保釈決定から4日目にようやく保釈された酒井被告。16日に保釈金250万円、17日に残る250万円を納付する異例の“分割”方式をとったが、その裏には、保釈後の引受先がない、という事情もあったとみられる。
当初は逮捕までの逃走を手助けした建築会社会長(71)が身元引受人となり、保釈保証金500万円を支払うとの見方があったが、保釈決定後に完全否定。共犯の夫・高相被告とは同じ身元引受人になることができないため、高相被告の両親の線も消えた。身元引受人は一緒に“逃亡”した継母(62)とみられる。
落ち着き先についても二転三転したもよう。東京・南青山の自宅マンションでは人目につきすぎる。杉並区にある継母のマンションは長男(10)の学校から遠く、報道関係者にも知られた。“引受先”がなくなった中で唯一、浮上したのが病院だったと指摘する関係者もいる。この病院には継母が入院しているとの情報もある。