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鳩山内閣誕生から一夜明けた17日、新閣僚らが初登庁した。「ミスター年金」こと長妻昭厚労相(49)は、多数の職員に出迎えられたが拍手はゼロ。「脱官僚」を掲げる新政権との“未知との遭遇”に各省庁で異変が続いた。一方、共同通信社が16、17の両日実施した全国緊急電話世論調査で内閣支持率は72・0%を記録。鳩山由紀夫首相(62)は「ご祝儀相場」とクールに対応してみせた。
官僚にとっては新閣僚も“宇宙人”だった。長妻氏は午前10時すぎ、厚労省に到着。200人近い職員が出迎えたが拍手はなく、1階ロビーは妙な緊張感に包まれた。
うるさ型でならし、職員から警戒された舛添要一前厚労相(60)の初登庁時ですら拍手で迎えられたが、やはり長妻氏は“招かれざる”大臣のようだ。
国会でバトルを繰り広げてきた舛添氏との事務引き継ぎでは「今度は追及される方なので」と恐縮気味。しかし、職員への訓示では「皆様方は私に対していろいろな思いを持っておられるかもしれないが、今後は一丸となって国民に奉仕する役所に変えていきたい」と民主党のマニフェストの冊子を手にハッパをかけた。
厚労行政を厳しく批判追及してきた「ミスター年金」は、厚労省にとってはまさに天敵。「今後どんな指示がくるか分からないので気を引き締めないと」(同省幹部)と戦々恐々としている。
異変が起きたのは厚労省だけではない。赤松広隆農相(61)が農水省に登庁したが、出迎えの職員はゼロ。赤松氏自身が「職務に専念するように」と指示し、慣例の出迎えを拒んだものだった。ほかの新政権の閣僚らも、次々と従来政策の見直しを打ち出し、各省庁で波紋を広げている。
一方、共同通信社の世論調査では、新内閣の支持率は72・0%(不支持率13・1%)をマークした。宮沢内閣以降、内閣発足直後の支持率では小泉、細川両内閣に続く3位の高水準。支持する理由は「政治改革に期待できる」が29・2%で最多で「脱官僚」を掲げる姿勢が世論の高い支持につながった形だ。
内閣発足の感想を「未知との遭遇」と語り、複雑な胸中を示した鳩山首相は、高支持率に「大変ありがたいが、“ご祝儀相場”との認識の中、仕事をきちんと行い、さらに(支持率を)高めていきたい」とひとまずホッとした様子。「官邸にいると窒息しそう。できるだけ外に出る首相になりたい」とコメントにも余裕が感じられた。
ひとまず好発進の鳩山内閣だが、政治評論家の有馬晴海氏は「『脱官僚をやる』と言っているのだから見守るしかない。ただ鳩山さんが就任会見で『政権が失敗しても国民は寛容でいて』と予防線を張ったのはいただけない」と指摘。「すぐ結果を出してほしいから国民は1票を投じたはず。失敗が続くようだと支持率急落もありうる」と語った。
(2009年9月18日06時01分 スポーツ報知)
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