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舛添厚労相、自民総裁選挙の不出馬表明 「責任痛感」

2009年9月2日11時29分

 舛添厚生労働相は2日、自民党総裁選について「安倍、福田、麻生3内閣で大臣を務めた責任を痛感しているので出馬しない」と記者団に語り、自らは立候補しない考えを表明した。舛添氏は次期総裁の最有力候補とみられていただけに、総裁選の行方は混沌(こんとん)としてきた。

 舛添氏は、衆院解散前から「日本は舛添要一を中心に変えていく」と公言し、総裁選への出馬に意欲をみせていたが、政治経験が浅いことや参院議員であることから党内に抵抗感も強かった。31日に青木幹雄前参院議員会長、1日には森元首相と相次いで会談し、出馬見送りを決めた。

 総裁選は、国会議員票を上回る地方票300票を党員投票で割り振る方式となり、知名度の高い舛添氏が有力視されていた。今後は石原伸晃幹事長代理や石破農林水産相、谷垣禎一元財務相らの動向が注目される。

 舛添氏は記者団に「『手を挙げて欲しい』という声が毎日増えているが、そうした方々の努力が無駄にならないよう早く言った方がいいと思った」とも述べた。

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