宇都宮徳馬、張香山両氏が十数年前に始めた日中両国の対話が、宇都宮氏没後途絶えていたが、今回、それを第二期として再開。会議自体は全て非公開。
中国側は、中国国際交流協会、人民解放軍、徐敦信元駐日大使、外交部日本課長、中国社会科学世界経済政治研究所、国家発展計画委員会対外経済研究所など多彩なメンバーがそろう。宇都宮、張両氏のまいた種は深く根を下ろしている。
中国側の多彩なメンバーと個人的に知り合え、人脈が一気に広がったことに感謝。
しかし、会議自体は、やや物足りない。時間がなかったこと、そして五十五年体制のイデオロギーが、日本側参加者からこの対話に色濃く持ち込まれ、具体的に、日中関係をどうするかということには、つながらなかった。
昨年会った中国共産党全国青年連合会幹部と再会。最近北京ではやりだというティーサロンでお茶を飲み、副秘書長の地元の貴州料理のなまず鍋をつつき、北京の若者に人気があるという三里屯ヘ繰り出す。まず、この組織をきっかけにして、若手の交流を始めていきたい。中国の若手は、青年連合会グループ、秘書団グループ(幹部の秘書の経験者 )、そして上海グループだという。(もちろんこれは「政治的」な若手という意味で)。
北京に来て、北京ダックを食べないような交流も重要なはずだ。
人民日報には日本の情報を中国に伝える日本部と日本に情報を発信する日本語部があり、インターネットで情報を積極的に流している。取材を受ける中で、中国語でもホームページを作っていくことを考えようと思った。
李鵬氏との会見の中で、わざわざ「親孝行」のことをほめていただいた。かなり、中国でも報道されたらしい。 |