと思うんですが、 それについて聞きますが。お金はどのような形で入っておりました。 Y:はい。私の知る限りでは、(聞取り不能)ました。 原弁:え?ああ、はい。どんな(聞取り不能)ですか。 Y:まず、銀行口座の振り込み、現金書留、手渡し、募金箱、物資の 中に現金(聞取り不能) 原弁:現金書留や物資の中に入って(聞取り不能)見たことありますか。 Y:初期のころに数回。 原弁:募金というのはどこに入れるんですか。 Y:(聞取り不能)目にしていたのは二個ありました。 原弁:はい。どんな入れ物ですか。 Y:ひとつはDPの入り口にありました。アンケート用紙を入れるような (聞取り不能)透明な(聞取り不能)に、が、(聞取り不能)。 で、もう一つは事務所の中のあの、そ、入り口…(聞取り不能)入口に近い カウンターのようなところがあるんですけれども、そのカウンターのある (聞取り不能)に、大体目測であの…70Lくらいの(聞取り不能)の中に たくさんのお金が入ってるのは(聞取り不能)。 原弁:えーどれくらいのお金が、あの、入ってたか 具体的にはわからん。ね? Y:はい。 原弁:それは、えー(聞取り不能)って言うことはわかるんですか。 Y:はい。 原弁:それはどういうことから。 Y:あの、メディアの力のもありまして、(聞取り不能)の力もありまして 多くの方々にこの惨状というのは知れ渡りました。それを目にした 多くの方々がひっきりなしに(聞取り不能)募金をしたいんだけど、 寄付をしたいんだということで、お電話をいただき、口座を教えて下さい というお電話をいただきまして、その内容がかなりの数でしたので、 それ、その数から予測されるからです。 原弁:えー、電話が一日中ひっきりなしに鳴ってたんですか。 Y:早い時は朝の8時ころから鳴り始め、大体7時、夕方の19時20時ぐらい まで鳴ってることもありました。 原弁:ふーん…物資はどれくらい来てました。たくさん運んでおった というのはわかります Y:はい。 原弁:それはどういうことで Y:まず、は、広島の方にあの、来られる前。まだ表面化…表面上に 出てない、えと、17日から9月の17日ちょっと前くらいからインター ネット上で、その(聞取り不能)場所を伏せた形でレスキューが、 こういう犬達のレスキューが行われてるということがインターネット上で 告知されました。 その状況を見た方々からまず大阪の事務所、都島の方の事務所に 届きだしていたという話を聞いて、その26、9月の26か、に、大阪でその、 (聞取り不能)事務所で譲渡会が行われたの(聞取り不能)そうですけど、 そのときもかなりの数のトラックが、物資を配達しに来ました。で、 広島DPの方に場所が移りましてからは、DPに続く道に、坂に (聞取り不能)物資を運ぶトラックが渋滞を起こすほどの(聞取り不能) ものを、パークの敷地内から(聞取り不能)ありました。 原弁:はい。それから(聞取り不能・支出?)関係の結果あの、 聞きたいんですけれどボランティアが、の人、これはあれですか。 もらえるんですか。 Y:無償です。 原弁:あなたは? Y:もちろん無償です。 原弁:無償。そうするとあなたとしてはどういうことに支出したと、 あなたの知ってる範囲ではどうですか。お金を使われた先。で、 あなたの知ってること。 Y:私は知ってる限りのお金の支出に関しましては、獣医師会の (聞取り不能・関与?)がありまして、それまで個別に病院に出せる範囲で 出していた、その医療費というものがすべて一括して獣医師会から 請求されるということで、その請求金額っていうのが大体50万から60万と いうことを聞いております。それに対しまして(聞取り不能)ということを (聞取り不能)ます。 原弁:あなたはその支出としてはその、ん〜獣医師会に払われた、あー 治療費ぐらいだとこういうことですか。 Y:はい。 原弁:それで…あなたは辞められましたね? Y:はい。 原弁:えー、スタッフを。いつ辞められました? Y:2008年5(9?)月末…。 原弁:ふん。えー辞められたのは、ま、最近ですね。一年ほど (聞取り不能)。 Y:はい。 原弁:このびょ、えー運動ですね。団体Aの運動についてえー疑問とか おかしいと。言うふうに思われたのはいつからですか。 Y:まず、一番初めに思ったのは、DPの事件が始まりまして、早期の 段階で譲渡会の日が決定しました。その決定の経緯は私には わかりません。ですが、その、先ほども申しましたように治療が進まない 現状、というものが、に、なっておりましたので、(聞取り不能) 早いうちに各家庭に犬たちを、あの、譲渡して、そのお金で (聞取り不能)に(聞取り不能)のほうがいいだろうということを、 私自身も思いましたので、その譲渡会について自体はそれでいい と思ってました。 ですけど、その際に、じゃあまあ、医療費に使いますというふうに 集めているそのお金はどこに行くんだろうかと。という疑問を持ちました。 で、でもその中で自分で否定したのは、きっと里親さんにあの お金が行くというふうにそれは、思っておりました。あの、病気の… あの、するわけですから、そういって思っていたのですけれども、それが、 あの実現しなかった…という気持ちもあって、それでも、医療費が 足りませんという同じ名目で募金を集めて、それを続けている ということに対して、これはまぁ、まずいんじゃないかと。 原弁:つまり…治療、犬の治療はえー、DPとしてあまりやっていない。 ということですね?進んでいないかった。 Y:進んでいません。 原弁:本来はそれがまず進められると思っていたわけですか? Y:当初はそれを進められると、それを望んでおりました。 原弁:で、動物…進められないが、早いことおー、里親に行くにも (聞取り不能)こういうことですね。 Y:はい。 原弁:さてそうすると、治療ではあまり使わないわけですね? Y:はい。 原弁:しかし治療代、犬の治療代(聞取り不能)募っていたと いうことですか。 Y:はい。 原弁:うん…。それからスタッフの人は、えーうー数人、いた ようですけれど、この人たちはどうなりました。今もいますか。 Y:現在私がわかる範囲としては当時のDPが始まったころの スタッフさんということで、今団体Aのほうに(聞取り不能)のは、 団体代表氏、団体統括、F副代表の3名だと思います。 原弁:そのほかの人たちはどうしたんですか。どうなったんですか。 Y:時期は同じくしてではないんですけれども、辞めていかれました。 原弁:自分から辞めた?解雇されたりもしたんですか。 それはないんですか。 Y:解雇という言葉が正しいかどうかはわかりませんが、代表氏の、その、 考えに賛同できないのなら、(聞取り不能)となって、じゃあ 辞めますというふうにして、(聞取り不能)は知っています。
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本日の裁判の傍聴記です。
■広島DPボランティア基金返還等請求訴訟第19回 原告側…原告代表氏他6名程・代理人 被告側…団体代表氏・代理人 傍聴人…20〜30名程度。被告側に、団体統括と他、計5〜6名 ●証人尋問が行われました。 原告側・原告代表氏 被告側・被告団体代表氏 団体代表氏は、前回と同じく、証言を聞く間は椅子の背とひじ掛けに 体重を預けてだらんとした体制。ときには体を起こして前のめりの 姿勢もあり。 服装は水色の長そでシャツに黒か濃い紺のスラックス。 原告代表氏は白地に青の細いストライプの入った、 デニムのパンツセットアップ。 各証人の証言内容に関しては、前回の証言のUPが終わり次第、 順次UP予定です。
おそらく結審予定…と聞こえたのですが… もしそうだとすると今年中に判決となるかもしれません。 |
広島DPボランティア基金返還等請求訴訟第18回
平成19年(ワ)第1904・4279号 2009年8月28日(金)13時30分より 808号法廷 証言内容5 この日一人目の証人である元広島支部長のY氏証言です。 全体に小声で、ときに早口になりがちだったので、 書き取れなかった箇所や、聞き取れなかった箇所が多くなっています。 必然的にメモが雑になり、まとめることが難しくて 一気にというわけにいかなかったので、いくつかに分割してUPします。 ●元広島支部長のY氏 主尋問(原告代理人→証人)はじめ部分 原告弁護人(以下、原弁):林氏と知り合いになられた経過とか、 広島DP以前の関係はどんな関係だったのですか。 証人Y氏(以下、Y):一番初めの知り合ったきかっけというのは、 2005年3月。ホームページ上での(聞取り不能)に感銘しまして、 それでアクセスしたのが(聞取り不能)です。 で、その後直接お会いしたのは、その一年後、に、初めてお会い しまして、その後団体Aの譲渡会に参加したので(聞取り不能) でした。 原弁:そうすると、広島DP以前からの知り合いだった ということですか。それであなたは広島の方で、えー、団体A関係の 仕事を手伝っておられたんですか。 Y:その、えー、DP以前では広島での活動というのはしておりません。 団体Aの。(聞取り不能) 原弁: で、広島支部長と呼ばれておったと。というのはどういう (聞取り不能)ですか。 Y:(聞取り不能)譲渡会で(聞取り不能)団体Aと(聞取り不能) 親交を深めていく中で、ニックネームとして広島支部長という 呼び名ができました。それが、広島DP事件が始まりまして、 そのまま定着した形です。 原弁:なるほど。で、広島DPの事件について、関与したっちゅうのは いつごろなんですか。だいたいで結構です。 Y:だいたい…そのお話を(聞取り不能)2006年の9月の12日か13日 くらいに(聞取り不能)ます。 原弁:当初にやった行動というのはね、どういうことですか。 Y:まず当初は、DPの現状というものを水面下で状況を把握すると いうことで(聞取り不能)ました。 原弁:その時は団体Aは別に広島DPに具体的にし、あの…なんですか? 活動していたわけではないわけですか。 Y:… 原弁:DP事件があって、その様子を見に…調査しに行ったんですね。 Y:調査…DPに足を踏み入れたという形になったのは9月の17日。 初めて入った(聞取り不能)。 原弁:うん、そのときは、あの、団体Aが全体を世話していたわけ ではないんですか。 Y:はい、その時はまだ前の…DPの所有者が犬の世話をしてました。 原弁:で、えー、ドっ…広島で団体Aとともに活動しだしたのは どういう(聞取り不能)ですか。 Y:DPがはじまりまし…あの、DPの(聞取り不能)広島支部長 という、あの、肩書で活動すると、活動が始まったんですけれども、 そのときは代表氏の指示を受けて、大阪と広島の連絡(聞取り不能) という形で(聞取り不能)ました。 原弁:そうすると、DP事件があって、団体Aが入ってきていろいろ 活動しだしたと。こういうことですね。 Y:はい。 原弁:はい。えー、ドッ…えー団体Aどういうし…何人ぐらいのスタッフ がどこにおったんですか。 Y:当初DPが始まるころは、えと、大阪のほうに大体10名くらい (聞取り不能)けど、 原弁:で、広島の方は。 Y:広島はその当時は私、始まったころは一人でした。で、その後に DPのあの事件が始まりまして、あの…一人また一人とあの、大阪から お越しいただきまして、最終的には私を含めて6名(聞取り不能)で、 活動していました。 原弁:それから…ええ、ボランティアの人はどのくらい来てたんですか。 Y:ボランティアの方々…DPが始まってすぐ(聞取り不能)10人程度 だったんですけどメディアの方とか、インターネット上の(聞取り不能) 多い時では500人とか1000人近い人がお越しいただいてたんじゃないかと 思います。 原弁:えー、ドッ…そこではどのような活動が行われてました? Y:活動は… 原弁:みなさんと。ボランティアとかスタッフのしてた内容ですね。 Y:ボランティアさん方は、皆さん犬舎に入られまして、動物の世話を してくださってました。そして(聞取り不能)スタッフと(聞取り不能) は、統括的なあの…運営の…運営………指示… 原弁:あなたとしては何をしてたんですか。 Y:私自身は(30秒ほど記録できず)事務所の清掃だとかそういった、 そういったその…(聞取り不能)ないので、継続して行う、あの、役目 というのは負いませんで、(聞取り不能)時に指示があった時に急ぎの物を させていただくという形で 原弁:そういう(聞取り不能)指示はだれがするんですか。 Y:直接的には統括。 原弁:統括って誰ですか。誰のことですか。 Y:(代表氏の妻とされる人物氏名) 原弁:ハ△□? Y:(代表氏の妻とされる人物氏名)です。 原弁:(代表氏の妻とされる人物氏名)?代表氏の?奥さん? Y:はい。 原弁:奥さんのこと統括呼ぶの? Y:はい。 原弁:はい…。その人が(聞取り不能)ですね。 ハ、あの…この…代表氏はどういうことされてました。 原弁:……(聞取り不能)私の目から見ると、事務所内にある 代表氏の(聞取り不能)ありまして、そちらのほうにいて、PCの 前に座って…中身、具体的な中身というのは(聞取り不能)も、 あの…おおまかな指示というものはあったんではないかと。 原弁:直接犬に触れての救護体制、救護活動なんかはされていた わけじゃないんですか。 Y:ええ… 原弁:そこへ、えースタッブないしボランティアがが来られた 広島DPに来られた目的はなんなんですか。どういうことをするために 来たんですか。 Y:(聞取り不能)状態の(聞取り不能)健康な状態へできるだけ 導いて、家庭に(聞取り不能)して、(聞取り不能) 原弁:ふうん…病気の犬を治療してえー、里親に渡すと…そういう 仕事が目的と、こういうことですか。 Y:はい。 原弁:ふうん。それは、順調に進みましたか。(聞取り不能)わからない ですね。犬の治療なんですけれども、(聞取り不能)ですか。 Y:はい。ほぼ全頭が病気(聞取り不能)ました。 原弁:うん、それに…対してやった治療で、どんなことしました。 Y:まず早期に行えることといたしましては、全頭下痢をして おりました。それに対しては腸内寄生虫ということが一番に懸念 されましたので、その腸内寄生虫対策ということで投薬(聞取り不能) お薬を全頭、早期の段階で投薬しております。ですけど、それだけ ではなく(聞取り不能)、(聞取り不能)形、が、おりましたので、 その子達に関してのあの、治療を進めていきたい希望があったんですが、 原弁:その治療はどういうことだったんですか。具体的にどんなん。 Y:… 原弁:順調に進みましたか。 Y:順調に、…とは、言えませんでした。 原弁:どんな面で順調じゃなかったんですか。 Y::まず獣医師の受け入れ態勢というものに、問題が生じておりました。 原弁:それから? Y::その…獣医師の受け入れ態勢というものがととの…あの、なかなか 整わなかった(聞取り不能)、置き去りになってた部分もありました。 原弁:うん、で、治療のほうは、えー、団体Aとしては、どんどん しようという姿勢でお金なんかも出したわけですか。 Y:……… 原弁:治療…この犬が治療し欲しいということになればすぐに 医療機関などのね?(聞取り不能)できたんですか。 Y:多くの人たちあの、犬を見てこの子はすぐ病院連れて行った方が いいといわれる犬もおりましたが、様子観察という形で命を落とした 犬もいました。 原弁:あなたとしてはもっと治療さしてやった方が良かったという 意見ですか。 Y:私個人的にはしてたと思います。 原弁:それがどうして(聞取り不能)行かなかったんですか。 Y:………(聞取り不能)対しても、(聞取り不能)の問題も ありましたし、様子観察という指示もありましたし、頭数の多さも ありましたし… 書記官:とうすのおおさ・・・? Y:あの…当初、当初の、ちょ、ん、(聞取り不能)が、ま、いろいろ… 数が、やっぱり多かったというのもありましたので、 原弁:様子観察つまり、治療するまでにもう少し観察しろという 指示があったと、こういうことですか。 Y:はい。 原弁:ふーん
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