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白鵬、盤石の5連勝!横審には無関心

 白鵬が寄り切りで把瑠都を下す=両国国技館
 白鵬が寄り切りで把瑠都を下す=両国国技館

 「大相撲秋場所5日目」(17日、両国国技館)

 横綱白鵬が小結把瑠都を寄り切り、初日から5連勝とした。本場所総見で来場していた横綱審議委員会(横審)の委員からは、白鵬が場所前のけいこで「やる時はやる。横審に言っとけ」などと挑発するような言動をしていたことに苦言を呈する声が上がったものの、白鵬は無関心だった。横綱朝青龍も旭天鵬を寄り切って5連勝。大関日馬富士は3敗目を喫した。

  ◇  ◇

 強い。とにかく強い。白鵬は左四つから強引に右をねじ込むと、把瑠都の上手を切って得意の右四つになった。自分より31キロ重い相手を引きつけると、じっくりと前へ出て寄り切り。「なんか重いし、時間がかかった」と振り返った。

 4日のけいこ総見でけいこ不足を横審に指摘された。6日には50番を取った後「やる時はやる。横審に言っとけ」と挑発したと報じられた。この日、横審委員からは「思い上がっているのでは?」(歌舞伎俳優・澤村田之助委員)と懸念する声も上がった。

 白鵬は「(横審は)気にしていない。(澤村委員は)知らない。誰、それ?」と、とぼけるマイペースぶり。“角聖”と呼ばれた横綱双葉山を目指す白鵬の耳には、横審の声も届かないのかもしれない。

(2009年9月19日)
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