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覚せい剤取締法違反(使用、所持)の罪で起訴された女優の酒井法子被告(38)は17日午後6時30分、東京湾岸署から保釈されたその足で向かった東京・竹橋の如水会館で記者会見。「もう一度生まれ変わった気持ちで心を入れ替え努力していきたいと思う」と言葉を絞り出し、更生を誓った。
今後しばらくは病院でメンタル面の治療を試みる酒井法子被告だが、再起への道は、拘置施設での生活よりも数段険しいイバラの道となりそうだ。薬物更生施設「ダルク」の関係者は「精神的ケアが必要。患者さんのなかで、これまで再犯しなかったのは100分の1程度」と長期依存症患者の完全回復が極めて難しいと断言した。
同施設では医療行為を行わず、薬物依存者同士で団体生活を送る。拘置所のような規則正しい生活は必須条件で、1日2回のミーティングも開催。同じ悩みを持つ仲間と一緒に回復を目指し、仮に酒井被告が入寮しても「環境は大切で、周りのサポートが必要です。まずは、自分を大切にすることからの治療」と話す。
酒井被告は逮捕から40日が経過。当然その間は薬物は使用していないが「きっと、自動販売機でタバコを買うような感覚で、覚せい剤をやっていたんでしょう。もし、薬物を目の前に置かれたら『やりません』と言えるかどうか…」。専門施設に入寮してさえ、実際に完全に更生できるのは、ほんの一握りだという。酒井被告の場合、有名人の立場上、好奇の目で見られるのは間違いなく、現実問題として入寮さえ困難だ。
精神科医で筑波大学名誉教授の小田晋氏は「入院して薬から遠ざかる生活が必要。吸いたくてイライラする気持ちを我慢すること(心理療法)から覚えないと」と指摘。だが、酒井被告の場合、夫の高相祐一被告も逮捕されており、世帯収入はしばらくの間全くなくなる。高額な入院費を長期間負担するのは厳しい。精神的にも金銭的にも先の見えない生活になりそうだ。
(2009年9月18日06時00分 スポーツ報知)
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