新型インフルエンザに感染した横浜市の小6男児(12)が死亡したのを受け、厚生労働省は18日、簡易検査で陰性であっても、インフルエンザのような症状がある場合はタミフルやリレンザの投与などの治療ができるとする事務連絡を、都道府県を通じて医療機関に出した。この男児は、2度の簡易検査でいずれも陰性の結果が出ており、治療薬は使われなかった。
簡易検査は発症初期段階では陽性と判定されないことも多い。これまでの15人の死亡例のうち、簡易検査が陰性だったのは男児のケースを含め4例あるといい、厚労省は改めて早期治療を呼び掛けることにした。【清水健二】
毎日新聞 2009年9月18日 20時31分